2016/01/23

オデッセイ(原題THE MARTIAN)

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宇宙飛行士が宇宙から地球に帰ってくるまでのサバイバル劇で、誰もがきっとどこかで一度は見たことあるようなワンパターンなSF映画。35点(100点満点)

あらすじ

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。

シネマトゥディより


文句

アカデミー賞ノミネート」作品です。宇宙飛行の話なんですけど、「アポロ13」しかり、「アルマゲドン」しかり、「ゼロ・グラビティ」しかり、宇宙を題材にするとなぜ内容がかぶりますね。結局、宇宙で何かしらのトラブルがあって地球に帰ってこれるかどうかわからないんですけど、みたいな話になるじゃないですか。

何のトラブルもなく、意外とスムーズで、宇宙の旅は快適でしたよ、っていう話でもいいと思うんですよ。それで宇宙船の中の飛行士たちの日常のやり取りとか、NASAの実験とかを見せるだけでもいいじゃないですか。

宇宙船の中で船員たちはどんなふうに寝てるとか、無重力でセックスはできるのかとか、トイレはどうしてるのかとか、宇宙船あるあるをもっとやって欲しいのに、いつも宇宙服が故障して酸素が少なくなるとか、宇宙船や基地が爆発するとかでしょ。

本作も火星で生き延びたワトニーが知恵を振り絞って、基地内でじゃがいもを育てながらなんとか生き延びようとする、というところまではよかったです。

ただ、そこから全部話がうまく行き過ぎて、ひびの割れた宇宙服から酸素がもれてもガムテープで簡単に張っただけで命拾いしたり、「こいつ絶対に生きて帰ってくるな」というのがわかってしまうのが残念です。むしろこういう映画こそ途中で主人公が死ぬぐらいじゃないとね。

いつも思うんですが、アメリカ映画ってなんで物語の中で「世界中の人々が固唾を呑んで見守っている」みたいな設定にするんですかね。世界中の人々そんなに暇じゃねえよって話なんですよ。ニューヨークのタイムズスクエアで市民がみんな集まって救出の行方を大画面で見入る、っていう演出とかいい加減にしてもらいたいです。ニューヨーカーだってあんなに暇じゃないからね。