スポンサーリンク

The Batman/ザ・バットマンは長くてつまらない!ネタバレ感想

この記事は 約6 分で読めます。

演技、映像はいいものの、ストーリーが間延びしてしまう、もったいない作品。もうちょっとで名作になれたかもしれないポテンシャルを持ちながら、失敗した映画です。49点

スポンサーリンク

The Batman/ザ・バットマンのあらすじ

ハロウィンの日にゴッサムシティで市長のドン・ミッチェル・Jr.が何者かから殺害される。犯人は自分のことをリドラーと名乗った。リドラーは現場にバットマンあてのメッセージを残していた。

これを受けバットマンことブルース・ウェインは刑事と共に事件の捜査を始めるが、バットマンが捜査に関わることをほかの刑事たちは良く思っていなかった。まもなくして刑事のピート・サヴェージも殺されてしまう。

リドラーはドン・ミッチェル・Jr.の車に事件の手掛かりとなるペンドライブを残していた。中身を見てみると、ドン・ミッチェル・Jr.が妻ではない、別の若い女性とナイトクラブから出てくるところをキャッチした写真が入っていた。

さっそくバッドマンがマフィアのカーマイン・ファルコーネが運営するナイトクラブに行き、部下の ペンギンことオズワルド・“オズ”・コブルポットを尋問すると、ペンギンはしらばっくれるだけだった。しかしそのとき現場にいたウェイトレスのセリーナが不審な態度を取ったのをバットマンは見逃さなかった。

セリーナの後を追うと、彼女のアパートにはドン・ミッチェル・Jr.と一緒にいた女性の姿があった。バットマンは彼女たちが事件となんらかの関わりを持っているのではないかと疑ってセリーナを問い詰めると、、、、、

The Batman/ザ・バットマンのキャスト

  • ロバート・パティンソン
  • ゾーイ・クラヴィッツ
  • ポール・ダノ
  • ジェフリー・ライト
  • ジョン・タトゥーロ
  • ピーター・サースガード
  • アンディ・サーキス
  • コリン・ファレル

The Batman/ザ・バットマンの感想と評価

猿の惑星」シリーズや「クローバーフィールド」シリーズで知られるマット・リーヴス監督によるDCコミックの人気ヒーロー、バットマンのリブート作品。最初の1時間はいいのに、どんどん失速していき、やがて眠気がマックスなっていく惜しい映画です。

キャストの演技、映像、音楽、演出など、なかなかカッコいいなあ、という印象を最初受けました。序盤はこれはもしかして「ジョーカー」と並ぶ芸術的傑作ヒーロー映画になりうるかもと期待すら抱きました。

ところが話があまりにもくどく、延々とバットマンの嗄れ声を聞かされていくうちにあくびが止まらなくなり、最後の1時間はなにが起こったのかほとんど記憶に残っていないぐらいつまらなかったです。

ヒーロー映画というよりサスペンススリラーですね。バットマンが刑事役を担い、事件を推理、解決する話になっています。お前は探偵かよっていうぐらい推理能力が高くなっているのが特徴です。

いちいち犯人が残忍な殺害を犯し、ご親切にメッセージや手がかりを残しているところはどこか「セブン」や「スパイラル・ソウ・オールリセット」を彷彿とさせるものがありました。犯人の一連の事件は「ゾディアック」を基にしているそうなんですが、暗号とかメッセージが一見手の込んでいるようでただの言葉遊びばかりで、ものすごく幼稚で間抜けな感じがしました。

カメラは基本被写体にかなり寄っていて表情がよく見える分、全体像が見えづらく、画角がものすごく狭くなっています。それによって効果的に撮れている絵もあるんですが、何が起こっているのかよく分からないシーンも多々あって、どこかごまかしているようでもあります。ゴッサムシティを再現するのが大変だからなのか、ドアップで撮ってばっかりでもうちょっとカメラを離して欲しかったです。

ヒーロー映画というより、芸術路線に半分足を突っ込んでいるため、子供向けの映画ともまた違ってDCファン、バットマンファンにとっては果たして歓迎されるのかどうかは疑問です。批評家に受けるんだろうけどね。

もっとドンパチやってもいいような気がしました。でもときどき挿入されるアクションの大部分はバットマンが素手で戦うんですよ。たまにちょこっとアイテムを使うぐらいで。

アクションシーンやカーチェイスシーンはそれなりに格好いいんだけど、普通の人間による、ベタなアクション映画のアクションシーンに近いです。それをリアルと捉えるか、こんなのヒーロー映画じゃないと捉えるか、ですね。ヒーローっぽさが出てたのって最後に市民を救出するシーンぐらいでしたね。ヒーローっていうより自衛隊みたいだったけど。

最大の問題は登場人物が多すぎることだと思います。やれペンギンだ、やれリドルだ、やれファルコーネだ、やれ悪徳刑事だ、誰が本当のヴィランなのか分からなくなるほど、みんな汚職まみれなので、ずっと知らない人の名前が連続して出てきます。だから追いかけるのが大変でした。

特にポール・ダノ扮する連続殺人犯のリドルはいまいちでしたね。オタク系サイコパス風にしたかったんだろうけど、風貌も雰囲気もまだまだでした。あれならインパクトのあるペンギンにフォーカスしたほうがよかったですね。

一方、バットマン役のロバート・パティンソン、キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツはなかなか素晴らしいパフォーマンスを見せていました。ロバート・パティンソンは「テネット」辺りから急激にいい俳優になった感がありますね。ベン・アフレック版のバットマンよりは遥かに上手です。典型的なアメコミヒーローのように筋肉ムキムキとかじゃなくて、細見で身軽そうなのがいいですね。ゾーイ・クラヴィッツも色気も存在感も十分に発揮されていました。

しかしさすがに今の時代3時間の映画ってやっぱりきついですよね。3時間があっという間だったっていう作品にするには相当なテンポの良さがないと。この映画の場合、犯人の正体や犯人の目的が途中からどうでもよくなるぐらいダレるんですよ。いつまでやってんだよって思うもん。

これでもっとサプライズやバットマンとキャットウーマンの濃厚な絡みでもあればもっと楽しかったかもしれません。例えば、ホアキン・フェニックスがジョーカー役で出てくるとかでもよかったですよね。ジョーカーはラストにちょろっと出てきますが、バリー・コーガンが演じています。

それが続編でジョーカーが登場することを暗示していて、結局のところこの映画はつなぎでしかないんですよね。もったいぶらずにジョーカーをがっつり出せばいいのに。

ちなみにラストにエンドロール後のおまけシーンなんかはないので、夜遅くに見たら終電を逃さないように速攻帰りましょうね。

ただ、オリジナル版ではあるURLが表示されます。日本版はどうなのか分かりませんが、もし表示されていたらコメントで教えてください。

>>ザ・バットマンのエンドロール後のURLの意味を解説!

>>ザ・バットマンのネタバレ&トリビア総まとめ

コメント

  1. tukareru より:

    重要な話を会話だけでやるのはやめて欲しかったですね
    ストーリー追うの疲れます

  2. きのこ食べ過ぎ より:

    とにかく前半から中盤にかけての「探偵ごっこ」がダルい。所謂ノワールとかミステリーっぽい事やってんのは分かるんだけれど、結局 要所要所でバットマンが便利ギミックと暴力で解決するから、その手のジャンルに必須な「知的謎解き」要素が皆無で、ストーリーに引き付ける力が無い。
    終盤のバットマンが「親の金で自警団ごっこ」みたいに存在意義否定されて、ヴィランでも何でもないアノニマスな一般人のテロには無力化していく辺りが一番面白かった。

  3. ジュゴン より:

    いつも楽しく拝見しております。

    楽しみにしていた一本だったんですが、映画男さんの仰るようにいい部分もあったのに色々と残念な作品だったと思います。

    ・とにかく長すぎる!あのストーリーで3時間はキツかったです。リドラーとのやり取りがとにかくしつこいし、最後はもうどうでもいいよって気分になりました。
    それと長いクセに見せ場が少なかったのも何だかなって感じです。

    ・雰囲気が過剰に暗すぎる!ヒーロー映画なんだから派手なアクションやユーモアも欲しいのに、何だかサイコサスペンスを観てる気分でした。「ジョーカー」が成功したからなのかもしれませんが、あれは特殊な例であって、バットマンやお馴染みのヴィランやギミックを登場させてる大作で、あの雰囲気作られてもなぁと(笑)
    アルフレッドなんかもっとユーモアを作っていけるキャラクターなのにそれも皆無。せっかくアンディ・サーキスを使っているのに勿体ないなぁと思いました。

    ・ペンギンが勿体ない!あんな使い方だったらペンギンを登場させる意味がないように思います。気合の入ったメイクで頑張ってたコリン・ファレルが気の毒です(笑)
    ポール・ダノは好きな俳優だけど、今回はインパクトはあまりありませんでした。「プリズナーズ」の役と被る演技だったし、もっと違うアプローチの方が良かったように思います。自分の大嫌いなジム・キャリーのリドラーが懐かしく思えたくらいでした(笑)
    あれなら映画男さんの仰るようにペンギンに全面フォーカスして、もっと派手にドンパチ戦って貰いたかったです。
    ピーター・サースガードも、別に彼でなくてもいいような役回りだったし、いい俳優を生かし切れてないように思いました。

    逆にいい所は、ロバート・パティンソンがめちゃくちゃ恰好良かったです。今までで最高のブルース・ウェイン=バットマンだったかもしれません。彼は本当にいい役者になったと思います。ゾーイ・クラヴィッツもセクシーで素敵でした。その点も映画男さんに同意します。この二人を観てるだけで価値はあったと思います。次作もセリーナは是非出して貰いたいですね。

    長文失礼いたしました。

  4. 名無し より:

    中盤までの探偵パートは楽しく見れました。
    ただそこからが退屈というか肩透かしで盛り下がる一方。
    ペンギンとのカーチェイスなんかほぼ笑っちゃうようなシーンでしたし。
    親の真相がわかる展開なんて、ブルースはただ人の言うこと鵜呑みにしてるだけで、そこからの成長に全く繋がってないと思いました。
    ラストのアクションも正直盛り上がりにかけますし…
    とにかく全体を通して、序盤楽しめたけどそこからテンションが上がることは一切ないというのが感想です。