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【動画】孤狼の血がいいのは中村倫也だけで普通につまらない!(感想)

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以前にもどこかで見たことのあるようなワンパターンなやくざ映画。これがヒットするとか日本大丈夫かよっていうぐらい退屈です。42点(100点満点)

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孤狼の血のあらすじ

昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の「尾谷組」がにらみ合っていた。ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の刑事二課主任・大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。

シネマトゥデイより

孤狼の血の感想

止められるか、俺たちを」、「サニー/32」、「彼女がその名を知らない鳥たち」、「牝猫たち」、「日本で一番悪い奴ら」、「凶悪」、「凪待ち」、「ひとよ」などで知られる白石和彌監督による、平凡なやくざ映画。

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出演者がただ格好つけてるだけのよくあるバイオレンスムービーで、リアリティーはないし、テンポは悪いし、長いし、普通にぐっすり眠れます。やたらと評判が良かったので期待してみたらつまらなくてびっくりしました。

物語は、広島の呉原を舞台に抗争を繰り広げる加古村組と尾谷組、そして暴力団壊滅をもくろむ警察組織を描いていきます。

主要キャラクターは、やくざの内部を知り尽くしたベテラン刑事と正義感の強い新米刑事。二人が行方不明になった会社員を探しているうちに暴力団同士の抗争が拡大していき、やがて多くの人々を巻き込む大事件へと発展していく、というのが話の流れです。

前半は話の展開がスムーズだし、そこそこ見れるんですが、後半になると一気につまらなくなりますね。何がダメって脚本がダメね。

あとスケールの小ささね。狭いところで起きている小さな組織のいざこざを取り扱っているからか同じメンツが何分起きかに交代交代で登場するのが、見ていてつまらないです。「抗争」っていうならもっと人数増やして、エキストラにもお金かけてもらいたいですね。

目的のためなら手段を選ばないベテラン刑事が違法行為を繰り返すのを見て、真面目な新人刑事が止めに入る、というコントラストがありきたりです。主要キャラクターにオリジナリティーが全くないです。

邦画って基本的に警察もやくざも同じ人しか出てこないですよね? 警察だったら汚職警官か真面目な警官か、やくざだったら温厚な初老の親分か血気盛んな若い子分かみたいな。2種類しか選択肢ないのかよ。

アウトレイジ」とよく比較されるけど、「アウトレイジ」のキャラが紛れ込んでいても絶対気づかないから。その逆もしかりだけど。

結局、サングラスかけて派手なスーツに身を包み、タバコを吸って方言で喋ったら「悪い男」のできあがりみたいな発想しか持ち合わせてないでしょ。それじゃあ印象に残らないって。

唯一、インパクトがあったのは尾谷組の鉄砲玉ともいえる組員を演じた中村倫也ぐらいですかね。目がいっちゃってたし、喧嘩になったら耳を噛んだり、狂気を感じさせてくれるのがよかったです。

暴力シーンには結構力をいれていましたね。豚の糞を食べさせたり、性器からナイフで真珠を取り出したり、日本刀で首を切ったりといった残虐で痛いシーンをこれでもかというぐらい見せています。

一方でベッドシーンになると相変わらず腰抜け演出で、美人局やる女がブラジャー取らなかったり、枕営業してるスナックママが胸元見せるだけだったり、バランスが取れてませんね。

よりによってこれ続編作るんですか? どうせなら「アウトレイジ」VS「孤狼の血」みたいに両作品のキャラクターをコラボさせて、エイリアンVSプレデターみたいにしたらいいじゃないですか。

それで関西弁と広島弁と関東弁で「うるせえバカ野郎」って言い合ってたら一本映画が撮れちゃうんでしょ?

コメント

  1. 九州男児 より:

    よくあるパターンって言うけど最近はあまり見ないタイプだし、あえて王道で勝負してるのがいいじゃない。
    作者も仁義なき戦い、や、警察対組織暴力に影響されて書いたらしいし。
    中村倫也が唯一いいって言ってるけどあのタイプのちょっとイってる若い奴も普通にありきたりと言えると思うけどな。全然ありきたりでいいんだが。人物の見た目にしても、昭和のヤクザや男達を表現してるんだから、客が昭和のヤクザだな~って一目でイメージできる、基本の形で正解だと思う。そしてそれがあれだけかっこよく写ってるから素晴らしいし、憧れられる。それだけでも魅力のある映画ってなると思う。
    とりあえず、ありきたりとか、オリジナリティーが、とか言うのはこの映画の意図がまるでわかっていない。この映画は、昭和のヤクザ映画の雰囲気や、昭和の熱い男達の熱気を感じられる希有な平成の作品。若者たちが見て憧れ、男を上げることができ、おじさんも熱くなれる作品。

    王道、オーソドックス=批判対象って言うひとは自分のことを考えが深いと思っている浅いひとです。