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蛇にピアスは小説も映画もひどい!感想とネタバレ

この記事は 約3 分で読めます。


人体改造をテーマにした日本映画。原作が良くて、映画がひどいのは多いけれど、原作も映画もひどいという珍しい一本。過激な内容なのに迫力がなく、どの部分にもこだわりが感じられなかったです。27点(100点満点)

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蛇にピアスのあらすじ

ある晩、ルイはスプリットタンを持つアマと知り合い、同棲を始める。アマに影響され、自分もスプリットタンに挑戦しようと思い、彫し師のシバを紹介してもらうことに。ルイは背中に刺青を入れるうちにシバとも関係を持ち、痛みと快楽におぼれていく。

シネマトゥディより

蛇にピアスの感想と評価

突っ込みどころ満載な映画なので、違った意味で楽しめましたね。まず、(原作では)シバさんはカリスマ彫り師という設定でしたが、カリスマ彫り師のくせにトレーシングペーパーを使って、線になぞって墨を入れる、なんて職人気質が全くないのが軽いですね。

カリスマなんだったら直でいけよと。シバさんデザインの竜も鳥山明が描いたんじゃないのか、というほどアニメチックでしたね。あそこでシェンロンが出てくるとは思わなかったなあ。また、多くの人が感じたと思いますが、あのベッドシーンの不甲斐なさにはがっかりしましたね。

「お前を見てるとSの血が騒ぐんだ」
「入れ墨してるときに殺したくなったらどうしよう」
「ノーマルじゃイケない」
「マッドなサディスト」

などなどかなり過激な発言が飛び出してたんで、その分シバさんのS度には大きな期待を寄せていたんですが、いざ墨を入れる直前になってシバさんがルイに一言。

「痛かったら言ってね」。

優しぃ~。なんて優しぃんだ。これが「入れ墨してるときに殺したくなったらどうしよう」なんてことを言う人と同一人物なのか。そしていざプレイのシーンに突入したかと思うと、ベルトで腕をしばって、首を軽くしめて普通にやって終わり。うそおおおおおおおおおおお。

こういうのを見ていると、やはり日本では制約やら規制やらがあって、好きなように映画が撮れないんじゃないかと思いますね。リアルなものを目指そうとしても「それ以上はダメー!!」って横槍が入るんじゃないでしょうか。それとも監督がすごくノーマルな人で、そのくせSMについては一通り分かったようなことを言う人なのかもしれないですね。

「監督、SMっていったらもっと極端なことをしないとリアリティーに欠けるんじゃないですか?」
「バカ、お前はぜんぜんわかってない。究極のSというのは首を軽くしめてベルトして終わりだよ。逆にその程度がいいんだよ。ロウソクも鞭も邪道。お尻にこぶしを入れるなんてもってのほか」
「なるほど。深いっすねえ。さすが監督」

こんなやりとりがあったのかもしれません。その結果できた映画がこの出来じゃあ、本物のSの人たちはおろか、普通の男だって「あれならおれのほうがもっとすごいぜえ」って言いたくなること間違いなしです。言葉責めもぜんぜんダメ。自分の名前も言わせてないし、尻もひっぱたいてないし、髪の毛の引っ張り方も甘い。ぜんぜんダメぇええ。ああ、文句言ってたら、おれのSの血が騒いできたぁあああ。

コメント

  1. 匿名 より:

    お前蛇にピアスの書かれてない感情分かってなさ過ぎw
    でも、批判コメとして見てたら笑えるからありがとうございます

  2. カフェイン より:

    まず最初に言わせてもらいますが、自分の低脳さ、無知、知ったかぶりをひけらかす人間の事を難しい言葉で云うと「クソバカ野郎」となります。

    それは正に貴方の事を指す言葉なのですが、その理由を書き連ねる労力も屁をするより勿体無く思いますが私はとても親切なので。

    まず。

    トレーシングペーパーを用いる彫り方を素人如何の様に言いますが、これは間違いもイイとこで、彫られる側からすれば望んだ通りの柄を入れてもらう事(詳しい内容は後述)、彫る側からすれば同じ水準で作品を提供する意味で大きな意味を持ちます。

    彫師の元に訪れ、打ち合わせをし、予約を取り付けて望んだ刺青が、結果完成した暁に「何か違う様な…」これは基本的にもクソも許される事ではありません。

    例えるなら綿密な打ち合わせののちに行われた披露宴で予定していたものとは違うドレス、もっと言えば新婦が、新郎が赤の他人、的な意味に近いレベルです。

    実際に自分も彫師として、彫られる側として両方の立場から言える者として言いますが、その部分に関してド素人なのはクソバカ野郎である貴方です。恐らく彫り場すら目にした事も無いような金玉の皴程にもつまんない見識の持ち主なのは理解するに苦労しませんが。

    蛇に某に関しては原作も映画もハッキリ言って道端の吸い殻程の意味も価値も無いので構いませんが、己の足りない知識をそのまま世の常識とし物を書くと言う行為が腹立たしさの極みであったので進言させて頂きました。

    他の批評に関しては

    敢 え て

    触れませんが。ただ映画の本質は視れて無いのかなーと思います(笑)

    これからも頑張って下さいませ(白眼)

  3. 匿名 より:

    彫り師のことなんて微塵もわからないが、映画のこと、演出のことで言ったらトレーシングペーパーでちまちまなんてたとえ現実的だろうが下の下なのはわかるな
    下書きなし一発勝負でイメージ通りです最高です!って言わせるからカリスマって言葉に説得力が出る
    彫る側彫られる側経験者なんて超ニッチ層に配慮して現実のトレーシングペーパーでちまちまなんて描写にした結果、映像もつまらなく説得力も薄く、なんて本当に誰得

    • 映画男 より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。僕も全く同感です。

      • まぁ より:

        >超ニッチ層に配慮して現実のトレーシングペーパーでちまちまなんて描写にした結果、映像もつまらなく説得力も薄く、なんて本当に誰得

        これに同感してしまうと、リアルを問題にした映画批判を全部自己否定してしまうことになりますよ。
        知らなかったら知らなかったというのも別に恥ずかしいことじゃないと思うんですが、、、

  4. きょーこ(’-’*)♪ より:

    きっと超過激な映画なんでしょうねぇ?
    と、怖いモノ見たさに(>_<)私なりに妄想ふくらませ過ぎた反動のせいか……意外にソフトで安心したくらい。
    (でも、ドキドキしました♪)

  5. 映画好きです より:

    なんだかわかりませんが、主演女優さんの、ウフフ〰️
    が良かったです(笑)
    ストーリーとか、いいじゃないですか、とりあえず、見れれば。
    てな感じの映画です。
    渋谷とかに行かないから、リアルかどうかもわかりませんが、たぶん渋谷の街を歩いている人は、みんな頭を染めてるのでしょうね。
    あと、身体も!アバターみたいに‼️