オールド・ガードは幼稚でつまらないフェミニストアクション!感想

この記事は 約5 分で読めます。

ネットフリックス製作による、シリーズものとして売り出そうとしているダメダメアクション劇。テンポは悪いし、ストーリーは穴だらけです。37点

オールド・ガードのあらすじ

『オールド・ガード』予告編 – Netflix

アンドロマケことアンディは不死身の傭兵部隊オールド・ガードを率いるリーダー。彼女は何世紀にも渡り、正義のために人類を影ながら守り続けてきた。

オールド・ガードは4人の小部隊だったが、ある日5人目のメンバーのナイルが目覚めたことによって大きく変わろうとしていた。

ある日、アンディたちは元CIAの男、コプリーから南スーダンで子供たちが誘拐されたことを聞き、監禁されている子供たちを救出するように依頼を受ける。

ところがいざ犯行グループのアジトに行くと、大勢の兵士が待ち構えており、アンディたちは銃弾を浴びてしまう。

しかし不死身のオールド・ガードのメンバーは再び立ち上がり、兵士たちを皆殺しにする。その様子を遠くからコプリーが観察していた。コプリーは不死身の集団が存在することを自分の目で確かめたかったのだ。

コプリーはその映像を不老不死に興味を強い抱く製薬会社のCEO、メリックに見せた。メリックはオールド・ガードを通じて人類を救うことができると豪語し、メンバーを捕まえてくるように要請する。

オールド・ガードのキャスト

  • シャーリーズ・セロン
  • キキ・レイン
  • マティアス・スーナールツ
  • マーワン・ケンザリ
  • ルカ・マリネッリシャーリーズ・セロン
  • キウェテル・イジョフォー

オールド・ガードの感想と評価

ジーナ・プリンス・バイスウッド監督による、フェミニスト系SFアクションドラマ。同名のグラフィックノベルを基にした、不死身の肉体を持つ強い女性の主人公が暴れまわる、おバカストーリーです。

漫画は漫画なんだけど、かなり幼稚な世界を描いていて、はっきり言って大人が見るのはきついものがあります。

アクションが平凡なのに対し、説明が多く、設定を説明する度にストーリーが止まるのがダメです。こんな中身スカスカ映画はずっとアクションだけやってたらいいんですよ、「タイラー・レイク・命の奪還」みたいに。

不死身の肉体に憧れる悪の組織が不死身の肉体を持つ人間たちを追いかけるって、まるでドラゴンボールみたいですね。

ただ、不老不死の設定が曖昧で、オールド・ガードのメンバーたちは不死身のようで、実は不死身じゃないんだそうです。何回も致命傷を負いながらも復活し、何百年も生きて来たんだけど、あるとき突然傷が癒えなくなるときが来たら死ぬんだって。ご都合主義にもほどがあるだろ。

まあ、それはいいとして、じゃあ不老の点はどう説明するのかなぁ、と思ってたらほとんどそれには触れていませんでしたね。俺たちは歳を取らないんだとか言う割に、シャーリーズ・セロンはがっつり歳取ってるっていうね。

CGで丁寧に皺を綺麗にして若作りしようとしているのがなんとも苦しい言い訳のようです。そもそも老いがないんだったらなんで成人や中年になるんだよっていう話だし、いっそのこと子供のままか、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんの姿で不死身でもいいのにね。

絶対死なないけど、動きはものすごく鈍くて、ヨボヨボの体でゾンビみたいになってもよかったんじゃないかな。っていうかゾンビに正義感を与えて、動きを素早くしただけだよね。

身体能力の設定も曖昧で、戦闘中は銃やナイフに対してものすごい動きを見せるのにいざ紐やベルトで縛られたら一切身動き取れなくなるっていうアンバランスさをどう見過ごしていいのか困りました。

オールド・ガードが世界中を飛び回るので、一見スケールの大きな話のように感じがちです。しかし実際は悪徳製薬会社とオールド・ガードしか出てこないっていう間抜けな設定になっていて、お金をかけてるんだか、かけていないんだからよく分からないスケール感になっていました。

製薬会社がなぜか独自に軍隊を持っていて、会社には武装した兵士しかおらず、受付嬢も社員もどこにも見当たりません。一体どんな薬をどんな方法で売ったらあんな社員構成になるのか不思議だし、社内で銃撃戦が起こっても社外では一切騒いでいる感じがないのもダメですね。

一番笑えたのが不死身のオールド・ガードたちが製薬会社のCEOを倒して、一仕事終えた後に普通にバーで打ち上げを開いていたことですね。年齢も何百歳も行ってて、常に世界平和のために戦場で生きてる奴らの感覚がサラリーマンっていうね。この後、一杯どうですか、みたいなノリで来られてもね。

この映画もほかのフェミニスト映画と同じで、強い女性を強調してばかりです。それも強さの定義が、相変わらず格闘に長けているとか、マッチョな発想なのがアメリカらしいですね。

簡単にいうと、「アトミック・ブロンド」のヒロインの髪の毛を黒く染めただけなんですよね。そりゃあ、シャーリーズ・セロンは背が高いし、美人だし、格好いいし、それなりに絵にはなるんですよ。

新人オールド・ガード役のキキ・レインも手足が長く、すらっとした長身の格好いい女優なんだけど、二人ともこんな映画で評価を落とすのはもったいないですね。

特にシャーリーズ・セロンって最近、ほんと駄作にばかり出てませんか? 僕の中では「モンスター」と「マッドマックス 怒りのデス・ロード」以来、ろくな作品に出てないなっていう印象ですね。どうしちゃったんだろう。

コメント

  1. きのこ食べすぎ より:

    押井守監督の「攻殻機動隊」「ブラッド~ラスト・ヴァンパイア」なんかだと、「戦うヒロイン」は魅力的ですが、実写ものだと何か無理やり女を強く見せようとしている様な「ワザとらしい」感じが出てしまう気がします。
    あと、結局「女優」の身体能力がタカがしれていますから、アクション・ヒロインとか演じられても正直観ていてシラけるんですよね。
    ガチで「アクション・ヒロイン」を作りたいのなら、ブラジル人の女子UFC王者「アマンダ・ヌネス」ぐらいの体技と存在感が無いとフェイク感が払しょくできない。

    • 映画男映画男 より:

      白けますよね。アマンダ・ヌネスもいいし、絵的にはギャビ・ガルシアぐらいのキャラがいてもいいですね。もとUFCファイターのジナ・カラーノはマンダロリアンでもなかなかゴツくて見ごたえありますもんね。

  2. きのこ食べすぎ より:

    確かにエンタメ系のアクション映画に限って言えば、既存の女優を使うよりも演技センスのある女子格闘家に演技仕込んだ方が良いかもしれませんね。

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