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リコリス・ピザはつまらないツンデレ恋愛ドラマ!ネタバレ感想

この記事は 約5 分で読めます。

長くてつまらない会話をさも面白いかのようにダラダラとしてくるおっさん、もしくはおばさんみたいな映画。それで何が言いたいの?っていうレベルの話です。11点

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リコリス・ピザのあらすじ

1973年のサンフェルナンド・バレー。15歳のゲイリー・ヴァレンタインは高校の記念写真の撮影日にアシスタントとして学校に来ていた25歳のアラナ・ケインと知り合いデートに誘う。

それをきっかけに二人は友達になった。ゲイリーは子役俳優として様々な番組に出演していた。ゲイリーの母親は多忙だったため、バラエティ番組の撮影のあるニューヨークにゲイリーの母親の代わりにアラナが彼を連れて行ったりもした。

そこでアラナはゲイリーの共演者であるランスと出会い、交際を始める。もちろんそのことをゲイリーは快く思っていなかった。嫉妬に駆られたゲイリーだったがまもなくしてアラナはランスと別れ、ゲイリーとアラナは再び一緒に時間を過ごすようになる。

やがてゲイリーは流行りのウォーターベッドの会社を立ち上げ、アラナをアシスタントとして雇うことにするが、それをきっかけに二人はお互いに対して複雑な思いを寄せるようになる。

リコリス・ピザのキャスト

  • アラナ・ハイム
  • クーパー・ホフマン
  • ョーン・ペン
  • トム・ウェイツ
  • ブラッドリー・クーパー
  • ベニー・サフディ
  • マーヤ・ルドルフ

リコリス・ピザの感想と評価

マグノリア」、「ブギーナイツ」、「パンチドランク・ラブ」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、「ザ・マスター」、「インヒアレント・ヴァイス」、「ファントム・スレッド」などでお馴染みのポール・トーマス・アンダーソン監督によるナンセンス恋愛劇場。2022年アカデミー賞ノミネート作品です。

関連性のない無数のエピソードを無理やりつなげただけの駄作で、若い男女がダラダラとツンデレを繰り返すストーリーです。登場人物のほとんどは実在する人物をモデルにしているそうですが、かといって面白い話は特になく、とにかく長くて退屈だという印象しか抱かなかったです。

愛人」や「この世界に残されて」や「愛を読む人」のように男女の間に特別な絆や事情や背景があればまだしも15歳の少年に高校でデートに誘われて、ノコノコと付いていってしまう25歳女性の気持ちがまず理解できませんでした。

そしてデートに行ったからといって結ばれるわけでもなく、なんとなく友達以上、恋人未満みたいな関係をズルズルと続け、その間にほかの人と付き合ったり、嫉妬したり、でもやっぱり気になって仕方がないといった二人の心境を2時間以上かけて描いていきます。少女漫画かよ。

どのシーンにも必然性がなく、何を見せたくて、何を描きたいのかも伝わってきません。主人公二人が何を目指してどこに向かっているのかも分かりません。ただそこで今起きていることを見せられるだけです。とはいえ今何が起きているのかもよく分からないシーンが多く、例えば二人が出会った場面ではなんで25歳のアラナ・ケインが高校に来ているのかの描写もほとんどなく、突然二人が廊下で遭遇して話し出し、次の瞬間にはもうデートしてるんですよ。

また、突然ゲイリーが何の説明もなく警察に手錠をかけられ連行され、警察署に行ったら人違いだったことに気づき、釈放されるというシーンがあるんですが、あのくだりいらないですよね。

そういった「どんな状況だよ?」っていうことがあまりにも多すぎるのとポール・トーマス・アンダーソンの滑り倒すギャグセンスのおかげで、話についていけませんでした。これといったストーリーラインがないからある意味、会話やエピソードが全部不必要に感じるし、無駄ともいえるんですよ。

映画というより長いコントですね。複数の関連性のないコントを時系列順に並べたみたいな構成になっていて、途中を飛ばして見てもラストだけ見ればそれでいいみたいな作りになっています。

日本人や日本語をバカにしたようなシーンもあって今の時代にまだこんなベタなギャグで笑いを取ろうとするんだと思って失笑してしまいます。

物語の中でどれくらい時間が経過しているのかも分かりにくかったし、脚本が全体的に不親切で雑ですね。

こんなんで脚本賞にもノミネートしているからね。会話やセリフの掛け合いが面白いっていう評価なんでしょうか。昔からそうだけど、ポール・トーマス・アンダーソンって謎に玄人受けがいいですよね。

系統としては「パンチドランク・ラブ」、「ザ・マスター」、「インヒアレント・ヴァイス」に近いです。ストーリー展開は全く読めないし、従来のハリウッドラブコメディとは違う路線を行くので、そういう意味ではゲテモノが好きなはどうぞといった感じです。

脚本以外でも主演の二人が演技素人だというのも大きな問題でしょう。少年役は亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンの息子だそうです。対するヒロインは歌手のアラナ・ハイム。この二人があまり魅力的なキャラじゃないんですよね。

地味でどこにでもいるような二人をあえてキャスティングしたのかもしれないけど、彼らに関してはそれが功を奏していないです。特にフィリップ・シーモア・ホフマンの息子に存在感がなく、あんまりでした。

そしてそんなあんまりな二人がキスするのをラブロマンスのクライマックスシーンにしてあって、こいつらのこれを見るために大事な2時間強を費やしたのかと思うと、残念でなりません。ほんと、どうでもいいもん。どうでもいい話をまるで視聴者の自分事のように見せるのが技術だし、醍醐味なのにそれが全然できてないですね。

コメント

  1. より:

    マグノリアが大好きで、この監督追っかけてますがゼア・ウィル・ビー・ブラッド以降イマイチですね
    これは期待していたので残念です…

    • 映画男映画男 より:

      僕もマグノリアが大好きで、ずっと期待し続けているんですが、その後ぱっとしないですよね。

      • より:

        全てが的外れで閉口するしかない。これほどまでに映画が理解できないのになんで映画評論なんてやってるのか理解に苦しむレベル。