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映画ゴールデン・リバーは似てない殺し屋兄弟の物語!感想とネタバレ

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雰囲気はあるのにストーリーとアクションが弱いカウボーイもの。監督の意図するところがよく分からなったです。41点(100点満点)

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映画ゴールデン・リバーのあらすじ

ゴールドラッシュに沸く1850年代、オレゴン州にイーライ・シスターズとチャーリー・シスターズという殺し屋の兄弟がいた。

彼らはコモドア(准将)と呼ばれるボスの下で働き、言われるがままに次々と仕事をこなす悪名高い暴れ者だった。

ある日、二人はコモドアから盗みを働いたハーマン・カーミット・ワームを探すことを命じられる。

一方、同じくコモドアの雇われの身であるジョン・モリスはハーマン・カーミット・ワームと一足先に出会い、彼の話に興味を持ち、友情を深めていく。

ジョン・モリスはハーマン・カーミット・ワームを連れてジャクソンビルに向かい、そこでシスターズ兄弟と落ち合う予定だった。

ところがハーマン・カーミット・ワームに計画を見破られたと同時に彼が開発した金を採掘するための化学調合の話に魅了され、シスターズ兄弟の約束を反故して、カリフォルニアを目指すことにする。しかしそれを知ったシスターズ兄弟は二人の命を狙って後を追いかける。

映画ゴールデン・リバーのキャスト

  • ジョン・C・ライリー
  • ホアキン・フェニックス
  • ジェイク・ギレンホール
  • リズ・アーメッド
  • ルトガー・ハウアー
  • キャロル・ケイン
  • レベッカ・ルート

映画ゴールデン・リバーの感想と評価

ディーパンの闘い」、「君と歩く世界」、「預言者」などで知られるジャック・オーディアール監督によるアメリカ西部劇。

演技派を集めたキャストは悪くないものの、テンポが遅く、長くてダルく感じる映画です。

前半は面白そうな雰囲気をかもしているのに後半特にグダグダになっていくタイプでアクションシーンに迫力がないせいか、凄腕の殺し屋シスターズ兄弟の強さや凄さが伝わらず、戦いにいちいち緊張感がなかったです。

ディーパンの闘い」のほうがよっぽどプロのオーラと気迫を感じましたね。本作の殺し屋兄弟は片方は酔っぱらいで、片方は人の良さそうなおっさん、という印象しかなく、どちらにも怖さがないのがダメです。

殺し屋を主人公とした西部劇と聞くと「マグニフィセント・セブン」のような派手な撃ち合いか、「ブリムストーン」のようなドロドロの復讐劇を期待してしまいますが、実際はただのロードムービーで、男たちが馬に乗って街から街へと移動するシーンに多くの時間をかけていました。

また、その割には綺麗な景色が見れるわけじゃないのでビジュアル的にも楽しめません。その代わり、なんとなく殺し屋たちの心境の変化を描いて、最後は家族愛や兄弟愛のような締めくくり方をして終わっていきます。

散々人を殺してきたような奴らが、いきなり心を入れ替えましたみたいな顔されても、こっちとしてはすっきりしないんだけどね。

なによりあれだけ登場人物たちがボスのコモドア(准将)の話題を上げ、ラスボス感を出すんだったら、最後はちゃんと決闘シーンを用意するか、ボスの恐ろしさも見せつけないとだめでしょ。

それなのにラストは拍子抜けのオチしか待っていないし、ラスボスの存在自体を無駄にしていましたね。殺し屋たちがボスに振り回されたのはなんだったのかなぁ。

見どころは、金の採掘中にチャーリーがヘマするシーンでしょうか。なんで突然血迷って化学薬品をぶちまけたは理解できませんが、殺し屋だけに仲間まで殺しちゃうっていうのはさすがとしかいいようがないです。

一方で俳優たちの演技は安心して見れるレベルです。「ローグワン」、「ナイトクローラー」、「ヴェノム」などにも出演したラッパーのリズ・アーメッドはすっかり俳優としてのポジションを確立した感があります。顔がインパクトあるし、善人役も悪役もできるし、これからもいろんな映画に出そうですね。

それに対してジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスが兄弟っていうのはちょっとミスキャストかな。それぞれ演技は上手いけど、兄弟っぽさはあまり出せてなかったような気がします。

むしろホアキン・フェニックスとジェイク・ギレンホールのほうが顔の系統が似てませんか?

僕だけかなぁ。二人のうちのどちらかの映画を見ると、ジェイク・ギレンホールなのかホアキン・フェニックスなのか、いつもはっきりしないんですよね。

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