ほえる犬は噛まないはポン・ジュノの才能が感じられない!感想とネタバレ

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笑えないし、登場人物の行動にちっとも共感できない韓国映画。監督がポン・ジュノじゃなかったら誰にも見向きもされていない作品です。25点(100点満点)

ほえる犬は噛まないのあらすじ

韓国映画 [ほえる犬は噛まない] 予告版

ユンジュには自分を顎で指図する妊娠中の妻がおり、二人の冷え切った関係もさることながら大学教授の職に就けないことでもイライラが溜まっていた。

そんなとき、近所の犬の泣き声が余計にストレスになった。ある日、ユンジュは別の住人のよく吠える犬を団地の廊下で見つけ、屋上から落とそうとする。

しかしさすがに良心が痛んだのか、落とすことを諦め、今度は犬の首を吊って殺すことにする。それも失敗に終わり、仕方なく犬を地下にあったクローゼットの中に入れて閉じ込めておくことにした。

ところがある日、団地の警備員がクローゼットの中の犬を見つけ、犬鍋にしてしまう。これを機に団地の管理事務所で働くヒョンナムのもとには住人から犬の失踪届けが出されることが相次いで出されるようになった。

ユンジュは一匹の犬だけでは気が済まず、今度は老婆の犬を誘拐して、屋上から落としてしまう。その瞬間を偶然遠くから目撃したヒョンナムは犯人の後を追うことにする。

ほえる犬は噛まないのキャスト

  • ペ・ドゥナ
  • イ・ソンジェ
  • コ・スヒ
  • キム・ホジョン
  • キム・ジング
  • ピョン・ヒボン
  • キム・レハ

ほえる犬は噛まないの感想と評価

読者のほぐし水さんのリクエストです。ありがとうございます。

殺人の追憶」、「グエムル-漢江の怪物」、「母なる証明」、「パラサイト半地下の家族」、「スノーピアサー」、「オクジャ」、「Tokyo!」などで知られるポン・ジュノ監督の劇場デビュー作品。

韓国を犬食文化をネタに、団地に住む失業中の教員と管理会社で働く女が繰り広げるドタバタブラックコメディーです。

全体的に粗削りで、映像が薄暗く、テンポが悪く、ストーリーにメリハリがなく、見るからに売れない映画であることが分かります。

デビュー作って制作費が集まりにくいし、粗削りになるのは仕方ないでしょう。しかしそんな中でも才能のある監督ってどこか光るものが必ずあるものだけど、これに関しては感じませんでしたね。

この次に作ったのが「殺人の追憶」っていうことを考えると、その間に何があったんだよって思っちゃいました。とんでもないと突然変異じゃないですか。

そういう意味では、「殺人の追憶」や「パラサイト半地下の家族」でポン・ジュノ監督を知り、昔の作品をなぞる過程で、ファンたちがやっとたどり着くタイプの映画といえそうです。

冒頭のテロップで、「本作品に登場する犬は医療機関によって管理されています」といった注意書きが表示され、動物愛護団体や犬好きの視聴者たちのクレームに事前に対処するかのような、へっぴり腰な態度もいけませんね。

医療機関に管理されてるからといって、犬が屋上から落とされるシーンや首を吊られるシーンは見ていられない人もいるんじゃないでしょうか。

僕はそういった残酷なシーンについては特になんとも思いませんでしたが、賛否両論が巻き起こるのを狙ってやったようなあざとさは気になりました。

狙うなら狙うでとことん残虐にすればいいのに、中途半端なんだよね。どうせなら犬を解体するシーンをリアルに描くべきでした。

韓国で犬料理を作るときには、殺す前に犬を棒で殴りまくって散々苦しめてから調理する、という話を聞くけど、もしそれが本当なら実際にやらなくても、そういうエピソードがあってもよかったかもしれませんね。

もっとスリラー感があれば、怖い映画にもなっただろうし、コメディータッチにしているせいで、笑えもしなければ、怖くもない結果になっダメな要因かなという気がします。

あと、会話がいちいち長いですね。特に警備員のおっさんが別のおっさんと地下で話すシーンはばっさりカットしていいでしょ。あれに5分以上費やす意味なんてないじゃん。

それに対して、管理事務所で働くヒョンナムと太った友達の会話もつまらないし、だるいですよね。

二人の行動には一貫性がなく、正義感が強いのかなんなのか曖昧だったし、車のサイドミラーを壊して、持って帰ったりする意図が全く見えないんですよ。

唯一、笑えたのは愛犬を失くして、「彼女は私の全てなの、もし戻って来ないならハンガーストライキをする」って泣きながら言ってた少女が、普通に別の犬を飼ってた下りですかね。ああいう奴いるよねぇ。ペットが死んだら、すぐに次のペット飼う奴。

うちの親父もそうなんですけど、家族だとかいっておきながら、ペットが死んだ次の日に平気で別のペットを連れて帰ってくるんですよ。なんでもいいんかよ。

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