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愛すべき夫妻の秘密は退屈なアメリカ人向け伝記ドラマ!ネタバレ感想

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とある人気テレビ番組の舞台裏と、とある人気俳優夫婦の結婚から離婚までを描いた退屈な映画。唯一の救いは映画館上映ではなくアマゾンプライムで見れるっていうことです。32点

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愛すべき夫妻の秘密のあらすじ

1939年、ルシル・ボールは低予算映画の小さな役をこなす程度の売れない女優だった。彼女はB級映画のクイーンなどと呼ばれたりもした。

ある日、ルシル・ボールは出演中の映画の撮影でキューバ人歌手のデジ・アーナズと知り合い、情熱的に恋に落ちる。数か月後、二人は結婚し、ハリウッドで結婚生活を始める。

デジ・アーナズは歌手としてラテン音楽バンドのデジ・アーナズ・オーケストラのリーダーとして大人気を博し、アメリカ中をツアーして回った。一方でルシル・ボールのほうは女優として泣かず飛ばずだった。

「ビッグ・ストリート/愛しき女への挽歌」でせっかく主演の座を掴んだものの、その後が続かなかった。映画に活躍の場がなかった彼女は仕方なくラジオコメディー番組「My Favorite Husband 」をやることになった。ところがこれが大ヒットし、テレビ番組化されることに。

当初は同じ番組のテレビ化だったのが、ルシル・ボールの提案によって内容が変わり、夫のデジ・アーナズを夫役にするよう条件を突きつけたことで『アイ・ラブ・ルーシー』が製作されることになった。

同じ番組に共演することによってルシル・ボールはすれ違いが起こっていた夫との関係修復を図ろうともしていたが、彼女は週刊誌にあるスキャンダルをスクープされてしまう。

愛すべき夫妻の秘密のキャスト

  • ニコール・キッドマン
  • ハビエル・バルデム
  • J・K・シモンズ
  • ニーナ・アリアンダ
  • トニー・ヘイル
  • ジョン・ルービンスタイン

愛すべき夫妻の秘密の感想と評価

シカゴ7裁判」や「モリーズ・ゲーム」のアーロン・ソーキン監督による、実在した俳優夫婦と彼らが出演していた人気コメディ番組の裏側をつづった伝記ドラマ。

ルシル・ボールとデジ・アーナズとアメリカの当時の情勢を知っている人向けの映画で、それ以外の人には結構どうでもいい話。

夫婦ドラマにしたいのか、人気TV番組の舞台裏を描きたいのか、それともアメリカの政治的な背景を描きたかったのか、その全てなのか製作側の意図がまずくみ取れませんでした。

多くの時間をヒロインのルシル・ボールの破天荒ぶりにフォーカスしています。『アイ・ラブ・ルーシー』の主演とはいえ、ルシル・ボールが力を持ちすぎていて、とにかく事細かく製作に口出しをするんですよ。プロデューサーや監督よりも権限を持っていて、自分のアイデアを実現するためなら共演者たちを深夜に呼び出してリハーサルをやらせたりもします。

そういう姿を異常と見ればいいのか、熱意がすごいと捉えればいいのか難しいところだけど、あまりポジティブには受け取れませんでした。今の時代だったら完全に狂人扱いじゃないでしょうか。

ちなみに僕はルシル・ボールとデジ・アーナズのことは知らなかったので、二人の人気ぶりやすごさが分からないのもあって夫婦関係にも興味が持てませんでした。いや、もしかすると二人のことを知っていてもこの描き方だと興味は持てなかったかもしれません。

結局ストーリーが面白かどうかなんですよね。もしこの映画が面白かったら鑑賞後二人のことを詳しく調べたくなっていただろうけど、そうはならなかったです。

それどころか夫との仲を良好にするために夫を相手役にする公私混同もはなはだしいルシル・ボールにはいら立ちすら覚えました。

二人のことをたくさん描いているようで、大部分が撮影現場を舞台にしているため関係性があまり見えてこないのも問題です。だって職場の風景を見せているだけでプライベートな時間がほとんどないんだから。多忙なのは分かる。でももっと喧嘩したり、愛し合ったりしないと。ただの仮面夫婦にしか見えなかったもん。

ニコール・キッドマンとハビエル・バルデムのわざとらしい演技にもアレルギー反応が出ました。なぜか二人ともこれでアカデミー賞にノミネートされているんですよね。どっちも酷かったと思うけどなあ。

ルシル・ボールが共産主義者かどうかっていうところを一大スキャンダルとして物語のラストまで引っ張っていましたが、あの辺の背景は「トランボ」ともつながる部分があってなかなか興味深かったです。当時のアメリカにとって共産主義は天敵だし、国民が共産主義に強い嫌悪感と不安を抱ているのは想像に難しくないです。

しかしそれについてはそれほど話が広がりませんでしたね。あれで番組を降板するぐらいの流れになるんだったらまだしも結局大丈夫なのかよってずっこけました。

ラストの番組収録直前に電話で直接FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァーと直接話すくだりはおそらく話を盛ってるでしょう。あんなにできすぎた展開にしなくてもね。

また、ルシル・ボールが口紅がついたナプキンを出して、夫に浮気したでしょ?とせまるシーンも嘘っぽかったです。家でやれよ、家で。お互いプライベートの時間がないからってそんなことまで撮影現場でやってたの? 職場に浮気の証拠を持って来るのはせめて勘弁してくれないでしょうか。

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