スポンサーリンク

【動画】ガルヴェストンはエセプラトニック!感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

歳の差カップルがプラトニックかつ危険な旅をするシリアスな物語。悪そうに見えてただただ真面目な二人のキャラが残念でした。50点(100点満点)

スポンサーリンク

ガルヴェストンのあらすじ

1988年のニューオーリンズ、殺し屋のロイは末期の肺がんだと診断され、自暴自棄になっていた。

そんなときにボスから仕事を依頼され、ロイは仲間と夜遅くにとある屋敷に忍び込むと、そこで彼らを殺し屋が待ち受けていた。ボスにはめられたのだ。

ロイの仲間は殺されたが、ロイはなんとか相手を殺し、屋敷で拉致されていた娼婦のロッキーを救い出して逃亡した。

ボスがロイの後を追って別の殺し屋を送り込んでくることは時間の問題だった。できるだけ遠くに逃げるのが得策だと思い、ロッキーを乗せて故郷ガルヴェストンに向けて車を走らせた。

しかし道中、ロッキーは地元にお金を貸した人がいると言って民家に寄り道させると、家の中で銃声を響かせたうえ、外にいた3歳の女の子まで連れて来てしまう。

ロッキーは女の子を自分の妹だと言った。ロイは仕方なく、二人の少女を連れて逃亡することになった。

ガルヴェストンのキャスト

  • ベン・フォスター
  • エル・ファニング
  • リリ・ラインハート
  • アデペロ・オデュイエ
  • ロバート・アラマヨ
  • マリア・バルベルデ
  • ボー・ブリッジス
  • CK・マクファーランド

ガルヴェストンの感想と評価

白い帽子の女」、「グランド・イリュージョン 」、「複製された男」などに出演したことで知られるフランス人女優メラニー・ロランが監督した逃避行ロードムービー。

殺し屋役をベン・フォスター、娼婦役をエル・ファニングが演じていて、安定のパフォーマンスを見せています。特にエル・ファニングの泣き演技は評価に値します。

一方で犯罪組織から命を狙われる殺し屋が娼婦を連れて逃げる、という設定がベタで、初めて見る映画なのに、どこかで見たことがあるかのような感覚を覚えましたね。

テンポが一定だし、終始マジな雰囲気だけで話が進む演出も物足りないです。ストーリー進行がワンパターンで、オンオフや緩急がないんですよね。ユーモアはゼロに等しいです。

最後までは見れる映画だけど、特に面白くはないかなぁ。ボスに目を付けられた殺し屋の行く末は簡単に読めてしまうし、最初からいずれ悲劇が起こることが約束されたストーリーには、もっとサプライズが必要でしたね。

娼婦なのにエル・ファニング扮するロッキーにはベッドシーンすらないし、殺し屋なのにベン・フォスター扮するロイはやけに硬派だし、二人ともがっつり裏の道を歩いてきた割には真面目すぎやしませんか。

あれだけ運命的に出会って、一緒に危険の中を行動してたら当然親近感は湧くだろうし、モーテルで何泊もしてるんだから、たとえ歳の差があってもやるでしょ。だけどやらないんですよ。

だから二人の恋愛模様を少しでも期待したら失望させられるでしょうね。匂わすだけ匂わしといて最後までプラトニックだから。プラトニックな殺し屋と娼婦ってなんだよって話だけど。

ガルヴェストンのネタバレ

唯一のサプライズらしいサプライズは、ロッキーが自分の妹だと言っていた女の子が実は娘だった、というオチぐらいでしょうか。それも継父の性的虐待によって生まれた子なんだそうです。

だったら「お母さん」って呼びそうなもんだけど、女の子本人もロッキーが家を出て行ったせいで、その事実を知らないんだって。ちょっと無理があるかなぁ。

そんでもってラストでは結局、ロイはロッキーのことを本気で好きだったのかよっていう終わり方をしていましたね。

今更、愛だなんだ言われても時すでに遅しだし、やれるときにやっておかないから妄想が膨らんで、ロッキーの幻に悩まされるんですよ。

コメント