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エイリアン・コヴェナントは他のSFパクリすぎ!ネタバレと感想

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エイリアンシリーズの最新作で、最近のSF映画のネタをちょっとずつ借りてきたみたいな内容です。特に面白くはないけれど、暇つぶしにはいいかもしれません。50点(100点満点)

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エイリアン・コヴェナントのあらすじ

2104年、宇宙船コヴェナントは地球の代わりに植民地となる惑星オリガエ6に2000人の入植者と数人のクルー、そして一人のアンドロイドを乗せて向かっていた。

ところがその途中で宇宙船が故障し、キャプテンが命を落してしまう。クルーの一人が宇宙船を修理しようと宇宙空間に出ると、近くの惑星からあろうことか送信信号が送られてくる。

生き物など存在しないはずのその惑星から信号が届いたことを不思議に思ったクルーたちは調査をするために急遽行き先を変え、着陸用の小型船でその惑星に降り立つことに。

するとそこには過去にプロメテウス作戦でこの場所に不時着したアンドロイドのデヴィッドと謎の生命体エイリアンが多く生息していた。

クルーのうち何人かはエイリアンのウイルスに感染してしまい、身体を引き裂かれるようにして次々と命を落していく。クルーの一人がエイリアンを殺そうと銃で対抗するものの、火の粉が飛び散って小型船を爆発させてしまう。

やがてクルーたちはエイリアンが人間の身体に寄生し、肉体を食してから体外へと生まれてくることを突き止める。しかし実はこれはアンドロイドのデヴィッドが密かに研究していた細菌兵器だったのだ。

エイリアン・コヴェナントはエイリアンっぽくない

オデッセイ」、「悪の法則」、「ワールド・オブ・ライズ」、「ブラック・レイン」などでお馴染みのリドリー・スコット監督による人気SFシリーズの一遍です。

エイリアン」以前の物語で、「プロメテウス」の続編に当るそうですが、エイリアンシリーズとはもう大分かけ離れた雰囲気と仕上がりになっていて、ちょっとびっくりしました。エイリアンというより最近の宇宙SFものをごっちゃごちゃに混ぜ合わせたようなストーリーになっています。

地球の代わりに人類が住めるコロニーを探す、宇宙船で移住者たちがカプセルに入って冬眠する、突如宇宙人が現れる、というのが「インターステラー」と「パッセンジャー」と「ライフ」をミックスしたみたいです。

ウイルスに感染する下りなんかはゾンビ映画みたいだったし、新しいアイデアは一つもありません。それにエイリアンといえば迫り来る怪物と人間たちの心理戦といった印象が強かったんですが、本作ではエイリアンはおまけにすぎないです。

本当の悪役はアンドロイドで、それもアンドロイド役をマイケル・ファスベンダーが演じているせいで世界観がエイリアンどころか X-MENみたいになる瞬間があって、そのうち超能力でも使いだすのかと思ってはヒヤヒヤしました。

エイリアンがフルCGだったせいで迫力も半減しています。生まれたばかりのチビエイリアンたちは白くてツルツルしていて、なかなかデザインやアイデアが面白かったけど、活躍の場が少なく、悪役の座を見事にアンドロイドに持っていかれているのが情けなかったですね。

「エイリアン」を冠にしている映画なんだったら、もっとエイリアンが無茶苦茶やって欲しかったですね。あれなら「アンドロイド・コヴェナント」とかのほうがよっぽどお似合いのタイトルです。

さて、全体的にオリジナリティーや迫力に欠けるものの、それなりにSFアクションとして見られる映画ではありました。俳優陣もマイケル・ファスベンダーを除いたら、ジェームズ・フランコとガイ・ピアースがちょこっと前半に出てくるぐらいで、あとは誰?って人ばかりで豪華とはいえません。

それでも退屈はしないし、色々な箇所に突っ込みながらもそれなりには楽しめるんじゃないかと思います。なんでクルーがカップルで構成されてるんだよって言いたくなるのはもちろんのこと最大の突っ込みどころは続編作る気満々で物語が幕を閉じていくところでしょうか。

映画館に行って話が途中で終わるって結構きついもんがあります。これ二部作、あるいは三部作の一本目らしいですね。いつから映画って一本で完結しなくても別にいいんだよみたいな風潮ができたんでしょうか。

>>過去のエイリアンシリーズはU-NEXTで視聴できます

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コメント

  1. Zun より:

    3部作の2本目ですよ。

  2. ノノリギ より:

    はじめまして。
    プロメテウス、コヴェナント、次回作の3部作です。
    途中で変更がなければ、最近はファイナルPrt1とか分割も
    ありうるので、何とも言えませんが
    上記記事は前作のプロメテウスについての記事みたいですね。
    次回作でエイリアンに繋がるラストになると監督が言ってます。

    • 映画男 より:

      ノノリギさん

      コメントありがとうございます。リンク先の記事はタイトルにもありますように、プロメテウスではなく、コヴェナントのことについて話しています。ちなみにこちらの記事では監督がコヴェナントの続編一つは確定で、もしかしたらあと二つ作ることになるかもと答えてるので、まだ二部作になるのか、三部作になるのか分からないのが現状のようです。興行成績や制作会社との折り合いもあって決めるんでしょう。
      http://screenrant.com/alien-covenant-sequels-ridley-scott/

  3. ころ助 より:

    初めまして。
    私が言いたいことを全部書いてくれたので、非常にスッキリしました。
    映画なんて、ヒーローが悪を倒す、侵略者を人間が倒す、そんな単純な構成でいいんですよ。
    なんなら、エイリアン2と同じように、宇宙船内で人間とエイリアンが戦うようなものでも良い。
    そんな似たような映画でも、俳優や少しの工夫で十分に楽しめる。
    それを最近の映画は、新しい見たこともないようなシチュエーションを作ろうと無理矢理作って、それが逆に陳腐になっている。

  4. タライ より:

    日本での公開初日に僕も観に行きましたが、デイヴィッドが10年間、住み着いていた空間が、H・Rギーガーの家に似せた雰囲気を味わいました。

    たしかに、リドリー・スコット監督のエイリアンは大げさでした。

    その反面、H・Rギーガーはどんな人物で、父親からプレゼントされた、人間の頭蓋骨と列車の模型から死後にいたったのか、ドキュメンタリー映画が観たくなりました。

    近所で公開されなかったのが悔やまれます。

    ブラジルではかなり早い段階で、公開されたのではないでしょうか?

    アメリカは2008年に公開されてるので、日本の配給会社はひどいです。

    かつて渋谷にギーガーカフェがあったにも関わらず、知らん顔してるようで、、

  5. ゲーマー(24・独身) より:

    日本公開二日目に観賞しました。

     エイリアンがCGで描かれる箇所があり、「リアル感」が希薄に感じられた点は同感です。しかし、CG描写により過去作品とは違う「ダイナミックな動作・シーン」が観賞出来ます。私はそんなにリアル感にこだわりないので満足です笑

     アクション・スリルを求めている方には物足りないかと思います。ただ、それは前作プロメテウスを観賞していれば想像に難しくないでしょう。前作はもっとエイリアンの登場シーンが少ないですよ笑
     そもそもエイリアン2のような「女主人公がReebokのスニーカー履いて機銃を持って宇宙生物と戦う映画」とは方向性が異なります。あれはあれでスリルあって好きですが笑

     本作への評価は「世界観や設定を理解・楽しめるかどうか」で大きく変わると思います。私は兼ねてからの「謎」が解き明かされ、スリリングな映像を見て(ここは素人の主観的感想)満足しました。

    次回作が楽しみです。

  6. より:

    兄弟アンドロイドの善と悪の対決と言えば「新スタートレック」のデータとローアを直ぐに連想するのですが、彼らのことに触れている映画評は今のところ皆無ですね。
    昨今のSF者の教養の程が知れて寂しい限りです。

  7. タライ より:

    梟より

    新スタートレックは、タイムリーで視聴してます。本作のコヴェナントのAIはデータとローアの立会いが似ていると書いてましたが、コヴェナントのパンフレットにかいてました?

    データとローアとは気づきませんでした。