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映画タクシー運転手はフィクションまる出しの実話!感想とネタバレ

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韓国軍と民主化を望む市民が衝突した光州事件を題材に、事件のことを世界に報道するために突入取材を行ったドイツ人記者と、それを助けた韓国人ドライバーによる、嘘っぽいサバイバル劇です。33点(100点満点)

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~のあらすじ

1980年の韓国。ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプ(ソン・ガンホ)は、大金に目がくらみドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて光州に向かう。マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは「危険だからソウルに戻ろう」と言うマンソプの言葉を聞かず、撮影を始め……。

シネマトゥデイより

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~の感想

義兄弟」などで知られるチャン・フン監督による実話ベースの国際友情物語。政治的なシリアスな話なのにも関わらず、中途半端にコメディタッチで描かれているうえ中途半端に感動を狙ったせいで陳腐な内容になっています。

時は軍事政権下にあった1980年の韓国。その頃、光州では学生を中心とした民主化を叫ぶデモが勃発していました。

日本にいたドイツ人ジャーナリストのピーターは韓国の状況が深刻であることをジャーナリスト仲間から知らされ、危険を承知で現地入りします。

ソウルから光州に向かうときにピーターがたまたま雇ったタクシー運転手マンソプは妻を亡くし、娘を一人で育てるシングルファザー。

光州付近で軍による検問によって道を阻まれたマンソプはピーターにソウルに戻ることを忠告します。しかしピーターは自分の目で何が起きているのかを知るために検問を潜り抜けて光州に突入すると言い張ります。

危険を冒してしぶしぶピーターを光州まで送り届けたマンソプは最初こそ一刻も早く娘のもとへと帰ろうとしますが、そこで民主化のために命をかけて戦う人々を見て衝撃を受ける、というのがあらすじです。

ピーターの目的は光州の悲惨状況をカメラに記録し、世界に伝えること。それを命がけで手伝うマンソプとの友情と韓国軍の制圧から二人が危機一髪のところで逃げる様子が描かれています。

ピーター本人が最後に登場することからも、実際に起こったストーリーであることは分かるとしても、警察とのカーチェイスだったり、二人の逃亡劇のフィクションっぽさといったらなく、リアリティーはあまりないです。

前半は光州事件の様子や軍の暴走ぶりから歴史的な学びを得られるとしても、後半になるとダラダラと悪者が主人公たちを追いかけるエピソードの繰り返しになります。

ピーターとマンソプの二人を助けるために他のタクシー運転手たちが協力して軍の車の行く手を塞いだり、いちいちドラマチックにしようとしているのがダメですね。

クロッシング」しかり、「7番房の奇跡跡」しかり、韓国映画の感動ものって演出がベタすぎて僕的には興ざめすることが多いです。

この映画の場合、映像には迫力がなく、演技もいまいちです。演技派のソン・ガンホすら存在感が発揮されていませんでした。唯一、よかったのは散々再会を願っていたピーターがついに最後まで命の恩人であるマンソプに会えないまま亡くなったという下りでしょうか。まあ、それもテロップで流れるだけなんだけどね。

ピーターはあれだけメディアに呼びかけ、新聞やテレビでもマンソプにラブコールを送っていたのに再会が実現しなかったのはどうしてなんでしょうかね。

劇中では「私も会いたいよ」って言ってたけど、マンソプからしたら本当は「別にそれほどでもないけどなぁ」という温度差があったのでしょうか。会ってもどうせ言葉通じないしって思ってたりして。

いずれにしても特別ないい思い出の相手とは案外会わないほうがよかったりもするからね。唯一リアリティーがあったところといえば、それぐらいかな。

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