mellowは田中圭ファンしか見れない気怠い駄作!感想

この記事は 約6 分で読めます。

田中圭の顔が見たくて見たくて仕方がない、という人だけが見ればいい映画。男が見たら気持ち悪くなるでしょう。10点

映画mellowのあらすじ

田中圭主演×今泉力哉監督『mellow』予告編

花屋の店主、夏目誠一の店には様々な客が訪れる。ある日、中学生の少女、水野陽子が同じ学校の生徒のためにプレゼント用の花を作って欲しいと頼みに来る。水野陽子は先輩の浅井宏美に花束を渡して告白しようとしていた。

浅井宏美もまた同じ花屋の常連客だった。彼女の家は美容院を経営しており、夏目誠一はそこにときどき花を届けていた。後輩の水野陽子に告白された浅井宏美には実はほかに思いを寄せている相手がいた。

美容院の客、青木麻里子も花屋の客で夏目誠一に玄関の飾りを依頼する。彼女は既婚者だが夏目誠一に片思いを寄せており、そのせいで夫と別れることを決意していた。

夏目誠一には行きつけのラーメン屋があった。ラーメン屋の主人は闘病中で、娘の古川木帆が一人で切り盛りしていた。二人はただの客と店の関係ではなく、お互いを意識していた。

それぞれが誰かに恋心を抱きながらも恋は到底実りそうもなかった。それでもみんな自分の思いを必死で伝えようとする。

映画mellowのキャスト

  • 田中圭
  • 岡崎紗絵
  • 志田彩良
  • 松木エレナ
  • 白鳥玉季
  • ともさかりえ

映画mellowの感想と評価

愛がなんだ」、「退屈な日々にさようならを」「知らない、二人」の今泉力哉監督による恋愛ほのぼのドラマ。会話中心に構成されている、スローな物語で終始田中圭がぶりっ子してるだけの映画です。

てっきり、ぶりっ子って女性がするものだとばかり思っていましたが、その概念をかき消されましたね。この映画の田中圭は延々とわざとらしくいい人ぶり、無知を装い、非力をアピールし、そしてこれでもかというほど可愛い男を演じていました。

その姿にメロっとされちゃう女性にはいいんでしょうが、それ以外の人たちには全く受けない作品といっていいでしょう。早い話が田中圭のファン映画で、田中圭の顔を眺めていればそれで幸せ、という人に向けたPVです。

もしこれである程度利益が出せたのなら、ビジネスとはまあ成功でしょう。それに対し、芸術、映画作品として見たら失敗といわざるを得ない出来で、特に脚本と演出と演技に問題を感じました。

まず、ワンシーンワンシーンがとにかく長いです。けだるい会話が何分も続き、そこに「愛がなんだ」のような笑いが混在することもありません。ときどきユーモアを含ませ、笑いを狙っている気配は感じますが、ことごとく滑ってますね。

例えば、九九を言えない女子中学生の下りで、「7×7は42、え?違うっけ?」みたいなやり取りが二回繰り返される場面とか超絶寒いし、女性が見たらイラッとすること間違いなしです。

唯一、ちょっとフフフとなるのが、ともさかりえ扮する人妻が片思いの花屋の店員を捕まえて夫の前で告白するシーンでしょうか。しかしあれにしてもあまりにも長い時間を使いすぎて、それにしては笑いが小さすぎるし、少なすぎますね。

それ以外のシーンではユーモアもなく、いたって普通の会話がダラダラと続き、誰が誰に告白するんだ、ということばかりにフォーカスされていて、日本の告白文化を強調する内容になっていました。タイトルは「mellow」よりも「告白」にするべきでしたね。

告白する、しないの駆け引きが中学生の間だけで行われているのならまだしも、いい歳をした大人たちが誰に思いを伝えるかというのをマジな顔で悩んだり、議論している様子は滑稽でしかなく、まるで告白して交際を申し込でから結ばれるという手順が当然であるかのようなメルヘンな世界観が気持ち悪いです。いつまでも昭和かよ。

告白って最上級の自己満足だってことに早く日本人は気づいたほうがいいです。特に勝算のない告白ほど罪の重いものはありません。

手をつないだ>キスをした>今いい感じだから告白して立場や関係をはっきりさせる、これはまだ分かりますよ。

でも全くなんの脈略も付き合いもない奴が、外見がタイプだからとか、ちょっと言葉を交わして優しかったからとかで片思いを抱き、告白するとか、まじで中高生までにしとけよ。

たとえ振られても相手に自分の気持ちを伝えないといけないってすごい思い上がりなんですよ。なんで勝手に妄想を膨らませて盛り上がってるお前の晴れ舞台のために相手が時間を使わないといけないんだよって。一方通行の暴走をてめえの美談にすんじゃねえよ。

これでLINEで告白して、LINEで振られて、実際に会ったときはお互いそっけないとかならまだ現代っぽさがあっていいけど、この映画の場合、手紙で告白したりしてるからね。

それも手紙の朗読シーンがまた長いんですよ。がっつり数ページ分の手紙をまるまる読むって拷問かよ。それも一人の手紙じゃなく、二人分の手紙を連続で読むんだから地獄だし、よっぽど物語に没入していないと、まともな気持ちであのシーンは見れないでしょう。

まともな演技をしているキャストは小学生の少女、白鳥玉季ぐらいでした。ほかの女優たちは綺麗どころを揃えていますが、とても中学生に見えないモデル上がりみたいな新人女優たちが中学生役をさせられていて、無理があります。

一番ひどいのは、ぶりっ子してる田中圭と岡崎紗絵の二人でしょう。岡崎紗絵のラーメン屋での勤務中の振る舞いはラーメン屋さんが見たらブチ切れてもおかしくないほどどんくさいです。

てんで気合が入っておらず、テーブルの拭き方一つ見てもリアリティーがありません。ずっとテーブルの同じ個所だけを拭いてるだけだし、ただでさえ汚い店なのに衛生面大丈夫かって思っちゃいました。

とてもあの手際で一人で店を回せるはずもなく、一人なのに調理場にはほとんど立たっておらず、ホールがメインのポジションっていうのが笑えます。

ラーメンを食べてる最中のお客さんに長々と話しかけるとかありえないし、そのせいでラーメンがビロンビロンに伸びているのが画面越しにも分かります。あんな伸びたラーメン出してたらそりゃあ潰れるよ。なにがこの店はずっと500円で安いねえだよ。むしろ高いよ。

そんなろくに仕事ができない女が、私は店を畳んでイタリアに留学するんですとか言いやがるのが腹立ちますね。

そして挙句の果てにはイタリアに行ってもう会えなくなるけど、でも私の気持ちをちゃんと伝えておきたいから告白しますだって。それのどこに愛と思いやりがあるんだよ。全部自分のことばかりじゃねえかよ。

あわよくばイタリアから帰ってきたとき付き合いましょうねって保険かけてるじゃん。ずるい女だなあ。新手の海外旅行保険かよ。せめてラーメン屋の二階で抱かれてからイタリア行きやがれよ。

海外留学生にたまにいるんですよ。今、彼氏、彼女はいないけど、日本に好きな人いますとか言う奴。そういう奴はたいがい現地でほかの奴とすぐ付き合いますよ。

コメント