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ゼロ・グラビティ (原題: GRAVITY)

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gravity

チョイチョイと作った感じのシンプルなSFサバイバル映画。登場人物、セリフ、ストーリーがほとんどなく、限りなくアクションだけで勝負している一本。40点(100点満点)

ゼロ・グラビティのあらすじ

地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。

すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

シネマトゥディより

ゼロ・グラビティの感想

天国の口、終りの楽園」のアルフォンソ・キュアロン監督による話が単純明快なので子供から大人まで誰にでも見せられる映画です。

宇宙に行ってきて、帰ってくる。その間にトラブルを織り交ぜ、ハラハラさせ、孤独を強調し、地球へ、生への愛着を描きます。

その一方で主人公ライアンのサイドストーリーといったら子どもを失ったというだけで、ほかには大した情報もなく、特に感情移入する要素もなく、どんな人生哲学で生きているのかが伝わりません。

むしろライアンのあのキャラなら「私子供も失ったし、別に死んでもいっか」とか言って途中で地球に帰るのを諦めるぐらいでちょうどよかったようにも思います。そもそもこういう映画の最大の欠点は「どうせ助かるんでしょ」と言いたくなるオチだからです。

監督は「天国の口、終りの楽園」のアルフォンソ・キュアロンです。毎回いろんなジャンルに挑戦している監督ですが、「天国の口、終りの楽園」が青春を感じさせてくれる一番優れた映画かなと思います。

なにか今回は手を抜いたじゃないけど、脚本や演出というよりもCG任せで、監督や俳優よりもコンピューターの技術者の手腕が光りすぎた感がありました。もっと監督の色が全面に出る映画じゃないと、見た人の心にはそれほど残らないでしょう。

「普通あんなふうにぶつかったら死ぬでしょ」的な宇宙空間での爆発や、吹っ飛ばされながら超人ハルク並に主人公ライアンがものすごい握力で手すりにつかまったり、宇宙服を脱ぐのがやたらと早かったりと、突っ込みどころも結構ありました。

最後地球に帰ってきて島に流れ着いて映画は幕を閉じますが、むしろ僕的にはあそこからどうやって自分の国に帰るんだよってその先が見たかったです。なんか地球にさえ着けばあとはもう大丈夫みたいな気の持ちようじゃあ困ります。家に帰るまで気を抜いちゃダメなんです。

そういえば、ついこの前、日本が誇る伝説のサバイバー、小野田寛郎さんが亡くなりましたね。小野田さんは戦後も戦争が続いていると信じてフィリピンのルバング島で約30年間生き延びた超人です。

そのサバイバル術は彼の著書「わがルバン島の30年戦争」に詳しく書いてあるんですが、知識の量が半端じゃないです。

小野田さんはブラジルに住んでいたので一度お会いしたことがあるのですが、高齢でも背筋がすっと伸びた強い眼光を放つ侍のような迫力のある人でした。そんな小野田なら宇宙でも平気で生き延びられそうです。この映画を見たら鼻でぷぷっと笑っちゃうかもしれませんね。

コメント

  1. ララランド より:

    最後地球に帰ってきて島に流れ着いて映画は幕を閉じますが、むしろ僕的にはあそこからどうやって自分の国に帰るんだよってその先が見たかったです。
    <ちゃんと映画見てますか?まともに字幕理解できたらあの後どうやって帰るのか、救助されるのかくらい分かるはずなんですけど・・・
    う~ん、これも的外れな批判だな~