スポンサーリンク

スパイラル・ソウ・オールリセットはグロいB級ホラー!ネタバレ感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

ありえないほど手の込んだ殺人に付き合えるかどうかがカギを握る低クオリティホラー。新たにシリーズ化を狙っている作品です。42点

スポンサーリンク

スパイラル・ソウ・オールリセットのあらすじ

独立記念日で人々が盛り上がる中、休暇中の警察ボズは目の前で男が女性の財布をひったくるのを目撃し、追いかけていく。男はマンホールを降り、地下鉄へと続く道を走っていった。

ボズが後を追うと突然男に襲われてしまう。気が付くとボズは舌を鉄の器具で挟まれ、天井に吊るされていた。そしてそこに何者かの録音された声が聞こえてくる。舌を抜いて生きるか、そのまま電車にひかれて死ぬか。ボズは究極の選択に迫られる中、電車にひかれてしまった。

一方、警察署では刑事のジークが警部のアンジーから新しいパートナーと組んで仕事に取り組むように命令される。新パートナーは新米刑事のウィリアムだった。二人はさっそく事件があった地下鉄の現場に行き、あまりの無残な死体を目にする。そしてそれが同僚のボズであることを知るのだった。

それを皮切りに犯人を名乗る者から警察署に事件の謎を解くヒントが送られてくるようになり、次々と警察官が命を狙われるのだった。

スパイラル・ソウ・オールリセットのキャスト

  • クリス・ロック
  • サミュエル・L・ジャクソン
  • マックス・ミンゲラ
  • マリソル・ニコルズ
  • ゾーイー・パーマー

スパイラル・ソウ・オールリセットの感想と評価

ソウ2、3、4の監督として知られるダーレン・リン・バウズマンによるスピンオフ新シリーズ第一弾。警官ばかりを狙った愉快犯による残忍な連続殺人を主人公の刑事が追いかける謎解き仕掛けホラーで限りなくB級寄りのスプラッター映画です。

クリス・ロックとサミュエル・L・ジャクソンといった著名人が出演しているものの、それ以外は全員B級俳優をキャスティングしていて、人件費を削減したのがもろに作品に影響しています。

コメディアンのクロス・ロックがホラー映画の主人公を演じるというアイデアはとても新鮮で良かったです。笑いを極力封印し、シリアスな一面を見せたことで俳優としての幅は確実に広がったことでしょう。

しかしパフォーマンスの面では褒めるところはそれぐらいで、サミュエル・L・ジャクソンすらも大根役者に見えるほど、演出のしょぼさと全体の演技レベルが低かったです。

特にセクシー女性警部アンジー役を演じたマリソル・ニコルズと新米刑事役のマックス・ミンゲラの演技はひどいの一言です。頑張ってるのは伝わってくるんだけど、わざとらしさが半端ないですね。

演技だけでなくストーリーの粗さも目立ちます。ほとんど実行不可能な殺人事件ばかりで、被害者はいつも気づいたら変な機械を体に装着されていた、という雑な描写が多いです。

警察署の地下に誰にも見つからずに入って行って、警部だけを閉じ込めて大がかりな拷問をする場面があるんだけど、絶対無理だろって話ですよね。たとえエンタメホラーだとしてもやりすぎでしょ。

下手な回想シーンが続くのも気になりました。回想シーンがあまり効果的に機能しておらず、これいらなくね?っていう場面が多かったです。

そして大きなサプライズである犯人登場のくだりは、実はあいつが犯人でした的なサスペンス風ツイストになっているのはいいとしても、全ての犯行がそもそも手間とお金がかかりすぎて到底無理なことばかりなので点と点が一本の線につながるようなサプライズにはなっていませんでした。あれだったら犯人が誰であっても「いやいや、普通にお前があんなことできないし」って思うはずです。

そんな突っ込みどころの多い中、この映画をどう楽しめばいいのか。殺人に使われる手の込んだ数々の仕掛けや複雑な機械に注目するしかないですね。

恐怖シーンの数々は完全に漫画の世界ですが、あまりのグロさとぶっ飛んだ殺害方法には「よくこんなこと思いつくな」と、呆れるを通り越し、感心してしまうほどです。

ホラー映画の監督や脚本家って四六時中ずっとニヤニヤしながら、どんな方法で人を殺せば視聴者がキャーキャー言って喜ぶだろうとか考えてるんでしょうね。それこそ本作では舌を引きちぎるとか、指をもぎ取るとか、顔に沸騰したワックスを注ぐだとか、気持ち悪いアイデアが次から次へと出てくるのでスプラッター映画好きにはたまらないのかもしれません。

ただ、グロテスク度でいえば申し分ないんですが、いかんせんリアリティーがないし、B級の雰囲気がプンプンするため怖さはありません。気持ち悪いけど、怖くないってホラー映画としては果たして合格なのか、失格なのか。どっちかと言ったら失格でしょうね。

コメント

  1. きのこ食べ過ぎ より:

    ラーメン次郎の様な信者的な固定ファンがいるシリーズですが、そもそも1作目から微妙な作品だったと思います。
    自分は劇場で1作目のオチを観て「舐めてんのか…」と思った側です。

  2. 竜田揚げ より:

    スパイラル・ソウを観ようかと思いましたが違うのを観ることにします。
    ありがとうございます。

  3. 趣味は映画鑑賞 より:

    逆に100点満点の映画はどんな映画なのかとても気になりますが、感想を見るにあまり話の構成を理解できていないようですが、その段階で作品を酷評するのはどうかと思います。
    あなたにとっての100点満点の映画は他の人から見たらB級で42点以下かもしれないですよ^ ^
    私はファンとまではいかないですが、今作、シリーズ共に素晴らしい作品だと思います。
    1作目から低予算でヒットした映画なので、今回も新シリーズという事でなるべく予算抑えて作る事は全然自然な事だと思います。というか、予算かければ良い映画になる訳ではありません。笑
    構成も少し複雑なので、難しいストーリーが苦手な人にはあまり話を理解できないかもしれないですね。感想を見るに恐らく他のシリーズは見たことないんだと思いますが。
    1人で仕掛けるにはあり得ないという仕掛けも、他に共犯者がいるかもしれないという次回作への伏線だとちゃんと見てる人にはわかります。
    今作は前作までの「SAW」という世界観がちゃんと残ってて良かったと思うので、シリーズを見ている人にはオススメします。