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きばいやんせ私はダメな田舎あるある映画!感想とネタバレ

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東京でやらかした女子アナが、田舎の消えようとする伝統の祭りを再興させようと奮闘する人間ドラマ。起承転結が弱く、これといった見せ場のないコメディー劇。38点(100点満点)

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きばいやんせ私のあらすじ

鹿児島県出身の女子アナ児島貴子は不倫していたことを週刊誌に報じられ、表舞台からの仕事を下ろされていた。

そんな彼女に回ってきたのは地元の祭り「御崎祭り」を取材すること。すでに身寄りのいない児島貴子にとっては故郷に帰るのはあまり気が進まなかった。

久々に地元に戻った児島貴子は、祭りを取り仕切る役所の人々や同級生たちと遭遇する。

ところが地元の住民たちはすっかり「御崎祭り」に対して情熱を失っていた。このままではろくな取材ができそうもなく、児島貴子は地元の人々と衝突しながらも仕事に対して再びやる気を出していく。

きばいやんせ私のキャスト

  • 夏帆
  • 太賀
  • 愛華みれ
  • 榎木孝明
  • 伊吹吾郎

きばいやんせ私の感想と評価

」や「百円の恋」などで知られる武正晴監督による地方の祭りをテーマにしたユルユルコメディードラマ。足立紳による同名小説の映画化です。

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コメディーといえど、くすっと笑える程度で、特に盛り上がることもないまま、静かに終わっていく中身の薄い映画です。

前半は田舎あるあるみたいなエピソードでなんとか間を持たせているものの、中盤から後半にかけて盛り上がっていかないのがマイナス点です。

見せたいものが定まっておらず、地方の祭りを中心に話が進んでいくだけで、特に登場人物たちを掘り下げることもしていないため、誰にも感情移入できないようになっています。

お金のかけ方が甘いのか、あるいはそもそも監督に芸術心がないのか田舎景色の見せ方がダメですね。

もしネットフリックスが製作していたら、もっと奇麗に撮れていたんだろうなぁ、と思わせるような、映像美とはほど遠い絵の連続になっていました。

最大の見せ場である「御崎祭り」の一連のシーンは、本来ならこれでもかというほど神秘的、幻想的な撮り方にしないといけませんよね。それなのに素人が撮影したユーチューブ動画を見てるのとほとんど変わりませんでした。

こんなのとほとんど変わりません。

ヒロインとお父さんとの思いでの回想シーンとかまじでいらないです。感動もないし、ノスタルジーも感じないし、何が目的なのかさっぱりでした。

ちょっと笑えたのは、東京で活躍している女子アナが田舎に戻ったら、役所の職員から芸能人の話ばかりされて、「俺は誰々に会ったことがあるけど、君はどうだ?」とかしつこく言ってくる下りですかね。

僕も東京から広島の田舎の自動車教習所の合宿に行ったら複数の教官から同じようなこと聞かれましたよ。「東京だったらそこら中に芸能人が歩いてるんでしょ。誰かに会ったことある?」って。田舎の人って芸能人を神様かなんかだと思っている人いるよね。

キャストの中には鹿児島県出身の人も数人いるみたいだけど、そうじゃない人の中には方言がかなり怪しい人がいましたね。わざとらしい訛りと聞きなれない単語が多かったのもあって、字幕をつけたほうがよかったんじゃないのかな。

主演の夏帆は、相変わらず平凡で退屈なパフォーマンスを見せています。「友罪」にしろ、「22年目の告白 -私が殺人犯です-」にしろ、「海街diary」にしろ、「箱入り息子の恋」にしろ、毎回当たり障りのない仕事しかしないから、夏帆が出ていたどうかも忘れてたりします。それだけ存在感がないし、インパクトを残せていません。

ヒロインのキャラにしても尻軽女にしたいのか、真面目な女にしたいのか、気が強い女にしたいのか、うじうじ悩む女にしたいのかはっきりせず、言動にも一貫性がありませんでした。

同僚とはノリで簡単にやっちゃうようなタイプなんだったら、祭りの後の盛り上がっているときに元同級生ともやらないと。乱れ具合が甘いです。

一方で映画の舞台に地方を取り上げるのはすごくいいことだと思うし、日本各地にある無名の祭りにフォーカスするのは大賛成ですけどね。架空の祭りを扱った「羊の木」もなかなかよかったし、林業に目を向けた「WOOD JOB(ウッジョブ)」も興味深かったです。

日本の地方の伝統文化は、日本人だけではなく、世界中の視聴者にとって魅力的に映る、すごく可能性のある題材なのに、なぜかうまく料理できる監督が少ないのが残念です。

逆に外国人監督が日本の伝統文化を撮ったほうが綺麗に撮れちゃったりするからね。日本の美しさを撮るのが一番下手なのが日本人監督なんじゃないかなぁ。

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