2017/10/25

ゴーン・ガール(原題GONE GIRL)

gonegirl

ソーシャル・ネットワーク」、「ドラゴン・タトゥーの女」などでお馴染みのデヴィッド・フィンチャー監督によるサスペンスドラマ。50点(100点満点)

ゴーン・ガールのあらすじ

ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。

シネマトゥディより

ゴーン・ガールの感想

妻が行方不明になったことをきっかけにメディアや世間から殺害容疑をかけられた夫が自ら事件の真相を解明していくサスペンス劇で、そこそこ面白いのに中盤から終盤にかけて辻褄を失って崩壊していくボロボロ映画。

夫ニックは妻エイミーが行方不明になる直前に妻に保険金をかけ、暴力を振るい、ゴルフクラブなどをクレジットカードで購入していたことが発覚します。

さらに年下の女性と不倫関係にあるなど、怪しい事実が次々と浮上。メディアも夫を犯人に仕立て上げ報道を加熱させます。しかし全ては夫に恨みを持ったエイミーが仕組んだ自作自演の事件だった、というのが筋書きです。

物語りのかなり早い段階でエイミーが生きていることが分かり、エイミーの逃亡生活と殺人容疑をふっかけられたニックのマスコミとの戦いが現在と過去を交差しながら平行して話が進みます。

つまり犯人探しのサスペンス劇ではなく、登場人物の行方を追っていくタイプの映画で、テンポが良く、そこそこ興奮はあります。

しかし妻エイミーの行動がぶれぶれでそもそも行方不明になる必要があったのかと思わせる展開が続き、肝心な目的を失ってしまうのが残念です。

もともとは他殺と見せかけ、自殺を遂行し、夫を逮捕させる、というまでが復讐だったらしいんですが、それならいっそのこと夫を殺しちゃったほうが早いんじゃないのと思わずにはいられません。

死にたいのか、生きていたいのか、夫を殺したいのか、一緒に暮らしたいのか、その辺の軸が物語りの途中で左右に大きく揺れて視聴者を混乱させます。

そして終盤にはエイミーとニックが二人ともありえない奇妙な行動に走り、リアリティーから大脱線してしまいます。エイミーのせいでニックは大変な目に遭いますが、一番大変な目にあったのはエイミーの元彼だと思いました。せっかく助けてやったのにあの仕打ち。頭のおかしい美人は決して助けちゃいけないといういい教訓だと思います。

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