オクジャは可愛くない偽善動物映画!感想とネタバレ

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目の大きな少女と体の大きな豚が必死で可愛さをアピールしてくる韓国&ハリウッドコラボ作品。オクジャが美味しそうとしか思えませんでした。20点(100点満点)

オクジャのあらすじ

鬼才ポン・ジュノ監督最新作!『オクジャ/okja』予告編

2007年、多国籍企業ミランド社のCEOルシー・ミランドは、新種の巨大な豚を飼育していることを発表し、世界26か国の農家でそれぞれ飼育してもらい、10年後にベストスーパーピッグを決めるコンテストを行うとした。

2017年、韓国で祖父と暮らす農家の少女ミジャは、巨大な豚オクジャを大事に育てていた。ミジャにとってオクジャは豚ではなく、家族同様だった。そんなある日、ミジャのもとをドクター・ジョニーをはじめとするミランド社のスタッフたちが訪れる。

ドクター・ジョニーは健康にすくすく育ったオクジャを見て、オクジャこそがベストスーパーピッグだとし、ミジャをニューヨークに招待する。

ところがミジャはそのとき自分のものだと思っていたオクジャがミランド社に返さなくてはならないことを知り、絶望する。するとミジャはニューヨークに連れて行かれたオクジャの後を追って、一人救出に向かうのだった。

やがてミジャは、ALF(動物解放戦線)と呼ばれる動物愛護団体のメンバーたちと出会い、オクジャをはじめ、ほかの巨大な豚たちがいかにミランド社によって虐待を受けているかを突き止めることに。

そこでミジャ、ALF、そしてミランド社はオクジャをめぐり、熾烈な争いを繰り広げることになる。

オクジャのキャスト

  • アン・ソヒョン
  • ティルダ・スウィントン
  • ポール・ダノ
  • ジェイク・ジレンホール
  • ピョン・ヒボン
  • スティーヴン・ユァン

オクジャの感想と評価

スノーピアサー」、「殺人の追憶」、「グエムル-漢江の怪物」、「母なる証明」、「パラサイト半地下の家族」、「ほえる犬は噛まない」、「Tokyo!」などで知られるポン・ジュノ監督による、ネットフリックス製作の超偽善的動物愛護映画。お金だけはやたらとかけた、子役と動物の可愛さだけが売りの、中身のない物語です。

いわゆる「ジュマンジ」と「ベイブ/都会へ行く」をミックスしたみたいな作品で、オリジナリティーがあるようで、全然ないですね。

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ストーリーは、悪徳企業に頼まれて、農家の娘が巨大豚を飼育する>10年後に企業に豚を奪われる>少女が取り返しに行く、というだけです。それなのに途中途中で入る状況説明のシーンがやたら長く、そのせいで2時間越えのダラダラ長尺映画になってしまっています。このプロットのどこに説明がいるよ。

豚が大きすぎて、可愛いを通り越して、ただの猛獣だし、ちょっとでも踏まれたら死ぬレベルの危険度なのに少女が一緒に寝たりしてるのが笑えますね。

セリフの中では豚呼ばわりされてたけど、外見はもろカバだよね。カバってものすごい狂暴だからね。あんなのをペットにしてる奴の気持ちが分からないです。

遺伝子組み換えで豚のサイズを大きくするのまではいいけど、なんで知能まであんなに発達してるんですかね。

オクジャなんてまるで人間の言葉が理解できるみたいだったし、崖からミジャが落ちそうになったときは、人間よりも冷静に対処してたじゃん。

そもそも農家に育った娘が、家で飼育している動物が食べられる運命にあることを頭で理解していないことが驚きで、おじいちゃんは一体どういう教育をしてきたんですかね。

家畜に愛着を持つのはいいことだし、別れの時は泣いて悲しむかもしれないけど、動物を飼育して売るなり、食べるなりして代々生きていた家族の娘なら、現実がどういうものか分かるでしょ。農家の娘なんてむしろ鶏を殺めたり、豚をさばいたり、お手の物だと思うけどね。

僕は豚肉大好きなので、むしろミランド社側の目線で見ちゃってましたね。豚を飼育している友達の家に行ったときは、ハムにして食べたり、丸焼きにして食べたり、とかなり至福の時を過ごしたので、なんならオクジャのこともずっと美味しそうだと思って見てました。

また、エセ動物愛護団体も動物への虐待が許せないとか言ってる割には、なぜかオクジャのことにしか興味がなく、ほかの豚たちを解放しようとはしないのがバカですね。なんでみんな終始オクジャ、オクジャ騒いでるのかが全然分かりませんでした。

ラストもミジャが豚の形をした金塊でオクジャを買い戻して、なんとかハッピーエンドにしてたけど、あの金塊にそんな価値ある?

オクジャの大きさ考えたら、もっと高いだろって話だし、アメリカから韓国まであの大きさの動物を運ぶ運送料のことは無視して話を進めてるのもダメですね。あれで最後にミジャがオクジャのことをおじいちゃんと一緒に食べたら、まだすっきりしたんだけど、サプライズもなにもなくずっとファンタジーのままで終わっていったのがつまらないです。

一方でキャストはやたらと豪華ですね。ネットフリックスはお金あるなぁ。ジェイク・ジレンホール、ポール・ダノ、「スノーピアサー」のティルダ・スウィントン、それに「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァンまで出てました。

にも関わらず特に目立ったパフォーマンスをする俳優は一人もいませんでしたね。逆にジェイク・ジレンホールのウザキャラが気になりました。なんだろうあのわざとらしいキャラ。あれってもしかすると彼のキャリアで最低の演技じゃない?

全体的にレベルは低いほうだけど、この映画もまた案外海外では評価高いんですよね。この映画に関してはネットフリックスだから、そこまで不評を買わなかったように思えますね。

ふと思ったんだけど、動画配信サービスのオリジナルコンテンツって、映画館の作品と比べると、みんな採点が甘いと思うんですよ。家で見てるし、すでに月額料金払っちゃってるからつまらなくてもそれほど気にならないっていうのがあるんじゃないかな?

もしこれが映画館にわざわざ足を運んで、高いお金を払って、この内容だったら評価も変わってくると思うよ。

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