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パーム・スプリングスは退屈なループラブコメディ!感想とネタバレ

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見た者にほとんど何の感想も抱かせない、当たり障りのない映画。褒めるところはないし、かといって突っ込みどころすらあまりない薄い作品です。39点

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パーム・スプリングスのあらすじ

11月9日、カリフォルニア州パームスプリングスでナイルズは恋人のミスティが脚にクリームを塗っているときにベッドで目を覚ます。今日は知人のタラとエイブの結婚式。

ナイルズは式の最中に即興でスピーチをした。それを真剣に聞いている女性がいた。花嫁の付添人のサラだ。ナイルズは恋人のミスティをほったらかしてサラに話しかけていた。というのも今この瞬間ミスティが浮気していることをナイルズは知っていたからだ。

ナイルズとサラはたちまち意気投合し、人目のつかない砂漠でいちゃついていた。すると、そこに何者かが現れ、ナイルズをボーガンで撃った。ナイルズはたまらず洞窟の中へと逃げて行った。

心配になってナイルズの後を追ったサラは不思議な光の中へと吸い込まれ、目を覚ますと再び結婚式当日の朝を迎えるのだった。

パーム・スプリングスのキャスト

  • アンディ・サムバーグ
  • クリスティン・ミリオティ
  • ピーター・ギャラガー
  • J・K・シモンズ

パーム・スプリングスの感想と評価

マックス・バーバコウ監督による、笑えないループコメディ。結婚式上で出会った男女がある日、ループから抜けられなくなり、同じ一日を何度も一緒に過ごしているうちに恋に落ちていく、というしょうもないラブコメです。

海外で評価が高かったので見たんですが、まあつまらなかったです。皮肉屋の男女が冷めた感じでお互いに接しつつも実はお互いのことを気になって仕方なく、やがて素直に自分たちの気持ちを打ち明けることでクライマックスを迎える、という展開が読めるし、一番肝心な笑いがいまいちですね。

下ネタだったり、ボーガンに撃たれたり、車に轢かれたりっていうブラックなシチュエーションを笑いにしようとしているんだけど、どれも笑うほどのものじゃないです。

主人公二人が変なダンスをしたり、リアクションに困るような場面も多く、失笑はできてもクスクスすることすらできなかったです。

最大の問題点は主役を演じたアンディ・サムバーグとクリスティン・ミリオティのパフォーマンスが微妙だということです。二人ともインパクトにも可愛らしさにも欠けるし、なによりアクションとリアクションが下手なので、面白くないです。

二人以外のキャストも全員微妙で、無名、あるいはどっかで見たことあるけど名前までは知らない俳優を集めて低予算で作ってあります。J・K・シモンズぐらいじゃない、みんなが知ってるの?

キャストの中で唯一、笑えたのはナイルズの恋人のミスティを演じたメレディス・ハグナーです。典型的なポジティブ馬鹿っていうキャラがちょっとだけ面白かったです。ちょっとだけですよ。

褒めるべき点は1時間半という短い尺ですかね。そのおかげでなんとか最後までは行けました。これで2時間以上あったらとても完走はできなかったでしょう。

ループ映画といえば「ハッピー・デス・デイ」、「ラン・ローラ・ラン」、「アバウト・タイム」、「リピーテッド」など、一通り出尽くしたと思うんですよ。だからなんで今さら恋愛ループドラマにしたんだろうって不思議に思います。ジャンルは違えど、どれも同じじゃない?

ループ映画ってループしていることを本人が気づいている、という前提じゃないと成り立たないんですかね。

この映画では繰り返される同じような日々は果たして無意味なのか、それともそれはそれで有意義なのか、ということを伝えたかったんでしょうか。それともループの中でもくっつくべき男女は恋に落ちるとでもいいたかったのか。いずれにしてもしょうもないからどうでもいいんだけど。

コメント

  1. ちー より:

    評価の割には、面白い!とは言えなかったですねー。
    ありきたりな恋愛モノにタイムループをくっ付けただけ、といった感じでした。

    映画好きだったらJKシモンズの他に、ピーターギャラガーを知ってる人も結構いるかもです^ ^