M愛すべき人がいては吐き気のするナルシシズム!感想とネタバレ

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浜崎あゆみをよいしょするだけのエイベックスゴリ押し企画。マジでやってるのか、受けを狙っているのか分からない、とにかく低レベルで、プロの仕事とは思えない粗大ごみドラマです。マイナス200点

M愛すべき人がいてのあらすじ

福岡から夢を叶えるために上京してきた、あゆは高校に通いながら女優のエキストラの仕事をこなしていた。

しかしせっかく東京に出てきたものの現状は成功とは程遠かった。芸能事務所の社長からは最近コギャルが流行っているから肌の色を黒くしろ、などと言われ、あゆは方向性を見失っていた。

そんなときあゆが人気のディスコ、ヴェルファインに友達と行くと、たまたまそこに来ていたレコード会社A VICTORYのプロデューサー、マックス・マサと出会う。

マックス・マサは日本をあっと言わすアーティストを育てようと意気込んでいた。アユはマックス・マサを前にしても物怖じせず、自分の言いたいことをズバズバ言った。

マックス・マサはそこに光るものを感じ、あゆと連絡先を交換する。そんなある日、あゆはマックス・マサに言われて、彼の前で歌声を披露する。決してうまくはなかったが、彼はあゆを磨けば光る原石だと感じ、歌手デビューさせようと考える。

ところが周囲はマックス・マサがあゆをひいきすることを良く思わない人間で溢れかえっていた。それを知ってもマックス・マサはあえてあゆを厳しい環境に置くことに決め、次々と試練を与えていく。

M愛すべき人がいてのキャスト

  • 安斉かれん
  • 三浦翔平
  • 水野美紀
  • 新納慎也
  • 市毛良枝
  • 上野なつひ
  • 田中みな美

M愛すべき人がいての感想と評価

テレビ朝日×ABEMA共同制作ドラマ「M 愛すべき人がいて」 Sound Collection+A VICTORY Special Sampler Promotion Video

鈴木おさむ脚本、Abema企画による、浜崎あゆみの半生をつづったバイオグラフィー。実話を基にした小松成美のフィクション「M 愛すべき人がいて」のドラマ化です。

浜崎あゆみと、Avexの社長松浦勝人のおぞましい恋愛情熱サクセスストーリーで、一体どんな精神状態になったら、こんなドラマを本人たちが承諾して世の中の人々に見せようという気になるのか理解に苦しむバカ話です。

二人は自分たちがジョン・レノンとオノ・ヨーコと同じぐらい世界中のファンから愛されてるとでも思っているんでしょうか。じゃなかったらとてもじゃないけど、こんなドラマ出さないですよね。

浜崎あゆみのファンが見ても気持ち悪いだろうし、ファンじゃない中立な人が見ても吐き気をもよおします。この企画自体にものすごい歪んだナルシシズムを感じるし、とにかく痛いですね。

その痛さを表現するにはもはや言葉が見つかりません。不倫関係だからダメとか、モラル違反とかそういう問題ではなく、二人の関係性や恋物語に人の心を動かす見所があるとは到底思えないんですよ。

まず、設定がものすごく中途半端なところを行っていますよね。ノンフィクションでもなければ、完全なフィクションでもないっていう逃げ腰戦略を取っていて、かろうじてヒロインの名前だけ「あゆ」という始末です。

ほかの登場人物たちは実在する人物を連想させるか、あるいは架空の人物になっている印象で、あろうことかそれぞれのキャラをギャグマンガのように描いています。

演出はもれなく過剰演出で、次から次へと体育館系熱血青春ドラマ的なエピソードばかりが出てきて、アホらしくてどんな態度で見ていいのか困りました。

そのくせエイベックスの曲だけはそのまま実名で出てくるっていう商売気がまたすごく、曲を流すシーンのわざとらしさといったらないです。

あゆとマックス・マサがレストランで大事な約束をして、あゆが遅れて到着するシーンがあるんですが、マックス・マサの秘書が嫌がらせをして、あゆをレストラン内に入れないようにするのに対し、レストラン内に入れなかったあゆは外から歌を歌って、マックス・マサに自分が来たことを伝えます。

それを結構マジでロマンチックな感じで描いているのには病的なものを感じました。普通に電話しろよって話じゃん、携帯あるんだから。なにを俺はいつまでもあいつが来るまで待つだよ。散々不必要なときに電話してきてた男が大事なときには急にアナログになるのが笑えますね。

全員が松岡修造よりも暑苦しいキャラ設定になっていて、独眼の秘書やダンスの先生やマックスマサの部下など、いちいちうるさくて面倒臭いです。あんなに滑り倒すギャグも珍しいよな。

そういえばデビュー当時の浜崎あゆみって今でいうおバカタレントみたいなキャラでしたよね。なんでほかのキャラはバカっぽく描いているのに、肝心なヒロインは真面目なキャラにしてんだよ。美化するにしても限度ってものがあるよね。

これ、10代の若者たちがターゲットなんですかね。たとえそうだとしても低レベルにもほどがあるでしょ。

それに浜崎あゆみのデビュー当時の頃を懐かしがって見る層って40代以上じゃないですか?

そのぐらいの層にとっては当時売れていた曲がたくさん流れるので、多少のノスタルジーは感じられるのかもしれません。でも昔の曲が聞きたければユーチューブで聞けばいいよね。

一つのエンタメとして見ても、演技にしても、演出にしても、映像にしても、安っぽさが半端なく、ただでさえレベルの低い日本ドラマの平均レベルをさらにもう一段下げようとしていますね。

こんなひどい代物でもドラマ化できちゃうんだから、エイベックスがどれだけ日本の芸能界で影響力を持っているかってことでしょう。

これって浜崎あゆみと、エイベックスの松浦と、ABEMAの社長が飲んでいるときに思いついたアイデアなんだって。

「ねえ、私たちの恋話、小説にしたらよくない? 絶対みんな知りたいって。だってあゆとマサのストーリーだよ。興味ない人なんていないでしょ」

「いいね、それ気に入ったよ、お前は天才だ!」

こんな会話がされていたんでしょうか。想像するだけでも気持ち悪いです。

コメント

  1. ブーさん より:

    ネットで予告を見た時点でクソドラマ感がヒシヒシ伝わってきて全く見る気はなかったのですが、映画男さんの痛快な感想を読んだら逆に見てみたくなりました(^_^;)

  2. ジゼル より:

    同感です。
    一回目だけ見ましたが、とても続けてみる気にはなりませんでした。
    誰が興味あるねん!!!と叫びたい気持ち。

    「吐き気がする」
    「頭がおかしい」
    「病的」
    まさに言い得て妙です。同意。

  3. さくらベイベー より:

    違ったらごめんなさい、もしかして映画男さんの歴史上、記念すべき最低点ではないでしょうか?
    (^^)スパッと解りやすい採点で気持ちいい!

    • 映画男映画男 より:

      寝ても覚めても君の膵臓をたべたいはもっとひどい採点でしたよ。

      • さくらベイベー より:

        えっ!!今、二作品のブログ拝見してきました。すごい点数でした。不覚にも見落としていたようです💦
        私は、映画男さんの魅力は、膨大な鑑賞量に裏付けされた確かな鑑賞眼は勿論のこと、なんと言ってもそのユーモアにあると思っています。
        コロナ自粛で本当に鬱々とした誰もいない自宅で、涙が出るほど声を出して笑ってしまいました。なんかやる気が出てきた感じです。
        ありがとうございました。

  4. yak より:

    キャスト名
    中田みな美(誤)→田中みな美(正)

    確かに正気では観れないですね。