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彼女がその名を知らない鳥たちは蒼井優がすごい!ネタバレと感想

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演技、演出、キャスティングがよく、本気度が伺えるスリラーテイストの恋愛ドラマ。濡れ場あり、終盤にちょっとしたサプライズありでエンタメ度高めです。55点(100点満点)

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彼女がその名を知らない鳥たちのあらすじ

15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と共に生活している北原十和子(蒼井優)は、下品で地位も金もない佐野をさげすみながらも、彼の稼ぎに依存し自堕落に過ごしていた。ある日、彼女は8年前に別れ、いまだに思いを断ち切れない黒崎に似た妻子持ちの男と出会い、彼との情事に溺れていく。そんな折、北原は刑事から黒崎の失踪を知らされ、佐野がその件に関係しているのではないかと不安を抱き……。

シネマトゥデイより

彼女がその名を知らない鳥たちはベッドシーンがいい!

同名小説の実写化で「ひとよ」、「止められるか、俺たちを」、「孤狼の血」、「牝猫たち」、「凶悪」、「日本で一番悪い奴ら」、「サニー/32」、「凪待ち」などで知られる白石和彌監督による歪んだ恋愛ドラマ。

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彼氏に食べさせてもらっているニートで性悪の女がイケメンにのめり込み、不倫をし、依存していく姿を描いた作品です。

ヒロインは、蒼井優扮する関西人の十和子。彼女は口が悪く、事あるごとに店にクレームを入れ、周囲の人々を困惑させます。

特に同棲している彼氏、陣治に対しての扱いがひどく、彼が自分にゾッコンであることをいいことにまるで奴隷のように酷使します。

そんな十和子はイケメンにはめっぽう弱く、ハンサムな男の前では急に乙女になり、弱くなります。以前、付き合っていた妻子持ちの黒崎には金を貢いだうえ、暴力まで振るわれてもいまだ彼のことが忘れられないでいます。

ある日、十和子はブティックで働く既婚者の水島と出会い、たちまち恋に落ちてしまいます。最初は対等な付き合いだったのが時が経つにつれ、十和子は水島にもいいようにもて遊ばれ、何でも言うことを聞く従順な女になっていきます。

他の男にはまり、堕落していく十和子のことを知った彼氏の陣治は、水島と十和子を尾行し始め、三人の関係性は危険な方向へと進んでいく、というのが話の流れです。

最大の見所はほかでもなく蒼井優のベッドシーンでしょう。意外や意外、蒼井優がこの映画ではかなり体を張って演技していました。

これまで蒼井優といえば可愛くて純な女か不思議ちゃんみたいな役ばかりでしたが、ここに来て大きな挑戦をしたのが分かります。

キスシーンはディープキスだし、胸こそ露にしていないもののリアルなベッドシーンをちゃんと自分でこなしています。何か心境の変化があったのかなぁ、と思うぐらい今までとは違った蒼井優が見られるはずです。

また、絡みのシーンだけじゃなく、ブ男には態度がでかく、イケメンには翻弄されっぱなしの下品で性格の悪い女というのがはまっていましたね。ああいう役にあえて蒼井優をキャスティングしたのが功を奏しています。

白石和彌監督のセンスの良さなんでしょうが、本来様々な役をやらせるべきの俳優たちに同じようなキャラばかり演じさせているほかの日本人監督がだらしないのも大きいでしょう。

俳優たちを世間のイメージどおりのキャラクターに仕上げずに性的な部分も含めて、人間の欲望や悪い部分をふんだんにさらけだす。その結果、今まで見たこともないような俳優の演技や知られざる側面が見れるのは楽しみの一つだからね。

一方でストーリーは途中でだらける箇所がいくつかありました。すでに明らかになったエピソードを繰り返し回想シーンで紹介する必要性がなく、特に最後の陣治の回想シーンなんていらないです。

頭のおかしい女によるスリラーで終わらせばいいじゃないですか。なんで最後の3分で取ってつけたような純愛物語にしようとしてるんだろう。

だって陣治が飛び降りる理由が全くないじゃん。十和子が蹴り落とすとかならまだいいけど、意味不明すぎて付いていけませんでした。

たとえ原作がそうだったとしてもラストぐらい変えちゃばいいのにねぇ。タイトルにかけるだけのラストシーンなんていらないから。

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