
B級っぽさはあるものの、話がシンプルで爽快感のあるヒーローもの。最後まで見れました。45点
スーパーガールのあらすじ
惑星クリプトンが崩壊する直前、科学者ゾー=エルと妻アルーラは、多くのクリプトン人とともに脱出を試みる。ゾー=エルは、都市アーゴ・シティを含む地殻の一部を惑星から切り離すための防御フィールドを起動し、その一帯を惑星本体から分離させる。これにより、惑星の核が爆発してクリプトンが滅亡する中、アーゴ・シティだけは破壊を免れた。
それから8年後、アルーラは娘カーラを出産する。しかし、アーゴ・シティが宇宙空間に切り離されたことで、「クリプトナイト」と呼ばれる鉱物に長期間さらされるようになり、その放射線が住民たちを少しずつ蝕んでいく。やがてアルーラもクリプトナイト中毒で命を落とす。
娘を救うため、ゾー=エルはカーラと愛犬クリプトを宇宙船に乗せ、地球へ送り出す。地球に到着した二人を迎えたのは、カーラの従兄であるカル=エルことクラーク・ケント──すなわちスーパーマンだった。カーラは地球での新しい生活に戸惑いながらも、「スーパーガール」として活動を始める。
現在、23歳になったスーパーガールは、クリプトとともにさまざまな惑星を旅し、誕生日を祝って自由奔放な日々を送っている。そんな彼女を見かねたスーパーマンは、いつまでも地球に落ち着こうとしない彼女を心配し、たびたび連絡を入れてくる。
旅の途中、スーパーガールはルーシー・メアリー・ノールという少女と出会う。彼女は盗賊団「ブリガンズ」の首領クレム・オブ・ザ・イエロー・ヒルズによって家族を皆殺しにされ、生き残った唯一の存在だった。ルーシーは復讐のため力を貸してほしいと頼むが、スーパーガールはその願いを断る。
その直後、クレム率いるブリガンズがスーパーガールの宇宙船を襲撃する。クリプトが応戦するものの、毒矢を受けてしまう。毒には解毒剤が必要で、それを持っているのはクレム本人だけだった。クリプトの余命はわずか3日と知ったスーパーガールは、解毒剤を手に入れるためクレムを追う決意を固める。そして、不本意ながらもルーシーを旅の仲間として受け入れる。
スーパーガールのキャスト

- ミリー・オールコック
- イヴ・リドリー
- デヴィッド・クラムホルツ
- エミリー・ビーチャム
- デヴィッド・コレンスウェット
- マティアス・スーナールツ
- ジェイソン・モモア
スーパーガールの感想と評価

「ラースと、その彼女」、「ミリオンダラー・アーム」、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「クルエラ」で知られるクレイグ・ギレスピー監督による、DCユニバースのヒーロー映画。ストーリーは単純明快で、物語というよりド派手なアクションを楽しむ作品です。
家族を殺された女の子と、犬を襲われたスーパーガールがタッグを組んで、悪党たちに復讐をしかけるバディムービーで、原作や背景を全く知らなくても理解できちゃう、新規の視聴者には優しい作りになっています。
ヒロインには華がなく、演技も怪しいです。相棒のルーシー役の女の子も同じで、全体的にB級感が漂います。ルーシーは相棒なんだけど、本当にただスーパーガールに付いていくだけで、役割らしい役割をほとんど与えられていませんでしたね。自分の家で待機してたほうがいいだろっていうレベルでした。
キャストは基本的に見たことのない人たちばかりで構成されていて、唯一のビッグネームはジェイソン・モモアぐらいでしょうか。そのジェイソン・モモアにしてもキャラ的には面白かったんだけど、DCユニバースにおいてアクアマンじゃなかったの?っていう疑問がずっと拭えなくて、なんでお前がここにいるんだよ感がありました。詳しい人教えてください。
そうしたキャストの物足りなさはありつつも、「モータルコンバット/ネクストラウンド」ほどB級路線は突っ走っていないのがポイントで、ぎりぎり見れるラインには達していました。なにが違うのかと聞かれると、ちょっと分からないんですが、両作品には同じ安っぽさの中にも根本的な違いがあるように思うんです。
悪党のブリガンズたちが分かりやすくていいですね。顔中とげとげピアスだらけなのが最高で、見るからに意地悪そうで頭が弱そうなのでよかったです。悪役はああでなくちゃ。
世界観はブレードランナー、スターウォーズ、マッドマックスをミックスしたいみたいな雰囲気になっていて、SFとしてはかなりのパクリ感を提供しています。舞台が地球じゃないせいもあって誰かを救っている感じがなく、あくまでも個人的な復讐劇にとどまっているというスーパーヒーローらしからぬスケールの小ささもポイントです。
突っ込みどころは満載なんですが、それでも最後まで見れたのは、アクションシーンのカメラワークの良さと、なんだかとっても気持ちよさそうに戦う主人公の姿のおかげに違いないです。主人公が強すぎるゲームみたいなアクションでしたね
。スーパーガールは目からビームを放てばあらゆるものを焼き尽くすことができるのに、わざわざパンチとかキックを繰り出して戦うところがアホ丸だし、それこそ宇宙まで飛んでいける身体能力を持ちながら地上で相手のレベルに合わせて戦ってあげるところとかも思いやりすら感じました。
ラストで復讐を果たすときもちょっと意味不明でしたね。ルーシーには復讐するな、そんなことしても救われないって言っておいてスーパーガールが自分で始末するっていうね。あれもスーパーガール流のコントなんですかね。教訓を与えてから、自らその教訓を破るっていうなかなかスピーディーなボケをかましてきましたね。
クォリティーはそれほど高くないけど、変な捻りとか哲学とかメッセージ性とか込めてないのが好感持てました。ヒーロー映画なんて複雑な設定いらないから、ヒーローが悪党を倒すってだけでいいんですよ。


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