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ラーヤと龍の王国はパクリっぽいけど見れる映画!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

どこかで見たことあるようなエピソードと設定で溢れたエセオリジナルストーリー。特別な作品じゃないけど、まあまあ見れます。55点。

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ラーヤと龍の王国のあらすじ

クマンドラではかつて人々が豊かな生活を送り、平和に暮らしていた。そこに突然ドルーンと呼ばれる煙の怪物が現れ、触る者を石に変えていった。

クマンドラの守り神的な存在だった龍たちはドルーンを退治するために残されたそれぞれの魔法を集めて龍の石に込めた。それによってドルーンを撃退することに成功し、石になった者たちは再び蘇った。しかしそれとは引き換えに龍たちが石になってしまい、龍の石だけが残された。

それをきっかけにクマンドラは民族ごとに5つに分断されてしまう。人々はお互いのことを信じられなくなり、争い合うようになった。

龍の石は、ハート国の守護者の一族であるベンジャと娘のラーヤが守っていた。龍の石には魔法が込められていると信じられており、ほかの国の民族たちもそれを狙っていた。

ある日、ベンジャはもう一度クマンドラを一つに戻そうと、5か国の人々をハート国に招待する。ベンジャはお互いを信じればまた平和を取り戻すことができる、と信じていた。

最初こそ宴は平和的だったが、ラーヤがファング国の首長の娘ナマーリに心を許し、龍の石のありかを教えてあげてしまったばかりに、それぞれの民族が龍の石を奪い合う争いが起こってしまう。

ラーヤと龍の王国のキャスト

  • ケリー・マリー・トラン/吉川愛
  • オークワフィナ/高乃麗
  • ダニエル・デイ・キム/森川智之

ラーヤと龍の王国の感想と評価

ベイマックス」のドン・ホールと「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダの共同監督による、ドラゴンと人々が共存してる古代アジアを舞台にしたディズニー映画。

愛と友情と平和と人を信じること、をテーマにしたファンタジードラマで、主人公の女の子がドラゴンを探しているうちに仲間たちと出会っていき、共に平和のために戦う、というアドベンチャーストーリーになっています。

桃太郎とドラゴンボールとムーランとアラジンをミックスしたみたいな話で、多くの既存の物語のいいとこ取りをしている感は否めません。

魔法が宿る龍の石が5つの国に渡り、それを集めにいく、というくだりは完全にドラゴンボールだし、旅の途中でヒロインにお供する仲間が次々と増えていくのは桃太郎やワンピースっぽいですね。

一体どこの国の話なのかはっきりせず、いわゆるアメリカ人がイメージするアジアをごちゃ混ぜにした世界は中国のようでもあり、ベトナムのようでもあり、タイのようでもあり、その全部のようでもあります。

ヒロインの旅を共にするドラゴンのシスーの早口お喋りキャラは完全にアラジンのジーニーやムーランのムーシューと被りますね。

なにより散々ドラゴンを題材にしたアニメがあるのに、今さらドラゴンかよっていうのが最大の突っ込みどころでしょうか。

ストーリーは、怪物に父親を石にされたヒロインが、父親をもとに戻すために、川のふもとにいるとされるドラゴンを見つけ出し、魔法の石を探してドラゴンと旅をする、という流れから、やがて旅路で知り合った仲間たちと共に世界に平和を取り戻すために戦う、という話に落ち着いていきます。

シナリオはご都合主義に溢れていて、トントン拍子で、特別サプライズもなくベタな展開になっています。特に龍の石探しは簡単に見つけすぎだよね。あんなに大事なものがその辺に置いてあったりするんだから。みんなが欲しがってたはずなのに案外ぞんざいな扱いされてるんだなあって。

あと、ドラゴンは人間に化けなくてもよかったよね。変身することにほとんど意味なかったじゃん。それに人間になったらドラゴンの醍醐味なくなっちゃうし。

しかしながら全体的にはテンポが良く、映像が綺麗なのでとても見やすかったです。アクションシーンもスピーディーでヒロインが使う刀も格好良いですね。

キャラクターもそれなりに可愛いいので子供たちも喜ぶでしょう。特に人間たちが足代わりに使っている動物たちがいいですね。ヒロインの乗るアルマジロだか、ダンゴムシだかに似た動物もいいし、巨大な猫とか、猿とかもれなくキュートですね。一番可愛いのは、窃盗軍団の赤ちゃんかなぁ。赤ちゃんがあんな悪い顔できるんだねぇ。

ヒロインの声を担当したのは「スターウォーズ」に出演したケリー・マリー・トランです。それ以外もメインキャストは全員アジア系の俳優になっています。つまりもろ最近ディズニーが力を入れているグローバルおよび多様化戦略の一環で、女性キャラを中心にしてるのもそれが理由でしょう。

普段あまりチャンスに恵まれないアジア系俳優に仕事が回るのはいいことだけど、やっぱりアメリカ人ってこの映画の世界観しかり、アジアはアジアで一緒くたにしてる気配があって、ちょっと腹立ちますね。

なぜかそんなにプロモーションしてないでしょ、この作品。劇場公開されてることすら知らない人がほとんどじゃない? とりあえずアジア人贔屓の映画作ったからっていうポーズなんでしょうか。

あと、アジア人はみんなお辞儀するだけじゃなく、こんなポーズで挨拶するんだってさ。これには笑ったわ。

コメント

  1. きのこ食べ過ぎ より:

    どっかで見たポーズだと思ったら、天津飯の「気功砲」ですか。