スポンサーリンク

残酷で異常は評価ほど面白くないB級ループ映画!感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

カナダ産の質の低いスリラー。死後の世界みたいな場所で、何度も繰り返される出来事を我慢して見る映画です。30点

スポンサーリンク

残酷で異常のあらすじ

自宅のバスルームでエドガーは必死で妻マイロンの蘇生を試みていた。しかしマイロンはすでに息を引き取り、戻らぬ人となっていた。まもなくしてエドガーも命を落とした。

ふと気づくと、エドガーは自動車を運転中だった。助手席には死んだはずのマイロンが乗っていた。どういうわけかそれはどこかで見たことのある風景だった。

エドガーとマイロンはマイロンの連れ子ゴーガンのことを心配していた。ティネイジャーのゴーガンは難しい年頃で、義父のエドガーとはうまくやっていけてなかった。

エドガーはゴーガンを彼の叔父の家に行かせるつもりだった。しかしゴーガンは怖い叔父と暮らすのが嫌で家出をしてしまう。

その晩、マイロンが作ったスープを飲んだエドガーは急に体調を崩してしまう。マイロンは救急車を呼んだが、救急車はなかなか来なかった。もう一度かけるように言うと、マイロンは動揺し、電話を渡そうとしなかった。エドガーは電話を取り上げようとし、マイロンと争いになり、彼女を殺してしまう。

気づくと、エドガーは見覚えのない建物の中にいた。そこにはほかにもエドガーと同じ状況の男女が何人もいた。彼らはグループセッションで自分の罪を認め、繰り返しほかの者たちに殺害当時の状況を語り聞かせていた。

そしてグループセッションが終わるとそれぞれ自分の部屋に帰っていく。エドガーが自分の部屋に入る、彼は再びマイロンと一緒に乗っていた自動車の中へと引き戻されるのだった。

残酷で異常のキャスト

  • デビッド・リッチモンド=ペック
  • バーナデット・サキバル
  • ミシェル・ハリソン
  • マイケル・エクランド

残酷で異常の感想と評価

メルリン・デルビセビッチ監督による、カナダのB級ループスリラー。妻を誤って殺してしまった男が謎の施設に送られ、そこでは殺害当日の出来事が永遠に繰り返される、というシュールな物語です。

イン・ザ・トール・グラス・狂気の迷路」、「ビフォア・ザ・レイン」、「パーフェクション」、「12モンキーズ」、「リピーテッド」などのループものが好きな人にはいいでしょうが、そうじゃない人は退屈すること間違いなしです。

基本、僕はループ映画が苦手なので、この映画もつまらなく感じました。特に本作の場合、ループがあまり効果的に使われておらず、一つの話をループを使って小出しにしているだけ、という印象を受けました。

実際の出来事を少しずつ見せていき、物語が数分進んだら施設に戻り休憩。そしてまたループでもとの位置に戻り、視点を変えて物語を少し進める、というのの繰り返しです。

まだ意外性のある展開があればいいんですが、小出しにして言った割には、妻に毒を盛られた男が逆上し逆に妻を殺してしまい、埋め合わせをしようとする、というだけの話ですよね。

ラストはシュールはオチをつけていましたが、特に説得力を感じる終わり方ではないし、どこか仲の悪い夫婦の悲劇を美談にして終わっていたのが笑えました。相手のことを殺そうとしていた妻が最後、夫の墓場(死亡現場)に花を添えたら全部チャラになるんですか? 切り返しすごくない?

若い子連れのフィリピーナと結婚した年増の白人の男が、妻を所有物のように扱い、束縛しまくったことで、妻から嫌われ、義理の息子には暴言を吐かれまくり、お互いに殺意が芽生えるような関係のどこに美しさがあるのか分からないんですよ。

エドガーは妻のことを愛しているつもりなんだろうけど、愛情をはき違えてるふしがあって、生活の面倒は見てても、自由は一切与えないというタイプの男でした。

それに対し、マイロンはエドガーは銀行口座を開けるのも許してくれなければ息子にも優しくない。彼の愛が重い。それならいっそのこと殺してしまおうっていうありえない思考回路の持ち主で、普通に離婚したらいいじゃんとしか思えませんでしたね。

一方は自分勝手な独占欲の強い束縛タイプで、もう一方は嫌なことあったら殺しちゃえタイプってすごいカップルだよね。

また、肝心な殺害シーンにリアリティーがなく、トイレの中で夫婦がもみくちゃになりながら、便器に嫁の頭がもたれかかった状態で、夫が彼女の首を絞めるってどういうことよ? あんな首の絞め方で事故死するかよ。

俳優陣はもれなくB級でしたね。特にフィリピーナの奥さん役の女優はほぼほぼ素人じゃないでですか。やっぱり演者って大事だねえ。それぞれにB級オーラが漂っているからか、どうしても華がなければ、緊迫感も出ないんですよね。

これ、なぜかアマゾンプライムで評価がものすごい高いんですよ。みんなどこが面白かったのかなぁ。

コメント

  1. Sea より:

    単純に世間の評価と逆張りすれば目立つってもんじゃないぞ底辺レビュアー。自分の好みに合わないからってめちゃくちゃな批判したって見苦しいだけ。共食いゾンビとかのレビューとか参考にしたら?底辺抜けられるかもよーwww

  2. 通りすがり より:

    なんぼループもん苦手言うてもそもそも映画を見る目無いヤツが評価したらあかんわ
    これ、影の傑作映画やぞ
    底辺過ぎるわw

  3. Zzz より:

    充分おもしろい映画だと思うけどなーby高校生

  4. ギルバート・オッサン より:

    アマゾンのレビューにもありましたが、ルームナンバー「7734」を電卓(デジタル表示の)で打ち込んで、逆さにするというネタバレを知り、私は評価が良いに変わりました。こんな小ネタや伏線に気付けない自分が情けないですw

  5. m.n より:

    よくこんなのが映画の評価できたな。
    世も末ですな。

  6. ああ より:

    いや、たしかに夫婦関係に視点を当てればおかしいことだらけだぞ
    ドリスという存在で誤魔化されている

  7. 学生 より:

    メイロンとゴーガンはエドガーから自由になれた。ドリスは幼い娘を置いていかずに済んだ。そしてエドガーは妻を殺すことも、煉獄じみたグループセッションに送ることも回避できた。自殺の咎により彼がセッションから出ることはかなわなかったが、彼は結果に満足しているようだ(自分は他の人殺しとは違う!と考えているためか、尊大な態度だった)。

    上記の通り、(少なくともメインのキャラは)救済されているから、アレでチャラにしてもよいだろうと思う。観客である我々が救われたかどうかはどうでもよいし、それを評価の材料とすべきではない。話の構成がよいかどうかをろくに考慮していないどころか、(揚げ足を取るようで申し訳ないが)「便器に嫁の頭がもたれかかった状態」などと嘘まで書いている。そもそも話を理解できていないようだったので、レビューする前にもう一度映画を観る習慣をつけてみては?

    断っておくが、理解するために何度も観ることそれ自体を貶すつもりは一切ないし、寧ろよい事だと思う。

  8. ななしさん より:

    まさにタイトル通りで評価の割につまらなかったわ。本文には同意しかねるけど。

    閻魔ババアに反抗しても特にペナルティないし(の割にGジャンおじのタマだけ犠牲になるし)、
    天井の扉に行かせまいとする理由も不明。準備がどーたら言ってたけどむしろさっさと行かせるべきでは?
    最後なんかドリスさらっと生き返って歴史改変したのにエドガーは現代で死んだことになっててなんかもうグチャグチャだし。

    キャラの心情は理解するけど展開に荒が多くて、もう一捻り欲しいと思った。
    既に死んでいるということを隠して(もしくはミスリードさせて)おけばもう少し楽しめたかも。