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レスラー(原題 Wrestler)

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落ちぶれようと、家族に反対されようと、プロレスの世界から足を洗えない不器用な男の復活ドラマ。男の遅い青春を描いた、ちょっといい話です。60点(100点満点)

映画レスラーのあらすじ

プロレスラーのランディはレスラーとしては老年の枠に入る大ベテラン。一昔前までは大人気だったが、現在はトレーラーに住み、スーパーで働きながらプロレスを続けるという慎ましい生活を送っている。

衰えた体にステロイド注射を繰り返し、トレーニングに励むランディはあるとき試合後に突然心臓発作に襲われる。医者からプロレスを辞めないと命の保障はないと忠告され、泣く泣く引退を決意する。

その後一度は新しい人生を始めようと、スーパーのお惣菜売り場で働き出したランディだったが、プロレスに対する思いはどうしても捨てられなかった。

映画レスラーの感想

マザー!」、「ブラック・スワン」、「ノア 約束の舟」などで知られるダーレン・アロノフスキーおっさんレスラーの復活劇を描いた人間ドラマ。

主人公ランディの復活というより、ミッキー・ローク自身の復活ストーリーとも言える作品で、ミッキーのことがちょっと好きになってしまう映画です。

落ちぶれたおやじの役をやらせたら、実生活で散々落ちぶれた経験を持つミッキーの右に出るものはいないでしょう。

ミッキーがこの映画のためにちゃんとプロレスラーの体を作り、ちゃんとプロレスをしているところが笑えたし、嬉しかったです。

ミッキー・ロークだけじゃなく、プロレスの裏舞台が覗けるのもこの映画の良さです。例えば、これから行う試合の展開を対戦相手と仲良く話し合っているシーン、ロッカールームで違法薬物を売買するシーンなどがリアル。

なによりプロレスラー同士が敵味方関係なくリスペクトし合っているシーンが多くて感動的でしたね。

ひとつ断りを入れておくと、この映画は完全に男向けの映画です。ランディは自分の娘のこともろくに大事にできないダメ親父で、家族よりも女よりもプロレスが大事というような男だから、女性たちには共感できない箇所が多々あるでしょう。

でも男からしたらなぜか妙に共感できますね。また、映画というより、漫画を見ているという感じで、キン肉マンやあしたのジョーを見ているようでした。

ひとつ気がかりなのは、この映画の成功のせいでミッキー・ロークがまたどうしようもない恋愛映画なんかに出演しださないかなぁ、ということです。

最悪のケースは「ナインハーフ」の続編でしょうね。そんなのに出たら再び総スカンを食らって、今度は前よりも一層落ちぶれて、頭を撃ちぬいたりなんてこともやりかねないです。そうならないことをただ祈ります。

コメント

  1. とんとん より:

    映画男さんに、全く同感!
    見ていて、本当に嬉しくなりました。