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映画レッド・スパローはロシアに謝れ!感想とネタバレ

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ロシア人が見たら怒り出すこと間違いなしの変てこハリウッド式ロシアンスパイムービー。巨乳のヒロインが暴れるだけのお粗末な映画です。10点(100点満点)

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レッド・スパローのあらすじ

事故によってバレリーナの道を諦めたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)。母親をめぐるやむを得ない事情から、彼女はロシア政府直属の諜報(ちょうほう)機関の一員になる。美貌を生かした誘惑や心理操作で情報を入手する「スパロー」と呼ばれるスパイとして育成された彼女は、瞬く間に才能を発揮する。そして新たなミッションとして、ロシアの機密事項を探るCIA捜査官ナッシュ(ジョエル・エドガートン)への接近を命じられるが……。

シネマトゥデイより

レッド・スパローの感想

アイ・アム・レジェンド」やハンガー・ゲームシリーズでお馴染みのフランシス・ローレンス監督によるスパイ映画。ロシアを舞台にしたロシア人スパイの話なのにロシア人出演者がほとんど出てこない、リスペクトの欠片もないひどい代物です。

ロシアでロシア人が英語で喋り、ジェニファー・ローレンスにロシア帽を被せたら、ロシア人女性の出来上がりみたいな設定には笑うしかないです。

アメリカ目線のロシア批判がふんだんに含まれているプロパガンダで、ロシア人はモラルに欠け、乱暴で、残酷だという描写に終始します。

ロシアの諜報機関は拷問や殺人を平然と行う一方でアメリカのCIAは人情味に溢れ、常に弱者の味方だとでも言いたげな、ちゃんちゃらおかしいエピソードに埋め尽くされています。

そんでもってアメリカのイケメンCIAがロシア人美人スパイに惚れて、可哀相だから俺が命を賭けて助けてあげるよ、みたいな展開がベタすぎますね。

スパイ同士を恋愛させる必要どこにあるんだって。普通の会社員だって職場では恋愛しないっていう人がいるのに国を背負ったスパイが簡単に恋に落ちたりして、プロ意識の低さに苦笑いしか起こりません。

コロンビアーナ」しかり、「ハンナ」しかり、「アトミックブロンド」しかり、「ソルト」しかり、女スパイを主人公にした映画って外ればかりですよね。どうしていつもこうなるのかなぁ。

スパイの色気とか美しさばかりを売りにしているからダメなんですよ。肝心なスパイの諜報合戦が欠けているんですよ。どうせ「実は誰々が二重スパイだった」とかのオチしかないでしょ。

この映画の場合、男をハニートラップにかけるプロ集団スパローがテーマになっています。それならそうと、プロの誘惑の手口を思う存分楽しめるような内容にしてくれないと。なんでスパイがわざわざこんなに目立つ格好してるんだよ。

スパローの育成や活動のどこにもリアリティーや本気度が感じられないし、全てはジェニファー・ローレンスの胸頼りという印象しか受けませんでした。胸だけでスパローが務まるなら、誰でもいいじゃねえかよって。

そのくせ脱ぐ必要性のないところで胸を露にし、好きになった男とのベッドシーンでは服を着たままやるという間違った胸戦略にはずっこけました。

そもそもあんなに豊満な体をしてるくせにバレエダンサーっていう設定が舐めてますね。ロシア人を馬鹿にし、バレエダンサーを侮辱し、スパローを見下している映画、それがこの映画です。こんな映画をどこの誰が真面目に見るのか検討がつきません。

ぜひともロシア人に感想を聞いてみたいですね。僕がプーチン大統領だったら上映禁止にしてますよ。

コメント

  1. カツオ より:

    映画は見ていませんが、楽しく文句を読まさせていただきました

    フランシスローレンス監督が封切り翌日にうなだれて、もう最悪。。。とインタビューに答えていたことと、ストーリー変、ジェニファーローレンスのロシア英語が終始酷いという評判で私は観ませんでした。
    ジェニファーがエドガートンと仲良くなかったという噂もありました。

    そもそもシャロンテートの遺族から、ジェニファーは美貌が欠けると言われてたし、キャスティング失敗ですよね。

    • 映画男 より:

      この映画の場合、誰が演じても同じ結果だったと思います。内容がひどいから。