2014/05/09

風立ちぬ

sky

18点(100点満点)

ストーリー

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機 製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に 落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。

シネマトゥディより

文句

宮崎駿監督による、人様に見せるレベルに到底達していない最新アニメ。声優、ストーリー、絵の全てがダメダメで、起承転結もなければ、子供から大人まで楽しめる内容になっていない、完全にファンを裏切った作品。

宮崎駿は「もののけ姫」で引退するべきでした。大人の事情で嫌々続けてたんじゃないのか、と思うほど、「もののけ姫」以降の作品の墜落ぶりといったらないです。「ハウルの動く城」しかり、「崖の上のポニョ」しかり、今回の「風立ちぬ」しかり、全部原作や元ネタを拝借した作品で、いわばハリウッドがやってる「事実に基づく物語」とか、リメイクとかのマーケティングと同じ手法を使っているのです。自分でアイデアがないから人から借りてくるしかない、そうなったらクリエイターとして終わりです。

ストーリーを追っていくうえで一番感じたのは「時間の経過」の曖昧さでした。5年、10年の月日が向うの都合でビュンビュン過ぎていって、見ているこっちが「え? いつの間に?」となるのです。関東大震災、第二次世界大戦、世界恐慌などの歴史的イベントをちょこっと見せれば「当然今何時代を映しているのか分かるでしょ」的な不親切なストーリーで、子供が理解できるのか疑問です。

声優陣もひどかったですね。主役の庵野秀明のことばかりが話題に上っていたけれど、ほかの出演者たちも十分ひどかったです。登場人物と声があれほど合っていないアニメは史上初なんじゃないでしょうか。あの声優たちの声でどうやって「泣ける」のか不思議でした。泣くシーンなんてあったかな? 菜穂子が結核になる下りですかね。菜穂子が手紙だけ置いて出て行っちゃう、という奇行に走るところですか? 菜穂子が家を出て行った理由が「美しいところだけを好きな人に見てほしかった」っていうのが笑えませんか。あそこは男からしたら「お前、そもそも自分のこと美しいって思ってたのかよ」って冷めるんですけどね。

登場人物のドイツ人やイタリア人にカタコトの日本語を喋らせてるのもいけません。下手な発音でドイツ人が「この若者、ここに来たとき打ちひしがれていた」などと外人が絶対に知らなさそうな難しい単語を使うのがアホすぎます。お前絶対日本人だろって突っ込みたくなります。子供向けのアニメにする気がないんだったら、もういっそのこと外人のパートは字幕にしちゃえばいいんですけどね。ちょっとドイツ語話してから、日本語になるみたいなあのふざけた会話が許せませんね。

絵も雑だし、主役の堀越二郎の戦闘機や戦争に対する偽善的な考えも嫌だし、夫婦のイチャイチャするシーンとかも恥ずかしいだけでした。こんなレベルでは完全に「アナと雪の女王」に負けましたね。「アナと雪の女王」もひどかったけど、いい映画だったんじゃないかって思えてきましたから。日本アニメ完敗です。

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ジブリのこの時代が懐かしいです。