タイラー・レイク・命の奪還はアクションが見もの!感想とネタバレ

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傭兵の男が敵を容赦なく、ナイフでぶっ刺したり、銃で撃ち殺していく話。映像、アクション、登場人物がかなり格好良く撮られていて、頭を使わずに楽しめるタイプの作品です。68点

タイラー・レイク・命の奪還のあらすじ

『タイラー・レイク -命の奪還-』予告編 – Netflix

裏社会の傭兵タイラー・レイクは、ある日、仲間のニック・カーンから、誘拐されたインドの麻薬王の息子オヴィ・マハジャンを救出して欲しいと頼まれる。誘拐したのはライバル関係にあるバングラデシュの麻薬王だった。

しかしそれを引き受けることはすなわち両国の麻薬戦争に巻き込まれることを意味していた。

タイラー・レイクはどうせこんな危険な仕事を引き受けるのは自分しかいないとして承諾する。

そしてオヴィの身柄が拘束されている敵のアジトに潜入し、無事オヴィを救い出すことに成功するも依頼主が支払いを拒否し、仲間が何者かによって殺されてしまう。

あろうことかインドの麻薬王の部下で、特殊部隊にいた男サジュがタイラー・レイクを利用して、独自にオヴィを奪還としているようだった。そうすることで身代金を払わずに事件を解決しようというのだ。

こうしてタイラー・レイクはオヴィをめぐってサジュ、バングラデシュの麻薬組織、そして地元警察と戦うことになる。

タイラー・レイク・命の奪還のキャスト

  • クリス・ヘムズワース
  • ルドラクシャ・ジェイスワル
  • ゴルシフテ・ファラハニ
  • ランディープ・フーダー
  • デヴィッド・ハーバー
  • パンカジ・トリパティ

タイラー・レイク・命の奪還の感想と評価

アベンジャーズ・エンドゲーム」のルッソ兄弟製作、スタントマンのサム・ハーグレイブによる監督デビュー作品。

マイティーソーシリーズでお馴染みのクリス・ヘムズワースによる激しい銃撃戦と格闘シーンを売りにしたアクション映画です。

アクションシーンの多くは、登場人物のすぐ側から手持ちカメラで撮影しているのが特徴で、まるでその場所にいるかのような臨場感と迫力があります。

緻密に計算されたカメラワークが見事で、アクションシーンだけで十分に楽しめました。特にカーチェイスシーンがすごかったです。

ほぼほぼ「ジョンウィック」と同類の映画だと思って大丈夫です。格闘シーンは類似しているといってよく、最近流行りの銃とカンフーのミックスであるガンフーアクションになっています。そういえば「ジョンウィック」もスタントマン出身の人が監督していましたね。

一見すると、両作品の違いは主人公の職業が殺し屋じゃなくて、傭兵であることと、主演俳優がキアヌ・リーブスからクリス・ヘムズワースに変わっただけのように思われます。

じゃあどうして「ジョン・ウィック」は駄作で本作は良作なのか、というと、本気度の違いでしょうね。

まず、クリス・ヘムズワースがかなり俊敏に動けていて、キアヌ・リーブスのヨロヨロおっさんアクションとは別次元です。妥協しまくってる「ジョン・ウィック」と比べたら、ちゃんと見せられるレベルにして人様に披露しているんですよ。

演技のレベルも全体的に高いし、ちゃんとインド人俳優を起用し、ヒンズー語と英語を使い分け、実際にインドやバングラデシュで撮影を行っています。

相当お金をかけているのが分かるし、ここまで本気で作ってたら少しぐらい突っ込みどころがあってもそりゃ楽しめるよって話なんですよ。

とはいえストーリー性が薄いのは否定できないです。ほぼほぼ人物描写がなく、登場人物は戦闘能力でしか測れないような世界観になっていました。ギリギリ名前はあるけど、それぞれどんな道をたどってきたのかは想像するしかありません。

主人公の背景すらもかつて妻子がいて、息子を亡くした、というありきたりなバックストーリーに限られていました。なんならあのエピソードもいらないんじゃないかと思ったほどです。

少年を救出する過程で状況を説明するのがメインになっていて、あまりそれぞれの麻薬組織についても触れられていませんでしたよね。

インドやバングラデシュの麻薬組織についてはあまり話を聞く機会がないので、できればもっと文化を感じさせるエピソードがあってもよかったですね。

物語の中では主人公がまるで正義の味方のように少年を救い出すことに命を懸けていたけど、冷静に考えると、麻薬組織のボスの息子一人助けるために、大勢の警官やら一般市民を巻き込んでるってどうなんだろうね。

最後のほうはこれはお金の問題じゃないんだ、仕事じゃないんだ、みたいな使命感だけに突き動かされていたのも傭兵らしくないかなぁ。いくら自分の息子と重ね合わせていたからって、傭兵ってタダ働きであんなに仕事してくれるのかよって思っちゃいましたね。

あと、ラストのオチはどうなんでしょうね。あんなに深い傷を負って、川にまで落ちた男があんなことになります? それよりもまだ少年のことを気にかけてるのかよっていうほうにびっくりですね。お前の息子じゃないんだからプロとして頭切り換えていかないと。

僕の中でこの映画の隠れMVPは、傭兵仲間ニック・カーンを演じたゴルシフテ・ファラハニです。彼女って「彼女が消えた浜辺」と「パターソン」に出ていた女優さんなんですね。

あの色気ムンムンなキャラが最後、ロケット弾を持ち出してきたのにはたまげました。まさか現場に来るとは思わないじゃん。それにしてもエキゾチック美女とロケット弾ってものすごい組み合わせだよね。エロいわ。

コメント

  1. とある読者 より:

    プライベートライアンみたいな映画ですねあれはストーリー性はそれなりでしたけどやっぱり戦闘に時間を割いてる印象でした