ザ・ファイブ・ブラッズは予想外につまらない!感想とネタバレ

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海外での評価は高いにも関わらず、実は全然面白くない黒人映画。無理やり人種問題につなげている感があってダメです。48点

ザ・ファイブ・ブラッズのあらすじ

『ザ・ファイブ・ブラッズ』予告編 – Netflix

ベトナム戦争中、アメリカ軍には多くの黒人兵士がいた。ノーマン、ポール、オーティス、エディ、メルヴィンの5人は同じ部隊で命を懸けて戦った仲間だった。

彼らは自分たちのことをブラッズと呼び、リーダーのノーマンのことをみんな尊敬していた。

ある日、ノーマン率いる小隊はCIAの飛行機の墜落現場へと降り立った。そこで彼らは飛行機の残骸からある貨物を回収しようとしていた。貨物は頑丈なケースの中に入っていて、それを開けるとたくさんの金塊が出てきた。

ノーマンはそれを見て、金塊をひとまず隠し、後で取りに戻ろうと提案した。そして黒人同士たちのためにそれを使おうとみんなで誓い合ったのだった。

ところがベトコンからの襲撃を受け、ノーマンは戦場で命を落としてしまう。一方でブラッズの残りの4人は運よく生き残った。

数十年後、ブラッズのポール、オーティス、エディ、メルヴィンの4人はベトナムのホーチンミンで再会した。当然のことながら彼らは歳を取っていた。

4人は現地のガイドを雇って、金塊を埋めた現場へと行くことを計画していた。また、ノーマンの死骸を探して国に持って帰ろうとしていた。

オーティスはかつての恋人に頼んで、金塊を欲しがっているフランス人のブローカーを紹介してもらう。こうして4人は再びかつて自分たちが戦ったジャングルへと入っていくのだった。

ザ・ファイブ・ブラッズのキャスト

  • デルロイ・リンドー
  • クラーク・ピーターズ
  • ノーム・ルイス
  • イザイア・ウィットロック・Jr
  • チャドウィック・ボーズマン
  • ジョナサン・メイジャーズ
  • ジャン・レノ

ザ・ファイブ・ブラッズの感想と評価

ブラック・クランズマン」、「オールド・ボーイ」などで知られるスパイク・リー監督による、Black Lives Matterをテーマにした戦争ドラマ。

ベトナム戦争の黒人帰還兵が再会し、戦時中にベトナムのジャングルに埋めた金塊探しに行った矢先、思わぬトラブルに巻き込まれる様子をつづっていきます。

ベトナム戦争時と現在を交互に見せていき、戦時中の黒人の立場を取り上げつつ、最後はBlack Lives Matterにつなげていく構成になっています。

冒頭ではベトナム戦争時に起きた出来事の実際の映像が流れます。銃殺や暴動といったかなりグロい映像が次々と出てくるので、さぞかしリアリティー路線の映画なのかと思ったら違いました。

正直、シリアスな話のか、コメディなのかすらも分からないところがありましたね。どっちにも振り切れていない感じが中途半端です。

相変わらずスパイク・リー監督らしく人種問題を扱っていて、戦場でも黒人がいかに不当な扱いを受けたなどについて語っています。そういう意味ではベトナム戦争時の黒人たちが置かれた状況についての豆知識は得られるでしょう。

それに対し、ストーリーはまるで子供だましで、リアリティーがなく、金塊探しのためにジャングルに入っていく辺りから完全にコントと化しています。

たまたまウンコしようとしたら、そこに金塊があったり、たまたま歩いていたらノーマンの死骸を見つけたり、結構簡単に目的のものが見つかってしまうのが笑えます。

それもいずれも土の奥深くに眠っているのではなく、結構浅いところにあるんですよ。ミニシャベルで一回掘ったら見つかっちゃうんだから。

それと、金塊をバックパックに入れて歩く俳優たちの演技が絶望的に下手で、実際はかなり軽そうで見ていられませんでした。

中盤から地雷を踏んだり、仲間割れが始まったり、金塊を横取りに来る現地の悪党たちと銃撃戦が始まったり、と人種問題やベトナム戦争から話が遠ざかっていきます。

劇中に登場人物が、「ランボーは嘘っぱちのベトナム戦争映画だ。あんなのフェイクだ」などとこき下ろすんですが、この映画の場合、ランボーのクオリティーを二段階下げたみたいな質のチームなアクション劇になっていましたね。

また、おじいちゃんたちを主人公にしているという点においては、どこか「ラスト・ベガス」を彷彿とさせるものもありました。

いわばまだまだ若い心を持ったおじいちゃんたちが喧嘩したり、やらかしたりする状況を面白おかしく描いているようなふしがあって、全体的に安っぽいですね。

アメリカではかなり高い評価を受けたみたいですが、なにが高評価の鍵かと考えたら、配信したタイミングにあると僕は思います。

今まさにアメリカでは再び人種問題が勃発して注目が集まっている中、リアルタイムで起きていることと、この映画が扱っていることや登場人物の心情がリンクしていると感じられるのではないでしょうか。

ちょくちょくトランプ大統領のこともおちょくっていて、そういう時事ネタみたいなギャグも面白おかしく感じるのでしょうか。

上映時間が二時間半ぐらいあるのも問題ですね。序盤はそこそこ面白いのに、中盤から終盤にかけてダラダラしていき、最後はボロボロでしたね。

現代のベトナムでマシンガンをぶっ放して、たくさん人を殺して、一体、あいつらはどうやって生きて帰るつもりだったんだよ。ラストは都合の悪いところはざっくりカットして、みんな普通の生活に戻ってるからね。ベトナム舐めすぎだから。

コメント

  1. 1 より:

    全く同意見ですね(笑
    この映画、まじでつまらない。
    私は決して人種差別を肯定しません。
    が、なんかスパイクリーってずるい。
    ブラッククランズマンのときもそうでしたが、スパイクリーを支持することが=インテリというか、いかにも頭の良い決断だ。みたいな風潮ありません?
    たしかにマイノリティにスポットも当たるべきなんだけど、今回のBLMで黒人のある意味での図々しさも垣間見れるのも事実。

    スパイクリーの映画ってシーン一つ一つの裏側にスパイクリーのドヤ顔が見えてくるんで冷めます。

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