2016/03/30

【第2章】映画感想レビューの書き方、アクセスを集める記事の4つの法則とは?

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映画ブログで感想、レビュー、ネタバレを書いている人向けにヒットする記事の法則をまとめてみました。月間約40万PVに達したこのブログの人気記事にはある秘密があったのです。

前回の「映画好きならブログやろう!あなたの批評が日本映画界を救う」に引き続き映画ブログをやっている人のために書こうと思います。今回のテーマは、「どうしたら映画のレビュー記事がヒットするのか」というのことです。同じように映画の感想を書いていても多くの人に読まれる記事と読まれない記事があるけれど、どうしてなのか。

このブログでは過去7年で約800記事ほど書きましたが、多くのアクセスを集める記事とそうでない記事にはおよそこんな違いがあることが分かりました。

1、ガチの感情が入っているかどうか

一番読まれない記事、それはなんの「熱」も感じられない記事です。ただ、ストーリーをおさらいして、適当に作品を褒めただけのような記事はまず読まれないでしょう。

僕のブログでいうと、点数が5,60点の作品は評価がまあまあの作品なので、文句を書いていても感情がこもらないことが多いです。褒めようにもそれほどいいシーンがあるわけでもなく、文句をつけようにもそれほど悪い箇所があるわけでもない作品については書いていて結構つらいものがあります。

一方でめちゃくちゃつまらなかった映画について書いていると、自然と熱が入ります。いまだにこのブログで最もアクセスを集めたレビュー記事は「蛇にピアス」です。

あの映画のふがいなさといったら絶句ものだったので、そのときの感情をぶちまけた結果、多くの人が読んでくれました。たとえ文句だとしても、その熱が伝われば読者にはうけるのです。

それに対して、ベタ褒めした記事も多くの人に読まれています。「愛人/ラマン」はいまだに毎日多くのアクセスを集めている記事です。このときも見終わったときの感情を吐き出すように書きました。鑑賞後のあのせつなさ、なにより主人公たちの恋の儚さを思うと、いまでも悲しくなってきます。

いずれにしろたとえ映画を褒めようがけなそうが、冷静に淡々と書いた記事では人の心には届きません。もっとあなたの感情を記事にぶつけましょう。

2、賛成、反対のスタンスを明確に取っているかどうか

僕が読者として一番読みたくない記事、それはどっちつかずの記事です。簡単にいうと、その映画が面白いのかつまらないのか読んでいて分からない記事です。

正直、その映画についての豆知識や製作秘話なんてどうでもいいんです。監督が誰だ、俳優が誰だ、なんて知ったこっちゃないんです。読者はその映画を見ようか迷っている、あるいはもう見た人たちなわけで、見たいと思っている人は映画館に足を運ぶまでの最後のワンプッシュが欲しいだけです。

逆につまらないかもしれないから映画館に行くのはちょっとどうかなと迷っている人は、「なんだやっぱりつまらないんだ、よかった見に行かなくて」といった理由が欲しいだけです。

すでにその映画を見た読者からしたら、面白かった、あるいはつまらなかったのいずれかの意見を持っているはずで、多くの人は自分の意見に同調してくれるブロガーを探しているんじゃないでしょか。それなのにどっちつかずの宣伝記事みたいなものを書いていたら、読んだ人はすっきりしないでしょう。

だからこそ面白い映画ははっきり面白いと、つまらない映画ははっきりつまらないということが大切なのです。

3、記事を読んだ後、その映画が見たくなる、あるいは見たくなくなるかどうか

僕が一番嬉しいのは、「これを読んで映画館に見に行きました」、「この記事を読んでからこの映画が見たくなりました」といったコメントです。また、その逆も同じです。

見たくなる、あるいは見たくなくなるような、人を動かす記事には強い力があるのです。ボロクソに文句を書いたのに、「逆に見たくなりました」といった意見もときどきもらいます。それはきっと、「この人がこんなに文句を言いたくなる映画って一体どんなものなんだろう」といった心理が働いて好奇心をくすぐるんでしょう。

もしかしたら、それにはある程度、読者を煽ることも必要なのかもしれません。僕は故意に煽ることはしませんが、自然と煽るような書き方になってしまうことは多々あります。

その結果、喜ぶ人も怒る人も当然出てきます。ただ、それぐらいじゃないと意味がないのです。読んだ後に読者に何の感情も呼び起こさなかった、という記事は存在しないも同然だからです。

4、突っ込みどころがあるかどうか

読んでいて、突っ込みどころがある記事もまた多くの人に読まれたり、コメントが付いたりします。正論を書くより、間違っていても面白いほうがいいのです。

僕の場合、アホだからか、あるいは思考回路がそうなっているのか、映画のひとつのシーンにおいても、ついつい歪んだ解釈をしてしまうことが多いようです。一部の読者からすると、あまりの的外れなその解釈が許せなかったりするそうで、突っ込まれることがよくあります。

また、散々偉そうに文句を書いているくせに誤字脱字ばかりで、すごく馬鹿そうに見えるという落ち度もあります。そうしたポイントが読者からすると、「こいつアホだ!」と反論したくなり、一方で逆に擁護したくなる優しい読者も出てきて、その記事が盛り上がるのです。

本当に頭のいい人は、そうした突っ込みどころをあえてブログの記事で演出するそうです。なるほどなあ、と思います。それができる人は演出してみたらいかがでしょうか。僕にはとても無理ですが。