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わたしに会うまでの1600キロは自分探しの旅!ネタバレと感想

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Reese Witherspoon in Wild

いわゆる自分探しの旅をした女性の話で、海外旅行に行きたくてうずうずしている大学生にはいいかもしれない映画。60点(100点満点) 

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わたしに会うまでの1600キロのあらすじ

砂漠と山道を徒歩で旅することにしたシェリル(リース・ウィザースプーン)。旅をスタートさせる少し前、シェリルは母の死を受け入れられず、薬と男に溺れる日々を送り、結婚生活は崩壊してしまう。

シェリルは人生について思い直し、自分自身を取り戻そうと決意。こうして彼女は旅に出たが、寒さが厳しい雪山や極度の暑さが体力を奪っていく砂漠が彼女を苦しめ……。

シネマトゥディより

わたしに会うまでの1600キロの感想

ダラス・バイヤーズクラブ」、「カフェ・ド・フロール」、「ビッグ・リトル・ライズ」、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」、「C.R.A.Z.Y.」などで知られるジャン=マルク・ヴァレ監督による実話を基にしたロードムービー。

自分探しの旅といっても、町から町へと移動していくのではなく、アラスカの旅を描いた「イントゥ・ザ・ワイルド」を彷彿させるような大自然の中に飛び込んでいく旅です。

母親の死、麻薬中毒、性依存症、離婚などを経てボロボロになった女性が自分と向き合うため、過去をリセットするために人混みを離れ、山道をひたすら歩いていくお話です。

おそらくどのロードムービー、誰の旅行話を聞いても、「自分探しの旅」というのは他人からしてみれば結構どうでもいい話といえるんじゃないでしょうか。それはちょうど、昨晩見た夢の話をされるようなもので、他人からすれば現実感もなく、感情移入が難しいタイプの話です。

この映画も特に個性があったかといえばそうでもなく、ほかのロードムービーとなんら変わりはありませんでした。

それでもベッドシーンを多用し、主役のリース・ウィザースプーンを脱がしたり、危険なシーンを混ぜたりして、それなりに緊張と興奮を演出していました。

ひとつこの手の映画にありがちなのは、旅をしたことで「私は変わった、私は成長した、私は問題を乗り越えた」的な総括をして幕を閉じることです。

「いやあ、命をかけて旅をしてきたのに結局何も変わりませんでした」という話は見たこと、聞いたことがありません。主人公のシェリルはあの後一体どうなったんでしょうか。できれば旅から社会へ戻った後のことも描いて欲しかったですね。

またドラッグとセックスに溺れたりしてね。「ああ、やっぱりこっちのほうが最高よ、旅は疲れるから二度とごめんだわ」とか言って。

進路を迷っている、あるいは行き詰って哲学にひたっている若者がいかにも好きそうな話ですが、「旅に出たい」、「世界を回りたい」などと思ったら、こんな映画を見ずにとっと行ったらいいと思います。

ただ、間違っても帰国後に「人生観が変わった」とかほざかないようにお願いします。

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