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7番房の奇跡は韓国の感動ポルノ!ネタバレと感想

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この記事は 約4 分で読めます。

韓国発、オレオレ詐欺に引っかかる類の人たちが見て感動するファミリー映画。重要なことは全てすっ飛ばして、都合のいい設定と展開に終始する、突っ込みどころしか見当たらない感動ポルノです。5点(100点満点)

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7番房の奇跡のあらすじ

模擬国民参加裁判で、弁護側の女性(パク・シネ)は、ある幼女暴行殺人事件のえん罪を晴らすために立ち上がる。当時犯人とされ、死刑が確定したヨング(リュ・スンリョン)は、娘のイェスン(カル・ソウォン)と二人暮らし。彼はかわいい娘のために黄色いランドセルを買ってやろうとしていたが、ランドセルは売れてしまい……。

シネマトゥデイより

読者の山下さんのリクエストです。ありがとうございます。

7番房の奇跡の感想

娘を溺愛する知的障害者の男が、殺人の罪をきせられ、服役する刑務所ドラマ。障害者と子供をダシに感動と興行収入を狙った世界レベルの偽善映画で、ひとつも現実味のあるエピソードが出てこないです。

世界各国、どこにでもあるんですねえ、こういう感動ポルノって。こんな映画を見て、多くの人が泣いてる状況を想像するだけでも、鳥肌が立ってきます。

あるいは世の中ってそういう人たちのほうが大多数だったりするんでしょうか。疑う心を一切持ち合わせず、うんうん分かる分かる、ってすぐに人の話に頷いてしまう人たち。信じられないけど、多くの人が騙されたがってるんですよ。感動という名の手口に。

障害者と子供が出ているから、これであと同性愛者と子猫が登場し、「この物語は事実に基づいた話です」というテロップが流れれば、感動ものとしてはある意味”完璧”だったでしょう。製作側がそれらの材料を何度も使いまわすのは、それだけで簡単に視聴者がひっかかるからです。

でもこの手の映画を見て感動するのは、いつだって子供でもなければ、障害者でもなければ、同性愛者でもなく、子猫であろうはずがありません。それらに該当しない無関係の人たちに違いないです。

汚いのが90%子役の女の子に頼ってるところです。大人はほとんど仕事してないといってもいいでしょう。

この子にセーラームーンの歌を歌わせたり、父親に対する愛情を表現させたりして、健気で可愛い>そんな子がお父さんと離れるなんて悲しい>あらどうしよう涙が止まらなくなってきちゃったわ、といった効果を狙っています。

感動を狙うなら狙うで、もっと現実味を出してからにしてもらいたいです。どこから話していいか分からないくらい設定がめちゃくちゃなんですよ。全部挙げるのは不可能なくらい問題点があります。

警察は相変わらず無能で、事件の捜査は一切せずに無実の人を拷問にかけて自白させる、というほかの韓国映画と被っていました。

主人公のヨングは、少女をレイプした末に殺害した罪に問われますが、そもそも精液すら見つかってないし、被害者に暴行された跡も、抵抗した形跡ないのに強姦罪が成立するわけないんですよ。

娘が刑務所内を自由に行き来できたり、例え主人公が無実だったとしても、なんで刑務所の所長のさじ加減で裁判が再開されるんですか。「こいつ本当にいい奴だから、絶対無実だって」みたいなノリで、刑事に再捜査をお願いしに行く下りとかすごいですよね。お前の感情で囚人の運命決まるのかよ。

ヨングもヨングで知的障害者の設定はいいとしても、普段は普通にコミュニケーションが取れてるのに都合がいいときだけ知能が低下して上手く喋れなくなったりする一貫性のなさがダメですね。

裁判で「あなたが殺したんですか」と聞かれたら、やってもないのに「はい、私がやりました」とか言っちゃう奴が、死刑が執行されて娘と離れ離れになる状況はしっかり把握してるっていうね。

あれでなんにも分かってないような顔をしながら死刑台に立つとかならまだ分かるんだけど、ちゃんと娘と別れの挨拶を泣きながらするからね。だったら裁判のときもっと頑張れよ。

一番笑えたのは気球に乗って、刑務所を脱出しようと試みるシーンです。その気球が熱気球やガス気球でもなければ、そもそも穴すら開いていない、ただの風船なんですよ。あれで空飛べるって、もうピーターパンの世界ですね。ネーバーランドにでも行ってしまえ、このアホ親子が。

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TCエンタテインメント
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コメント

  1. 韓国人って より:

    知的障碍者が父親って設定 普通に考えて無理がありませんか?
    この時点で冷めてしまって見る気も起きません
    この設定が通り映画になってヒットするぐらいだから韓国では在るんでしょうね

    • 映画男 より:

      確かに冷める設定ですね。

      • 映画すきよ より:

        映画に現実味を求めるなら大抵の映画は見れませんね。エンタメをエンタメとして切り替えて見ることもできていないし、感受性もないとすれば映画を見るのを辞めたほうがいいのでは?自分のために

    • まさし より:

      価値観は人それぞれですが、そんなに思うなら自分の中で留めてください。本当にそういうコメント見ただけで、気分が悪くなる。

  2. お前がアホだろ より:

    実話ですよこれ。

    • s より:

      いや、こんな話ありえないだろ。
      設定に無理がある。
      っていう事実があるっていうことに気づいてね?
      そういうことが実際起きてるからね?
      日本でもどう考えても事実やろって人が死んでますからね?

  3. より:

    悲しい人間ですね、そのようなひねくれた考え方しかできないなんて可哀想です。

  4. たっつん より:

    まー。映画ですからね。エンターテイメントです。わかりますか?

  5. らららやまま より:

    なら見んなや。
    みんな同じ価値観なわけないし、誰もお前と同じ価値観になりたいなんて思ってないわ。良さがわからんならわからんでええけどいちいち多くの人が見るとこで文句書くなや。てか、よさわかって欲しくないわ。きもちわる。

  6. ぎゅ より:

    そんなにひどいことしか感じんかったとしても、いい話、おもしろい、感動したって人もいるし、人それぞれやねんからいちいち書くなよ。そんな文句言いたくなるんやったら映画見るなよ。

  7. より:

    いろんな価値観があるのは認めます。
    でもこの映画を観て、良かったなって思う人もいるのに悪いコメントしか書けないことに腹が立ちました。
    理解し難い設定だし、確かに感動を誘うように作られてますね。
    何だそれ(笑)ってなるのはわかります。
    でもあなたの最後の一言が余計でしたね。
    「このアホ親子が」?????
    あなたと全く同じ価値観じゃなくて良かった。
    ちなみに私は結構序盤から涙を流しながら観てました。
    とても切なくもあり、愛のある物語だったと思います。
    以上です。

  8. 何て より:

    非論理的なこと(映画男)をしてるやつの言うことは黙って受け流そう!!

  9. あああ より:

    アホ親子がとか口わっる。ブーイングばっかだしこの記事消したら?

  10. より:

    まあ、そんなんだから幸せになれねぇんだよお前

  11. ナン より:

    内容が「泣かせる為のご都合主義設定」すぎて全く泣けませんでした。オレオレ詐欺に引っかかる類の人が泣ける映画っていう評価が的確すぎて面白かったです笑

  12. より:

    何故そんなに口が悪いのですか?
    ありえんって思うようなことが実際に起きているという現実知ったほうがいいですよ。実際に公にはなっていないけど上司や教師からのレイプは世界的に多いのですよ。きっと世の中を見たことがなく自分だけの狭い世界にずっと居たから知らないでしょうけど…
    小6の娘も泣いてたし私も家族もみんな泣きました。そんな風にしか見れない貴方はかわいそうな人間ですね。
    実の兄が知的障害者ですが、緊張したり怯えたりすると普段とは違って全く話せなくなります。都合がいい時だけ喋れなくなるわけではありません。そして、結婚して子供もいて仕事もしてきちんと父親として頑張ってます。あなたのこの感想は知的障害者のことも馬鹿にしていて許せません。せめて知的障害者についてもう少し勉強してから発言してください。

  13. 7 より:

    あなたには失望しました。

  14. この映画最高 より:

    お前ら別に文句あるんやったら見んかったらええやろ。
    お前らみたいに腐ったものの考え方のやつが多いから世の中腐るんやで。
    この映画良くなかったなと思うんやったら見た自分が悪いわ。
    文句あるんやったらお前らが自分で映画作ってみい。

  15. ゆぎ より:

    言ってることはおおむね分かるけど…。裁判のシーンを「都合がいいときだけ知能が低下」というポイントだけひっかかってしまいました。あれは娘をダシに脅されたから動転した、ってきちんと分かるように描写されてますよ!いつも文章が面白いので応援しております。

  16. アンチコメ描きたいだけなら帰れ より:

    映画男が文句コメントをただ綴るサイトなんだよここ。それに対して文句コメントを送ってる時点で映画男に対してキレてるやつは頭悪い。
    「そんなコメントするなら映画観るな」?そんなにキレるんだったらこのサイト来んなよ。「感想は人それぞれだけど『クソ親子』は言い過ぎ」?これも映画男の感想だろ口出しすんなよ。まじでここにアンチコメ送ってるやつイライラするわ

  17. ぷぷぷ より:

    顔出しで映画評論の本でも出版すれば??

  18. より:

    え?ちゃんと映画見ました?
    警察関係者(しかも地位の高い人)の娘が亡くなった、側には口付け(人工呼吸)をしてズボンを脱がせようとする(圧迫を防ぐため)男。しかも前日に揉めた相手。知的障害者なら感情の起伏や興奮状態、パニック等で普段より伝達ができなくなることもあるんじゃないんですか。長官はヨングが知的障害であるのをいいことに犯人に仕立て上げた、あるいは娘を殺した「誰か」を恨まないと精神を保っていられなかった。民衆なんてただの野次馬ですから、「殴られた相手への復讐」「ランドセル欲しさ」に殺したという状況証拠だけで盛り上がるなんて大いにあり得る話です。それに裁判で嘘の自白をしたのは娘を守るためですよ。証拠どうのと言ってますが、作中でも捏造されたとはっきり言っていますし、供述書の違和に気づいたから課長は異議申し立てたんでしょう。警察が揉み消すなんてことは他の作品でも普通にありますし、現実でも起こり得る(または起こっていた)ことです。確かに説明不足な箇所は多々ありますが、読み取る力が微塵もないんですね。その程度の理解力で偉そうに語らないでほしいです。

  19. 娘を想う気持ちはみんな同じ。 より:

    7番房の奇跡、いま見て、感動しました。泣きました。

    でももちろん、雑なストーリー、ご都合主義な設定。
    映画男さんと同様の感想も持ちました。
    でも、泣きましたけどね。笑

    もしかすると、この映画が韓国で受け入れられたのは、韓国の司法や警察が本当に腐っていると、国民が思っているからなのかもしれません。

    韓国はいまだに民主主義や人権尊重よりも、感情論で、善悪を判断する傾向があるのかもしれません。

    昔の日本でも、ひどい冤罪事件はあったはずですが、現代の韓国はいまだにそんな状況なのかもしれません。

    知的障がい者が娘をひとりで育てているなんて、現代の日本ではありえないでしょうから、この映画の基本設定は、日本人には受け入れにくいのではないかと思われます。

    あくまでパラレルワールド、現代の韓国のような、でもどこか違う世界、デフォルメされた世界だと思えば、何とか見れます。

    また、映画としての質は低いけど、エンタメとしては上出来です。
    ハートフルコメディと思えば、笑えるところ、面白いところは多かったです。

    しかし、映画男さんのおっしゃる意見に、人格攻撃のようにひどい噛みつき方をするのは、この映画の主人公に対して、人殺しだ、死ねと叫ぶ、理性を失った民衆たちと、あまり違わないと感じます。
    その人は正義のつもりでいらっしゃるのでしょうけれど、それがひとりよがりな正義ではないかと、すこし冷静になってほしく感じます。

    私も感動しましたし、感動した映画を酷評されると腹が立つ気持ちはわかりますが、あくまでフィクションの映画に対して低い評価を書くのと、現実のひとの人格自体を攻撃するのとは、決して同じではありません。

    映画への評論を戦わせるべきであり、意見の違う相手への人格否定は、あってはならないことです。

    「ひとがいいと思うものを悪く言うな、黙っとけ」とは、言論の自由に反する行いであり、脅迫や恫喝の類いと同じです。

    個人的には、さすがの韓国も、障がい者に無実の罪を着せることがまかり通るとは思えませんので、リアリティに欠けるけど、親子の情愛に絞れば、やはり涙せずにはいられない自分がいました。
    私も娘がいるので、なおさらです。
    娘を亡くした側の警察の偉いさん、あの人も、ひどいやつだけど、たいへん可哀想でした。
    自分も同様に娘を失ったらと思えば、何としても罪を償わせてやると、必死になるでしょう。
    大変、やるせない話です。

  20. なまにく より:

    私はこの映画ダバダバ涙を流しながら見たので、人それぞれですねと思いました。
    (夫もよかったと言ってました)

    でもたしかに無理なとこも。
    仲間たちは、娘の顔も知らんのにどうやって特定したの?とか、聖歌隊へ入る過程?とか謎なとこあるけどまあ映画だし、て感じ。夫と共通の話題で盛り上がるためのエンタメとして楽しんでます。

    でも私は、この映画に関しては評価が合わなかったけど、

    映画男さんは、たしかにいっぱい映画を観てるし、私の気に入らん映画をボコカス言うてくれるんでそこは好きですよ!

    今後も容赦なくズビズバ叩いてください。

  21. シャインマスカット より:

    こんにちは。本記事、かなりコメントがついているのを見ると、日本でもヒットした作品なんですかね?※お恥ずかしいながら、私はこの記事を読むまで、タイトルすら知らなかったので。勿論、未見です。

    あらすじを読む限り、「アイ・アム・サム」や「グリーン・マイル」と重なる部分があります。父親の「ハンディキャップ」や、無実の人が逮捕されて死刑になるなど。

    本作については、実話ベースらしいですが、こういう展開のお話は昔から「受ける」内容だなと思いました。※決して、本作をネガキャンしたり、感動した方を否定するものではありません。

    • 映画男 より:

      ベタな感動狙いの作品ですね。ただ、どこが実話だよっていうレベルのファンタジーで笑えますよ。

  22. シャインマスカット より:

    お返事ありがとうございます。そうですね、所謂「感動路線」の作品ですが、正直この手の作品は「やり尽くされた」感じは否めないです。本作は未見なので、時間があるときに観てみます。

  23. @ より:

    この映画、どこのレビューサイト見ても感動した!泣きまくった!みたいな感想ばっかで、まじで日本人の感性って低レベルなんだなと悲しくなっていた所でした。映画男さんの辛辣な感想を見れてスッキリしました❤️まともな邦画がどんどん少なくなっているのに納得します。視聴者がこんなんばっかなんだから。