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プリズナーズは二回見たくなる! あらすじと感想と結末

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俳優たちの演技が素晴らしく、ストーリーも工夫されていて、これこそホラーと呼べそうな、人間たちの恐ろしい一面を上手に映し出している作品。77点(100点満点)

プリズナーズのあらすじ

家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪(しっそう)する。手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが……。

シネマトゥディより

読者の「読者」さんのリクエストです。ありがとうございます。

プリズナーズの感想

ブレードランナー 2049」、「メッセージ」、「ボーダーライン」、「複製された男」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるサスペンススリラー。

正直すごく面白かったです。ストーリー構成がとても複雑なので、ついつい二度三度見てしまう映画です。いかにも映画的なできすぎたサスペンススリラーではありますが、十分に楽しめる映画でした。

物語は、サンクスギビングに近所の二家族が家で集まり、楽しいひと時を過ごしていると、それぞれの娘たちが急に姿を消すところからスタートします。家族のメンバーたちは大慌てで辺りを探すものの娘たちは見つかりません。

そういえば家の前に不審なキャンピングカーが止っていた、という話になり、その持ち主が犯人に違いないとみんなが怒り狂います。まもなく警察がそのキャンピングカーに乗っていた青年の身柄を拘束。しかし車内を捜査しても、何の手がかりも出てこず、警察はなくなく容疑者を釈放します。

これに怒った家族の父親は青年を夜道で待ち伏せし誘拐。空き家となって放置されていた自分の家に彼を連れていき、拷問にかけます。どうにかして娘の居所を掴もうと、自棄になる父親は半狂乱になって青年を殴り続けます。

やがて青年の顔はパンパンに膨れ上がり、このままでは死んでしまうのも時間の問題に。そんなとき事件が急展開する出来事が次々と起こる、、、というのがあらすじです。

僕にとってはストーリーの中で一番恐ろしいかったのは、証拠もなく青年が犯人だと信じ込んで一歩も引こうとしない父親の狂いっぷりでした。あれだけコミュニケーション能力にも問題があり、精神的にも病んでいる青年の支離滅裂な言葉や、周囲の少ない情報をうのみにしたうえで彼が犯人だと確信してしまう恐ろしさといったらないです。

ただ、ああいうことは現実に多々起こりうることなので、とてもリアリティーがありましたね。自分の娘を誘拐された父親が冷静に物を考えられないのは当然といえば当然で、報復をしたくなるのは娘を持つ父親ならおそらくほとんどの人が理解できるんじゃないでしょうか。しかしもし犯人だと思っている男が無実だったら? と考えると本当に恐ろしいですよね。

まだ、この父親は容疑者として挙がっている男をターゲットにしているから理解の範疇ですが、これがアフリカとか教育や文明の低い国だと、全くの無関係の人が魔女だとか言われて村人から撲殺されたりしますね。

僕の住むブラジルでも残念なことに、誰かの嘘が発端で、犯人に仕立て上げられ、村人にリンチにあって殺されるといった事件がいまだに起こります。ただあの状況で冷静になれとは誰も言えないし、言ってもまず当人は通じないでしょう。それが復讐心に燃える人間の恐ろしさですね。

劇中、視聴者の目を錯乱するためか数々の怪しい登場人物が出てきます。こいつか、いや違う、じゃあこいつだ、いや違う、じゃああいつしかいない、というのの連続で、ちょっとやりすぎな感じはしました。

冷静に考えると、あの田舎町の住人は50%のぐらいの確率でポンコツじゃないですか。幼児愛者の神父が懺悔しにきた男を殺し、二児の父親が無実かも分からない青年をボコボコにし、友達夫婦はそれを見てもなにもせず、犯人は少年少女を誘拐しまくり、そしてなにより警察はキャンピングカーを捜査し、青年の家にまで行ったのに何も見つけないってどういうことですか?

結末にはいろんな説があります。もしかしたら刑事はあのまま笛の音に気づかずに行ってしまうのではないか。

あるいは気づいても無視するんじゃないか。いやいや普通に車の下を見て、被害者を救出するだろう、といった説ですが、これについてはこの映画の脚本家が「本当はエンディングは車の下から男を救出して終わる予定だった」とあるインタビューで答えています。それをあえて余韻を残して終わるバージョンに変更したようです。実際あのほうが数倍よかったですね。

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僕的には一番の面白かったのは、あの冷蔵庫に入っていた自家製の紫色をした怪しい飲み物です。あの中身が気になって仕方がありません。いくらなんでも都合が良すぎませんかあの飲み物。飲んでも死にはしないし、気を失うわけではないけど、体が弱ってフラフラになるみたいな。そんなちょうどいい飲み物作れるんですか?

あれはコカコーラが映画関連グッズとして販売するべきですね。「ファンタグレープ・プリゾナーズ限定バージョン」っていってね。もちろんちゃんと注意書きに「飲むと体が痺れます」って買いて売ってくださいね。

コメント

  1. 読者 より:

    リクエストありがとうございます。
    映画男さんが喜んでくれて、幸いです。

    ブラジルのニュースを見ると、気分が悪くなるのではあえて見ない様にしているのですね。
    わかりました。

    • 映画男 より:

      読者さん

      コメント&リクエストありがとうございました。すごく面白かったです。

  2. 月夜 より:

    こちらをふと覗きまして久しぶりにプリズナーズを思い出していました。服をにぎりしめ、息を止め見続けるしかない。映画は終わるけど現実は終わらないとも。
    映画は人の感じ方次第で良いも悪いもその人によりけりですが、生きている限りすべてがそうですね。違いを感じ、違いを楽しみ、それを言い合えることも、そこからゆれたりすることも含めてやはり映画、大好きです。救われることもしばしばです。うん?と思える映画でもつくられ、世に出るということ、それだけでも凄いことです。より生きている間に揺すぶられことを願い。
    また批評読ませていただきます。