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ファントム・スレッドは長くてスローで退屈!ネタバレと感想

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カリスマ有名デザイナーと同棲し、付き人みたいな生活を強いられる女の葛藤としたたかな生き方を描く女性向け映画。スローで、長くて、途中でだれる作品です。36点(100点満点)

ファントム・スレッドのあらすじ

1950年代のロンドン。仕立屋のレイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、英国ファッション界で名の知れた存在だった。ある日、ウエイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)と出会った彼は、彼女をミューズとしてファッションの世界に引き入れる。しかし、アルマの存在が規則正しかったレイノルズの日常を変えていく。

シネマトゥデイより

ファントム・スレッドの感想

インヒアレント・ヴァイス」、「ザ・マスター」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、「パンチドランク・ラブ」、「マグノリア」などでお馴染みのポール・トーマス・アンダーソン監督による、おっさんと年下女による精神的SMプレイ物語。

ポール・トーマス・アンダーソン監督は当たり外れのある監督で、この作品はどちらかといえば外れです。女性だったらあんなドレス一度でいいから着てみたい、と思ってはヒロインの気持ちに共感できるのかもしれませんが、僕にはダメでした。

特に僕はおっさんデザイナーのキャラとウエイトレスとの関係性、耳障りなBGM、かったるいテンポに退屈になりましたね。

物語は、ファッション業界でイケイケのドレスデザイナーのレイノルズがある日、レストランで若いウエイトレスのアルマと出会うところからスタートします。

一目惚れしたレイノルズは、アルマをデートに誘い、いい感じに家までお持ち帰りするのですが、いざ家に着いたら、あろうことかアルマの身体のサイズをメジャーで測りだし、突如ビジネスモードに入るのでした。

その状況が理解できないアルマは困惑するものの、素敵なドレスを着せられたら機嫌を取り戻し、瞬く間にレイノルズに恋をして同棲生活を始めます。

ところがレイノルズの周囲には常に大勢の取り巻きがおり、神経質な彼は無駄な雑音を嫌い、アルマとの生活はラブラブとはほど遠い仕事中心の暮らしになります。

そんな中、アルマはレイノルズに毒キノコを食べさせ、体調を崩させ、自分一人で看病することで彼を独占しようとする、というのが筋書きです。

神経質なレイノルズに対して、かまってちゃんのアルマ。二人のやり取りはレイノルズが細かいことで怒って、アルマがへそを曲げる。そうかと思えば機嫌を直して優しくなるツンデレの繰り返しで見ていて面白くありません。

歪んだ愛を描くのであれば、セックスシーンが重要になってきそうなもんですが、それすらも描いておらず、セレブぶった面倒臭いおっさんがイライラしているだけの印象しか残りませんでした。

最初のデートでいきなり身体のサイズ測るってありえないじゃないですか。あの時点で普通の女性ならブチ切れで帰るでしょう。

それでも帰られなかった時点で、二人の中のパワーバランスが確定してしまった感があり、あとは支配する者と服従する者とに分かれて、関係性が築かれていくだけでしたね。

そしてレイノルズが病気になったときだけ立場を入れ替えてリフレッシュするという行為もプレイそのもので、いわばいつも威張ってる男が赤ちゃんプレイに臨むのと同じ構図でしょう。

どうせ映画にするなら、もうちょっと異常な関係性や絆を描いてもらいたかったですね。物語はイギリスに実在したファッションデザイナー、チャールズ・ジェームスの話からインスパイアされたそうです。

だから実話っていうほどのものでもないし、フィクションならフィクションでもっと冒険しても良かったかなというのが正直なところです。

劇中では、レイノルズのドレスに身を包むと世の女たちはたちまち幸せな気分になり、オットリしてしまう、といった描写になっていて、レイノルズがレストランで食事を食べているときに「あなたのドレスを着ることが夢なんです」などと言いながら近寄ってくるファンが出てきます。

ああいう気持ちはちょっと男の僕には到底理解ができない女性的な部分ですね。綺麗なドレスを着たい、という願望はまだ理解できても、特定のデザイナーが作った服を着るだけで興奮しちゃう、という箇所が分かりません。いっそのことあのデザイナーなら抱かれてもいいみたいな心境になるのもさらに理解に苦しみます。

でもそれほど女性を興奮させる素敵なドレスを作る男の正体はロマンチックとはほど遠いクズ男っていう設定はよかったですね。

神経質で気まぐれで物音が嫌い、サプライズが嫌い、コミュニケーションが苦手で結婚したくないし、人の結婚式にも行きたくないってなかなかの恋愛不適合者じゃないですか。

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