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デューン砂の惑星はつまらないごまかしSF映画!ネタバレ感想

この記事は 約5 分で読めます。

多くのSF映画に影響を与えた原作を基にした超大作。そこそこ期待していましたが、期待外れでした。40点

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デューン砂の惑星のあらすじ

時は10191年、レト・アトレイデス公爵は宇宙帝国の皇帝からの命令で砂の惑星アラキス、通称デューンへと移住を迫られる。惑星デューンにはメランジと呼ばれる人間の寿命を延ばし、超人的なレベルの思考を提供し、超光速の旅行を実現させるスパイスがあった。

メランジを欲しがっていたのはアトレイデス一家だけではなかった。宿敵のハルコンネン一家も同じで両家はメランジをめぐって激しく争う。

レト・アトレイデス公爵の息子ポールには未来が見える予知能力があった。彼は度々先住民のフレメンの少女と出会う夢を見た。しかしそれがなにを意味するかは分からなかった。

ある日、ハルコンネン一家は、アトレイデス一家に使えるドクターユエの妻を人質に取り、ドクターユエを裏切らせ、アトレイデス一家の基地を攻撃した。

これによってアトレイデス一家は絶滅へと追い込まれ、ポールと母のレディ・ジェシカだけが命からがら生き延びる。そして彼らはフレメンに導かれていくのだった。

デューン砂の惑星のキャスト

  • ティモシー・シャラメ
  • レベッカ・ファーガソン
  • オスカー・アイザック
  • スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン
  • チャン・チェン
  • ジョシュ・ブローリン
  • ジェイソン・モモア
  • ステラン・スカルスガルド
  • デイヴ・バウティスタ
  • ゼンデイヤ
  • ハビエル・バルデム
  • シャーロット・ランプリング

デューン砂の惑星の感想と評価

複製された男」、「プリズナーズ」、「メッセージ」、「ブレードランナー2049」、「静かなる叫び」、「ボーダーライン」などでお馴染みのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による、フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン』の映画化で二部作の前編です。

映像美、音楽、演技はいいものの、相変わらず見せ方、作り方が不親切で誰が誰だか、今一体何が起こっているのかがよく分からないSF作品。

まず最初の問題点として専門用語を多用しすぎているところが挙げられます。空想の世界の話だから多少の専門用語を使うのは仕方がないでしょう。しかし本作は造語のうえに造語を重ねるという手法を使っていて、より原作を知らない視聴者には単語の意味が入って来ないようになっているのです。

例えば惑星アラキス、通称デューン。メランジ、通称スパイス。サンドワーム、通称シャイフルード。どっちかにしろよボケが。

アラキス、メランジ、シャイフルードいらないから。デューン、スパイス、サンドワームだけでいいじゃん。なんで意味不明な通称を増やすんだよ。通称はおろか、正式名称も知らないわけよ、こっちは。それを両方出されたときにはもうなんのこっちゃいなわけなんですよ。

そんなことをするなら全部に通称つけろって思いますね。ポール、通称予言者。ダンカン、通称アクアマン。レト・アトレイデス公爵、通称ポー・ダメロンとか。

不親切なのは名称だけに限りません。例えば緑豊かな惑星カダランから砂漠の惑星アラキスにまで移動するシーンが皆無に等しく、到着シーンだけのダイジェストになっています。そのせいで宇宙の大きさの実感が沸かなければ距離感も想像できません。なんなら電車で移動したのかなっていうぐらいいきなり到着してるんですよ。

そのせいで宇宙戦争っていう感じがせず、大昔の人たちが地上で戦っている印象を受けます。せめて初登場する惑星には名前ぐらいテロップでだしておけよって。途中で別の惑星に寄り道してるだけなのか、もう目的地に到着したのかこっちは分からないんだから。不親切な長距離バスかよ。

ものすごいハイテク戦闘機が出てくるのに戦闘のときは基本みんなナイフで戦うっていう原始的な闘いになるのも違和感を覚えました。ナイフで戦うならナイフで防具をもっと対ナイフ仕様の鎧にしたらよくないか? ゴリゴリの鋼のアーマーを身にまとえばいいのにみんな刺されやすい服を着ているのは笑えますね。

あとヴォイス(声)という敵を自分に従わせる超能力があるんなら、もっと使いまくってさっさと相手をやっつけたらいいじゃないですか。せめてダンカンの命は救えたでしょ。なんのためのヴォイスだよ。

映像は綺麗なんだけど、基本無機質な絵をアップで見せているだけなので、どこの場所も全体像がはっきりしません。あと、全シーンもれなく暗いんですよね。雰囲気づくりなんだろうけど、暗すぎてよく見えないレベルだもん。

文明、文化、生活感、世界観が見えてきません。「メッセージ」も「ブレードランナー2049」もそうだったけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴのSF映画が話に入っていけないのは、いつも一部を切り取った映像しか見せないから、ごまかしてる感があるんですよ。

また、主人公ポールの予知夢みたいなシーンがあまりにも多くて鬱陶しいです。それもポールは未来が見えるっていう触れ込みなのにビジョンはいつもぶつ切り、バラバラだし、全然はっきり見えてないじゃん。普通の人じゃん。可愛い子と出会う想像ぐらい、男なら誰だってできるよ。

上映時間2時間30分オーバーの中、予知夢だけで30分ぐらいあるんじゃないかな。どんだけゼンデイヤを見せたいんだよって。そもそもゼンデイヤ扮するあのキャラは誰なんだよっていうね。

ゼンデイヤとティモシー・シャラメのイチャイチャシーンのせいでこれだけ長尺の映画なのに話が全然進まないし、最後はプチっと途中で中断するかのように切れて終わります。後編に続いていくのは分かるけど、やっと話が始まろうというところで終わるのも拍子抜けしますね。

これだけ豪華なキャストを起用しながら、それぞれほとんど活躍の場も与えられずにすぐに命を落として脱落していくのももったいないですよね。キャラクター自体にバッグストーリーがないので、感情移入しようがないし、いずれにしても情が芽生える前に死んでいくので、あいつなんだったの?ってなりました。

結局のところスタイリッシュな映像を並べただけの特に人間ドラマのない話だったなあ、というのが正直な感想です。後編になってエンジンがかかり、面白くなっていく可能性はなきにしもあらずですが、少なくともこれ単品では面白くなかったです。

>>デューン砂の惑星のあらすじをラストまで徹底解説【ネタバレ】

コメント

  1. シャインマスカット より:

    映画男さんこんにちは。いつも感想アップありがとうございます。
    本作、こんな感じなんですね。正直、SF作品は当たり外れが大きいと思います。まず、SF作品は良くも悪くも「現実離れ」しているので、如何にその世界観を構築して、きちんと観客に伝えられるかが重要だと思うのですが、ここがすごく難しい。そして、上映時間も2時間半〜3時間超と長い作品が多いので、つまらない作品に当たると視聴が辛くなります。

    ティモシー・シャラメ、売れっ子なのか、最近よく出ていますね。「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」でも、映画館の女性客の心を掴んで離さなかったようで、上映終了後に喜んでいる観客が多かったです。「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚にも主演されるようですし。

    • 映画男映画男 より:

      SFは確かに当たりはずれありますね。ティモシーはかなり売れっ子みたいですね。おばちゃんに人気ありそうだもん。

      • シャインマスカット より:

        お返事ありがとうございます。ティモシー、おば様人気が高いんですね!確かに格好いいと思います。

    • 高橋 より:

      DUNEお疲れさまです

      まさにそのとおりで
      分かりづらいのが第一関門というか問題点でした

      原作の本を読んでる方なら
      感動して泣いちゃうほど興奮したと思います。

      他の方も言ってたけど
      原作の半分を真面目にやったもんだから
      面白くなりようがない
      でもそれでも40点台だったのは
      個人的にホッとしてます笑
      (ブレードランナー2049がマイナスだったので笑)
      めちゃくちゃ俳優豪華でしたね
      演技派勢ぞろい

      (ジェイソン・モモアはもうアクアマンのテンションのままで出てて良かった)

      それにIMAXシアター(それも質の良い方のIMAX)
      みたいなでっかいスクリーンでなきゃ
      意味がない映画なのもね
      ちょっとな〜ってこの手の映画は
      毎回思う…
      特にDUNEは映画館でないといけない

      まぁ…ここの部分はでっかいテレビがご家庭ににあるならまだソフト化されても
      カバーできる

      (ちなみに自分は劇中に出てきた建築物、乗り物のデザインだけで
      泣きそうになりましたけど笑
      かっこいいな〜と思って)

      一応ドラマ版のDUNE(2000年)を事前に見たので
      すんなり入りやすかった…
      後半なのでのネタバレも知った状態で見ました

      あとハンス・ジマーの音楽で、
      もう公開前から
      DUNEのOSTが聴ける状態だったので
      (10曲くらい)
      YouTubeで先に聴いて、
      それがめちゃくちゃ良かった

      https://youtube.com/playlist?list=PLOKlnfO6-yjg9MNH0S1SvFeraUvKogrs_

      んだけど今回使われたのはそのうち
      5曲しか使われてなかったので
      (しかもREMIXされたver)

      なので特殊な不満足の仕方を自分はしてしまった笑

      (OSTは
      ちょっとピンク・フロイドの狂気に
      寄せてたのも個人的には凄い興奮して笑
      聴くLSDでした

      今回使われてたREMIX版はちょっとLSD感が薄れてたのが
      ちょっと残念だったかな〜という話で)

      後半で…未使用の曲使われたらいいな

      • 映画男映画男 より:

        今回の音楽は賛否両論ありそうですね。壮大な感じはしたけど、ずっとスローだったのがちょっと気になりました。

        • 高橋 より:

          確かに音楽もスローでしたね
          (1曲平均して10分くらいありましたから)

          1本の映画としては難しすぎる作品

          思ったのは
          ピーター・ジャクソン監督が
          撮ってたらどうなってただろう…とか

          ジェームズ・キャメロン監督がやったら
          まだ娯楽としてもっと面白かった気がするんですよね
          (いやそれだと芸術性失われますけども)

          まぁジェームズキャメロンは
          今アバター2.3.4.5で忙しい

          ちなみにジャクソンの
          ロード・オブ・ザ・リングや
          ホビットなら
          序章の1部でも全然
          1本の映画としても面白かったです

          (まぁDUNEはリアルに再現したかったからというのは凄い尊重します

          ロード・オブ・ザ・リング ホビット
          と真逆のアプローチ
          (というかジャクソン監督と真逆))

          でここに来てのエターナルズがどうなるか
          楽しみ👍

  2. きのこ より:

    ネットの低評価意見で一番共感したのは「パンチが足りない」という意見。
    高級料亭の料理人が作った「お上品なラーメン」の様な印象。
    ラーメンとかハンバーガーみたいなジャンク料理は、正統派の料理と違ってバランスの悪さが魅力だったり個性だったりするわけで、懐石みたいに綺麗に丁寧に作られても、不味いとは言わないが、食った後印象に残らない。

  3. より:

    観てきた直後の投稿です。
    訳がわからない造語オンパレード大好物です!
    ついていけない!と焦りながら字幕凝視しながらしっかりどっぷり世界観に浸るのが愉しいんです。
    視聴者に解りやすく丁寧に噛み砕いた作品より、一方的でおもいっきり詰め込み過ぎちゃった映画の方が味わい深くて私は好きです。
    とにかく全編目の保養でした。
    blameていう漫画に夢中になってた頃を思い出しました。SFて楽しい。

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