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ZeroZeroZero宿命の麻薬航路のネタバレ感想!面白いです

この記事は 約6 分で読めます。

自信をもっておすすめできる超特大スケールドラマシリーズ。世界の犯罪集団たちの迫力満点のドンパチものです。77点

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ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路のあらすじ

南イタリア、カンブリア州のマフィアのボス、ドン・ミーノは警察に身柄を追われ、逃亡生活を送っていた。そんな状況でも彼は5000kgもの大規模なコカイン密輸を企てようとする。しかし祖父に恨みを持つ孫のステファノが秘密裏でコカイン密輸を妨害しようと様々な工作を図る。それによって組織が分断してしまう。

一方、メキシコのモンテレイでコカインを製造しているのはレイラ兄弟。彼らはピクルスの缶の中にコカインを入れて缶詰し、イタリアに送る準備をしていた。それをメキシコ軍警察の特別部隊が狙っていた。

ところが特別部隊の隊員であるマヌエルがレイラ兄弟側に情報を流していた。

特別部隊はレイラ兄弟がアメリカのブローカーの親子エドワード・リンウッドとエンマ・リンウッドとの交渉の席についているときに襲撃するもマヌエルが襲撃情報を伝えたために逃がしてしまう。

しかしそのときの銃撃戦の怪我によってブローカーのエドワード・リンウッドが命を落としてしまい、世界を股に掛けた麻薬ビジネスのパワーバランスが崩れていく。

ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路のキャスト

  • アンドレア・ライズボロー
  • デイン・デハーン
  • ジュゼッペ・デ・ドメニコ
  • アドリアーノ・キアラミダ
  • ハロルドトレス

ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路の感想と評価

暗黒街」のステファノ・ソリマ、パブロ・トラペロ、マウルシオ・カッツの共同監督による世界の巨大麻薬ビジネスの裏を描いたクライムドラマシリーズ。ロベルト・サビアーノによる同名ノンフィクション「コカイン ゼロゼロゼロ: 世界を支配する凶悪な欲望」を基にした衝撃の実話。

最も過小評価されているドラマシリーズの一つともいわれおり、内容と認知度が全く釣り合っていない面白いシリーズです。

名前は知られているのに駄作というのが大半な中、その真逆を行く珍しいタイプで製作は成功しているのにプロモーションに失敗しているとしか考えられない、もっと人気が出ないとおかしいドラマです。

短すぎず、長すぎもしない全8エピソードというちょうどいい尺になっているのも良く、バイオレンスものが好きな人ははまること間違いないでしょう。

お金のかけ方、スケールの大きさ、演技、演出、脚本、BGM、迫力、スリル、恐ろしさのどれを取っても申し分のない完成度で、「ナルコス」以来の強烈なインパクトを受けました。

話の中ではマフィア、ギャング、テロリストなど世界中の悪い奴らがこれでもかというほど登場し、大量の麻薬をメキシコからイタリアに送る過程で複数の組織が裏切り、騙し、殺し、復讐をしながら複雑な闇ビジネスを転がしていく様子が描かれていきます。

複数の登場人物の目線で複数の国を舞台にし、それを絶妙に一本の線でリンクしていく、という意味では「バベル」とも手法が似ていて監督や脚本家のレベルの高さに思わず唸ってしまいました。

視点の切り替え方が見事で重要人物が交差するタイミングで物語が別の視点で進んでいき、またそれが違和感なくとてもスムーズです。

アクションシーンも多いです。ただ、しっかりとストーリーラインに基づいたアクションなので不自然さがなく、無駄がないです。

やたらと死体を長い時間映すのが特徴でメイクの技術が高いからか血の流れ方や怪我の仕方なんかも大変生々しく、ゾクゾクしました。

5000kgのコカインを乗せた船はメキシコを出てアメリカのブローカー経由でイタリアに向かうんですが、その途中で邪魔が入り、アフリカのセネガルに寄港し、そこからさらに陸路でモロッコまで運ばれるといった茨の道のりをたどるんですが、常に危険と隣り合わせなのはもちろん、賄賂を駆使し、銃撃戦を搔い潜って、やっとのことで目的地まで物を届ける様子が大変すぎて、見ていてクタクタになります。

同時になんであんなリスクしかないビジネスに手を出そうとする人間が後を絶たないのか理解に苦しみますね。いくら大金が稼げるとはいえ結局、みんな拉致されたり、家族を殺さたり、不幸になるのにリターンが見合っていないんですよね。やっぱりアドレナリンを求めちゃうんでしょうか。

冒頭の年老いたマフィアのボスがいうセリフからして味があって引き込まれました。

お前は妻のことを信じてるのかい?
金が切れたら、彼女はネグレクトだって言い出すんだぞ。

お前はお前の子供のことを信じてるのかい?
彼らにお金を与えなくなったら、愛されてないって言い出すんだぞ。

ああ、それならお前のお母さんのことを信じるのかい?
老後の面倒を見なかったら、感謝のない子だって言われるんだぞ。

ずっとファミリーを大切にしたのに、家族に裏切られてきた老年のボスだからこそ言えるセリフなのかもしれませんね。

俳優陣たちは本当に素晴らしかったです。特にメキシコ人俳優たちはみんな良かったですね。マヌエル役のハロルド・トレスをはじめ、10代の脇役俳優たちがプロの暗殺者集団に育っていく様子がリアルでした。

イタリア人俳優たちもオシャレで、男前で、かつ悪そうなマフィアを熱演していたし、アメリカ側のブローカーファミリーも演技はよかったです。父親を失い会社の責任の一切を背負った娘をほぼノーメイクで演じたアンドレア・ライズボローはハロルド・トレスと並んで本作のMVPだったんじゃないでしょうか。

突っ込みどころはブローカーの兄弟のエピソードですかね。イタリア、メキシコのストーリーはどれもリアリティーに溢れているのに対し、兄弟の話だけぶっ飛びすぎている感が否めないです。あまりにも世界各国で修羅場くぐりすぎだし、あの弱弱しい弟が生き残れる世界じゃないでしょ。

弟の病気のくだりもいらないですよね。せっかくモロッコ人の美女といい関係になれたのになんで発狂しちゃうのよ。どんなに辛くてもあそこはスマートに振る舞って最高の夜にして締めくくらないと。

そういう意味ではバイオレンスは詰め込みまくりな割には色気は今一つでしたね。マフィアやギャングたちはもっと派手にやってそうなもんだけど、マヌエルなんて信仰心が強く、硬派っていうキャラ設定になっていたのが笑えました。犯罪者に限って信仰心強い人ってよくいるけど、あれなんなんだろうね。思考回路ぐちゃぐちゃじゃん。

コメント

  1. きのこ食べ過ぎ より:

    ストーリーは面白いと思うんですが、リアリティー的にはどうなんですかね?
    ちょっと前に日本で出版された元麻トリの人の著書だと、今の麻薬取引は複数国の複数組織が分業して国際的なサプライチェーンが形成されているから、昔みたいな利権争いでドンパチやってる様なドラマや映画は現実味が無いとか書かれていたんで。

    • 映画男映画男 より:

      リアリティーはあったりなかったりですね。いまだに僕の住むブラジルでもそうですが、麻薬がらみのドンパチは日常茶飯事にあるので、メキシコのパートは通じるものがありました。

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