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風立ちぬは宮崎駿の自己満足! ネタバレと感想 

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ジブリのボス宮崎駿による自己満足がすぎる映画。見る価値なしです。18点(100点満点)

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風立ちぬのあらすじ

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。

航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機 製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に 落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。

シネマトゥディより

風立ちぬの感想

崖の上のポニョ」「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「もののけ姫」「紅の豚」「魔女の宅急便」の宮崎駿監督による、人様に見せるレベルに到底達していないアニメ映画。声優、ストーリー、絵の全てがダメダメで、起承転結もなければ、子供から大人まで楽しめる内容になっていない、完全にファンを裏切った作品です。

宮崎駿は「もののけ姫」で引退するべきでした。大人の事情で嫌々続けてたんじゃないのか、と思うほど、「もののけ姫」以降の作品の墜落ぶりといったらないです。

ストーリーを追っていくうえで一番感じたのは「時間の経過」の曖昧さでした。5年、10年の月日が向うの都合でビュンビュン過ぎていって、見ているこっちが「え? いつの間に?」となるのです。

関東大震災、第二次世界大戦、世界恐慌などの歴史的イベントをちょこっと見せれば「当然今何時代を映しているのか分かるでしょ」的な不親切なストーリーで、子供が理解できるのか疑問です。

声優陣もひどかったですね。主役の庵野秀明のことばかりが話題に上っていたけれど、ほかの出演者たちも十分ひどかったです。登場人物と声があれほど合っていないアニメは史上初なんじゃないでしょうか。

あの声優たちの声でどうやって「泣ける」のか不思議でした。泣くシーンなんてあったかな? 菜穂子が結核になる下りですかね。

菜穂子が手紙だけ置いて出て行っちゃう、という奇行に走るところですか? 菜穂子が家を出て行った理由が「美しいところだけを好きな人に見てほしかった」っていうのが笑えませんか。あそこは男からしたら「お前、そもそも自分のこと美しいって思ってたのかよ」って冷めるんですけどね。

登場人物のドイツ人やイタリア人にカタコトの日本語を喋らせてるのもいけません。下手な発音でドイツ人が「この若者、ここに来たとき打ちひしがれていた」などと外人が絶対に知らなさそうな難しい単語を使うのがアホすぎます。

お前絶対日本人だろって突っ込みたくなります。子供向けのアニメにする気がないんだったら、もういっそのこと外人のパートは字幕にしちゃえばいいんですけどね。ちょっとドイツ語話してから、日本語になるみたいなあのふざけた会話が許せませんね。

絵も雑だし、主役の堀越二郎の戦闘機や戦争に対する偽善的な考えも嫌だし、夫婦のイチャイチャするシーンとかも恥ずかしいだけでした。こんなレベルでは完全に「アナと雪の女王」に負けましたね。「アナと雪の女王」もひどかったけど、いい映画だったんじゃないかって思えてきましたから。日本アニメ完敗です。

コメント

  1. shumila より:

    私もこの映画を観た時に相当違和感があったのですが、周りの友人達や一緒に観に行った日本語もそこそこのペルー人の友人すらも絶賛でとても不思議に思っていたので、同じ様に思っている方がいることを嬉しく思います。

    • 映画男 より:

      shumilaさん
      コメントありがとうございます。この映画で泣いたという人はただ泣きたかった人だと思います。

  2. BabyTrap より:

    いや、炎上狙ってのはわかってて突っ込ませてもらうけど

    アンタ映画理解できるだけの知識ないだけでしょ

    批判が一々抽象的すぎるよ

    演技に文句付けるとき「合わなかった」だけなら、どんな映画にでも同じこと言えるでしょ

    「絵が雑」とか「偽善的」とか、何をもって何の基準でそう思うのかちゃんとか明記しないと文章として成立しねえよ

    マイナー映画ヨイショして「俺かっけー」って自慰してて満足か?

    炎上狙うんならせめてもうちょい勉強してこいって。お前の頭の方を批評したくなるわ

    映画ばっか見ずに、本読んで外で遊べよ。

  3. ななっしー より:

    映画の見方というのは人の数だけ存在するのでそれについて特に文句を言うつもりはないのですが、菜穂子が家を出て行った理由のとこだけさすがにそれはちょっとと思ったので一言。
    例の「美しいところだけ」云々というのは、主人公の妹(医療従事者)の発言ですよね。
    これは、単純に容姿の美しさについて言っているのではないと思われます。
    重篤な結核患者の末期の病状について詳しくご存知ですか?
    口から鼻からブヴァーと血膿を噴いて暴れたりする場合もあり、ルチオ・フルチやハーシェル・ゴードン・ルイス作品もかくやというそれはもう大変なスプラッタです。
    そういうところを見せたくなかったというわけで、この気持ちならば少しはご理解頂けるのではないでしょうか。
    パヤオさんも多分そんなとこは描きたくなかったのでしょうし。監督がパヤオじゃなくてデヴィッド・クローネンバーグだったらまた話が別だったでしょうけど。

    • 映画男 より:

      ななっしーさん
      コメントありがとうございます。無残な姿で死んでいくのは結核だけに限りません。どんな病であっても最期まで付き添う、あるいは付き添ってもらうのが家族の姿だと僕は思うので、このストーリーはないなと思いました。

      • ブーさん より:

        何年も前のコメントに反応してすみません。
        この、ななっしーさんに対する映画男さんの返信が個人的に秀逸に感じたので…

        映画男さんのブログ面白くて、徹夜で読み漁ってしまいました。
        これからも楽しみにしています!

  4. ソム より:

    私も全く同意見ですね。どうも最近の日本のアニメーション映画は、声とキャラクターとが一致していないのが大半でどうしようもないな、と思います。
    宮崎駿は耳が遠くなってしまったのでしょうか?どう考えても合っていないだろうと。
    私はこれを映画館でひとりで見たのですが、途中で帰りたくなりました。しかしそうすれば金を損したような気がして、どうすればいいのかわからず、結局最後まで見ました。
    今思うと、あそこで切り上げてその後ほかのことで自分の時間を大事に過ごすべきだったのか、それとも金を損しないために最後まで見て正解だったのか、どっちなんでしょうね?
    追伸:最近の日本のアニメーション映画の声を俳優にやらせる風潮についてどう思いますか?宜しければご意見お聞かせください。

    • 映画男 より:

      ソムさん

      コメントありがとうございます。アニメ映画の声を俳優にやらせるのは客寄せの意味合いが強いですが、俳優も上手い人は上手いので、肩書きよりいい仕事ができるかどうかが重要ですね。

  5. 映画ビジネス より:

    論ずる価値もない映像素材。(間違っても映画とは呼びたくない)

    キムタクの声優が、まだわずかに許せる気にさせた。
    (でもキムタク古代は、もっとあり得ない)

    「人様に見せるレベルに到底達していない最新アニメ」
    最高の評価です。

  6. 題名がクソ より:

    千と千尋の神隠しは好きですか?

  7. 映画がそこそこ好き より:

    今更ですがレビュー面白かったです。ただ、反戦思想を偽善と言いますか。主人公の二面性が物語の前提だと思うんですけどなぁ。兵器(飛行機)作りが好きだが戦争は嫌いだ。カプローニみたいな娯楽で飛行機を作れていた時代の人への羨望が繰り返し描かれるじゃないですか、でも実態は戦時中ですから飛行機は兵器として設計される訳です。この矛盾が理解出来ないと話に意味が無くなるのですが…。まあそれも見方の違いなんでしょう。客観的に見て主人公はクズですから。
    ところで個人的にはこの映画最大の問題は宮崎監督の自己投影が過ぎる事です。二郎と言う人物にもっと向き合えば良いのに、自己を写しちゃってるから観てると混沌としてくるんですよね。庵野秀明の起用も象徴的過ぎますし、近眼になり過ぎて人物像がボヤけたんじゃないかなぁと思います。

    • 歴史に残る自己正当化の言い訳 より:

      この作品の舞台設定の時代に厳然と存在していたはずの二面的二元的な矛盾を
      パヤオ本人の自己投影と映像美と久石譲の曲によって巧妙に老害の自己憐憫と自己正当化と自己賛美の入り混じった自己愛の成れの果てにすり替えてるから心底タチが悪い
      特に良い軍人は自分を褒めて認めてくれる軍人だけとでも言いたいのであろう作り手のいい年こいて安易で幼稚な価値観から来る判断基準が作品上の演出や描写にそのまま取り繕うともせず垂れ流されてるのも呆れ通り越して醜悪さすら覚える
      正直自分の嫌いな連中は悪人なんでちゅよーって泣きわめいてる幼児にも劣る反応
      あと昨今の禁煙の風潮に文句でも言いたいのか何かにつけてただタバコ吸ってるだけならまだしも、いちいちかっこつけてる決め顔の画として挟んでくるあたりも惨めで無様
      中身空っぽのくせにそんな表層的な見せかけばかり達者なもの見せられてこの作り手から反戦思想や平和への祈りや他者への愛なんぞ微塵も感じられない
      むしろ己の好悪快不快という狭く浅い個人的感情で見下す人間・侮蔑する対象を選り好みしてるまさにご本人がお嫌いな資本主義物質文明の欲にまみれて戦争を起こす側の思想の顕現そのものになりさがってるところがもはや皮肉どころか滑稽で失笑を禁じ得ない