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WOOD JOB(ウッジョブ)は外人に見せたい!感想とネタバレ

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三重県神去村を舞台に地元の人々と林業に携わる男たちを取り上げたハートフルドラマ。森に対する日本の伝統的な一面が見れるうえ、村の祭りや習慣などを大雑把ながらに分かりやすく伝えている外国人に見せたくなる映画。62点(100点満点)

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~のあらすじ

大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。

シネマトゥディより

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~の感想

「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」でおなじみの矢口史靖監督の作品です。期待しないで見たら意外と面白い映画です。

大学受験に失敗した、都会育ちの主人公がなんとなく林業の研修に参加したところ、最初こそ慣れない田舎暮らしや気難しい人々たちに手を焼くものの、徐々に仕事と村の生活に愛着を覚えていくストーリーです。

いわゆる王道の路線を行った演出と展開で、内容こそ違うけれど「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」と同じパターンを基にして作られているのがわかります。特にストーリーの起承転結の付け方はよく使われる手法で、どこかで見たこと聞いたことのある作りになっています。悪くいえばコテコテ、良くいえば大衆向けといった感じです。

主人公の勇気は染谷将太が演じていますが、本作では彼のパフォーマンスが意外に良かったです。ノリが軽くて、集中力がなく、不真面目な雰囲気が良く出ていて、いかにも気の抜けた若者といった感じがリアルでした。

勇気は先輩に怒られてもすぐに謝るけれど、ほとんど相手の言うことは聞いてなく、全然悪いとも思ってないのか、ただ形だけの謝罪をしてあっけらかんとしているような奴で、なにをやってもドジで間抜けだけど純粋で悪気がないから周囲に愛されるキャラになっていましたね。あの役作りと人物設定は自然でした。

ほかの出演者たちは、みんな三重県の方言かなにかを喋ろうと頑張っていましたが、みんなそれなりに怪しい方言で強引に突き通していましたね。その点は地元の人が聞いたら笑っちゃうレベルかもしれません。

林業という職業の内容を世間に知ってもらう、という目的だけでもこの映画が持つ意味は大きいと思います。本当だったらもっとそれぞれの地域に根付いた伝統的な職業をテーマに映画を作っていけば日本ならネタには困らないはずなんですけどね。

森に対する考え方や郷土愛など、すごく日本的な部分が見られるので、ぜひとも外国人の友達にでも紹介したくなる映画です。特にアマゾン森林をバッサバッサ切り倒してオゾン層を破壊しまくっているブラジルの業者とかが見るべきですね。先祖代々続く職業に対するリスペクトや次の世代につなげていく考え方とか日本的でさすがだなあと感心しました。

一つ気になったのは、あんなド田舎にいる若い女たちが長澤まさみだったり優香だったり西田尚美だったりと美人揃いにしているところで、なんでもっとモッサイ女たちをキャスティングしなかったのかが悔やまれます。ああいうキャスティングをすると、この映画に影響されて林業をやれば綺麗な女にモテるなどと勘違いする高校生とかが出てきそうで怖いです。

劇中にも登場した大学のサークル「スローライフ研究会」のメンバーたちのような奴らがまさにそうで、ファッションから言動から何から何まで薄っぺらいああいう連中があなたの周りにもいませんか?

あるいはもしかしたらすぐ近くにいるのに気づいていないだけかもしれません。そういう奴らはコンビニ弁当を食べながら「私、将来は自給自足の生活がしたいんだよね」とか言いだすので、正体はすぐに見破れるはずなんですけどね。

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