JSA(原題 JSA: JOINT SECURITY AREA)

韓国と北朝鮮の国境沿いで密かに親交を深めていた両軍の兵士による暑苦しい友情の物語。リアリティーがなさすぎて、話に付いていけなかったです。16点(100点満点)

あらすじ

1999年10月28日午前2時16分、共同警備区域の北朝鮮側詰所で、朝鮮人民軍の将校と兵士が韓国軍兵士により射殺される事件が発生。現場に居合わせた目撃者の韓国軍兵士と朝鮮人民軍下士官は「拉致されて脱出した」、「突如攻撃してきた」と、正反対の供述を行なう。

中立国監視委員会は事件の真相を解明すべく、韓・朝両国の同意を得て、スイス軍法務科将校の韓国系スイス人、ソフィー・チャン少佐に調査を依頼。ソフィーは関係者と接触を繰り返しながら事件の真相に迫る。

wikipediaより

読者のみーさんのリクエストです。ありがとうございます

文句

お嬢さん」、「イノセント・ガーデン」、「親切なクムジャさん」、「復讐者に憐れみを」、「オールド・ボーイ」などでお馴染みのパク・チャヌク監督による兄弟愛ドラマ。

北と南が対立しているのは政府だけで、国民ひとりひとり、あるいは軍人ひとりひとりは本当は人間味と情に溢れ、相手のことを思いやる気持ちを決して忘れていないといった理想を映像化した物語です。

国境区域の詰所で銃撃事件があり、真相を追っていくと実は韓国の兵隊と北朝鮮の兵隊が友情を築いていたのが判明する、というのが話の流れです。

韓国では歴史的大ヒットを飛ばした作品だそうですが、やはり韓国人が見るのと、他の国民が見るのとでは感じ方は違うのでしょう。

北朝鮮との摩擦によって日々圧力や緊張を感じて生きてきた国民にとっては、北朝鮮人と韓国人が仲良くできたらどんなにいいだろうか、と願っている人も少なくないでしょう。

南北が平和的に統一されれば男たちは徴兵から解放されるかもしれないし、女たちは自分の子供を軍隊に送らなくて済むかもしれません。

いつミサイルが飛んで来るのかとビクビク怯えることもなくなるでしょう。南北を自由に行き来できるようになり、生き別れた家族と再会できる人もいるでしょう。

そういった感情を抱えた人が見たら感動するのも無理はないかなぁ、と思います。ただ、部外者として見ると、暑苦しい友情を売りにした、ちゃんちゃらおかしい韓国映画に過ぎませんでした。

そもそも軍人は上からの任務を遂行するのが役目なので、そこに私情を挟む余裕なんてないはずなんですよ。それなのになんで韓国軍の兵士は夜な夜な国境を越えて友達に会いに行っちゃってるのって感じで、終始両国の軍人同士の交流がアホらしかったです。

いつ火花が飛び交うかも分からない緊張状態の中、彼らはまるで初めて外国人の友達ができた大学生みたいなノリでキャッキャ言いながら遊んでましたね。

お互いの政治思想を語り合うわけでもなく、両国の文化の違いを指摘するわけでもなく、ただなんとなくゲームをしたり、ふざけ合ったりするだけっていうね。お前ら、子供かよ。

挙句の果てには韓国の軍人が北朝鮮の軍人に自分の友達を紹介してましたね。「大丈夫だよ、こいつはいい奴だから、絶対にチクらないから」みたいなノリはなんなんでしょうか。学生か。

そういえばクリスマスの日だけ停戦をして敵軍同士が交流を深めた「戦場のアリア」やボスニア兵とセルビア兵のやり取りを描いた「ノー・マンズ・ランド」なんていう映画もありましたね。

この手の物語に共通するのは「敵だけど優しくしちゃうよ、だって人間だもの」という点に尽きます。いわゆる人類皆兄弟をモットーにしていて、すごく抵抗を覚えます。いつだってこの手の話は「どうだ、敵と仲良くしてる俺って優しいだろ、器デカイだろ」っていうアピールが過ぎるんですよ。

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