ラースとその彼女(原題 Lars and the Real Girl)

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登場人物全員がアホな偽善ドラマ。笑えるのは最初の5分だけ。それ以降は付き合いきれなくなり、段々イライラしてくる映画です。19点(100点満点)

ラースとその彼女のあらすじ

純粋で心優しいが、人付き合いが大の苦手なラースはある日、兄のガスとその妻のカリンにインターネットで知り合ったという自分の恋人を紹介する。

ガスとカリンは孤独なラースにやっとパートナーができたといって大喜び。しかしいざ恋人としてラースが家に連れてきたのはアダルトサイトで買ったダッチワイフだった。

シネマトゥデイより

ラースとその彼女の感想

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「ミリオンダラー・アーム」などでお馴染みのクレイグ・ギレスピー監督による恋愛ドラマです。

イケメン俳優ライアン・ゴズリングにコミュニケーション障害を持つ、さえない女と無縁のオタク役を演じさせていて、あまり説得力がないです。

この手の映画のなにが嫌かって村の人々があまりにも優しすぎるのが嫌ですね。村全体でダッチワイフを本物の人間として接するなんて、どれだけあいつらは狂ってるんだよ。

少なくとも兄がラースを思い切り殴って目を覚ましてやらないといけないのに、みんなしてお芝居に付き合うところなんかは精神病そのものでした。

恋愛していない人、恋人のいない人は不幸だという前提で話を進めている辺りがラブコメディーと同レベルで、ラースも孤独で、人と接するのが苦手だったら、一人で幸せになる方法を見つければいいのに、そういう努力はせずにダッチワイフを買って周囲に散々迷惑かけてるんだからどうしようもないです。

色々とラースの生い立ちや過去の出来事などに触れていますが、どれひとつダッチワイフを本物の人間としてみなすほどの重病を抱える理由にはなりませんよね。

もし母親が死んだとか、人に触れられると拒絶反応が起こるとか、そんな理由で男がダッチワイフに走るなら、みんなダッチワイフ持ってるって。

いかにも女性が気に入りそうな映画ですね。純粋なラースをかわいいとか、いい人などと言って涙を流す女がいそうで怖いです。

でもこれだけは断言できますが、この映画をどんなに気にいった“理解力のある、心優しい女”だって、男の家に行ってそこにダッチワイフがあったら、二度とその男とは会わないですよ。

この映画を好きだという人には、ぜひともダッチワイフと2泊3日で温泉旅行に行ってもらいましょう。そうしたら人々の本当の反応が見られるから。

コメント

  1. banana split  より:

    女性だからか(笑)好きでした。
    何が良かったかな。
    う~ん。
    彼が妄想を必要としていて、不要になると、手放すっていう設定が、リアルで、監督すごいなぁって思ったからかな。最近はやりのうつ病も、本当の疾患の人もいるし、病気が、或いは不調であることが、必要な人もいる。不自然な、或いは、困った状況も、必要があってそうならざるを得ない事態もある、そんな風に考えて、鋭いなぁって思いました。
    町中が合わせるのは、最初「ありえねぇ」って思ったり、パーティーなんかに連れていかなくてもって思ったけど、はたと「自分の周りに受け入れられないだろうと思っている偏見?恥の意識?」って思ったり、考えさせてもらいました。

  2. bluebird より:

    はじめまして。
    これを見て私が連想したのは、昔「探偵!ナイトスクープ」でやってた「マネキンと結婚した女」です。
    それから数年の歳月が経って、あの番組で日本中をドン引きさせた彼女は、「リアルの夫」と子供を伴って再出演。
    いっぺん突き抜けきってしまわないと乗り越えられないこともあるのかもしれません。

  3. eigaotoko より:

    bluebirdさん
    コメントありがとうございます。探偵!ナイトスクープ」でやってた「マネキンと結婚した女」ぜひ見てみたいですね。そんな奴が本当にいたなんて知りませんでした。ウケ狙いでやってる可能性もありますね。いずれにしろ、マネキンと付き合っているようではまだまだあまいです。幻覚と付き合うようになって初めて本当の孤独といえるでしょう。