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マザーレス・ブルックリンの感想とネタバレ

この記事は 約5 分で読めます。

殺人事件の犯人を探すふりして、実は彼女を探している残念なおっさんの物語。ダラダラしすぎていて、興奮がないです。33点

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マザーレス・ブルックリンのあらすじ

探偵のライオネルはボスのフランクの下で危険な仕事の現場にいた。フランクは一人で何者かと面会するためビルの中に入っていこうとしていた。

その際、自分になにか会ったら助けるに来るようにライオネルとコニーに忠告していた。ところが面会は思わぬ方向に進み、フランクは拉致され、車でどこかへと連れて行かれてしまう。

慌ててライオネルとコニーは車で追いかけるが、フランクを見つけたときにはフランクは撃たれた後だった。

ライオネルとコニーは急いで緊急病棟にフランクを連れて行ったが、傷は深く手遅れだった。

ライオネルにとってフランクは命の恩人だった。孤児院で暮らしていたとき、彼の面倒を見てくれたのがフランクだった。

そんなフランクを殺した犯人を見つけようと、ライオネルは独自で捜査を進める。するとライオネルはいつの間にかニューヨークを牛耳る政治家たちへとたどり着き、汚職まみれの政治や権力の濫用を目の当たりにする。

マザーレス・ブルックリンのキャスト

  • エドワード・ノートン
  • ブルース・ウィリス
  • ググ・バサ=ロー
  • アレック・ボールドウィン
  • ウィレム・デフォー

マザーレス・ブルックリンの感想と評価

ファイトクラブ」などの俳優として知られるエドワード・ノートンが監督、脚本、主演をこなしたサスペンススリラー。同名小説の映像化です。

仲間を殺された探偵が犯人を捜しているうちに、政治家の闇の部分へと迷い込んでいく様子を描いた退屈な話です。

エドワード・ノートンは好きな俳優の一人で、「アメリカン・ヒストリーX」の演技はいまだに忘れられません。

監督作品の「僕たちのアナ・バナナ」も悪くなかったし、監督としても期待していたんですが、これはちょっと残念な作品ですね。

アメリカでは本作はネオノワールなどとジャンル分けされ、「チャイナタウン」などと比較されたりもしているようです。

確かに閉塞感や虚無感は伝わってくるものの、肝心なストーリーと脚本の出来がよくないためか、全然物語に入っていけませんでした。

とにかくセリフに無駄が多く、一つ一つのシーンに時間をかけすぎている印象を受けます。無駄にジャズの演奏シーンとか引っ張るから上映時間はおよそ2時半ほどになっています。

2時半ぐらいなら娯楽性があれば十分我慢できる範疇ですが、いかんせん見ていて楽しくないんですよね。バイオレンスなし、色気なし、ユーモアなし、効果的なBGMなしだったら、そりゃあそうなるよ。

最大の問題点は、主人公のライオネルのキャラでしょう。トゥレット障害ともいえる神経精神疾患を持ち、「レインマン」のお兄ちゃんのキャラに、突然下品な言葉を発する症状を加えた設定になっていて、その設定がまたストーリーとはほとんど無関係なんですよね。

レインマン」のお兄ちゃんの場合、自閉症である一方で類まれな記憶力のおかげで、カジノで一儲けできたりと、障害の二面性を見せていたほか、弟との交流や関係性が深まっていく様子が見せ場になっているので意味があるんですよ。

一方でこの映画の場合、主人公に精神疾患がある必然性が全く感じられないし、ほかのキャラクターも主人公の精神疾患をないものとして、話を進めていることに違和感を覚えました。

だって普通に話していたら、急に大声で罵り出したり、卑猥なことを叫んだりするんだよ。それをみんな驚きもせず、気味悪がったりもせず、怒ったりもせず、普通に接している様子が嘘っぽかったです。

毎回、主人公が「俺には問題があって奇声を発することを制御できないんだ」みたいな説明するのもだるいしね。

そんでもって主人公は母親を失くしていて孤児院で育ったっていう背景もどこにもつながっていかないじゃないですか。

母親のいない主人公のあだ名がブルックリンだからタイトルがマザーレス・ブルックリンなんだって。なんだろうね、この一事が万事説得力のない感じは。

もう一つの問題点は主題のバラつきにあります。最初はフランクを殺した犯人を探し、復讐するストーリーだったのが、途中から政治家の汚職を突き止めるドラマになっていき、最終的には白人のおっさんと、黒人のお姉ちゃんの恋物語に成り下がっていくのには唖然としました。

そもそもあんな冴えない童貞のおっさんに若くて可愛い美女が恋するかよって話じゃないですか

全く持ってなにも解決せずに終わりましたよね。復讐せず、殺人事件犯人捕まえず、恋して終わりかよ。ときどき恋人さえ見つかったら人生のほかのことはどうでもよくなるいい加減な奴いるけど、そういう男の話でしたね。結局、彼女が欲しかっただけかよ。 

コメント

  1. メテオラ より:

    私もエドワードノートンが好きなので観てみましたが、すごくつまらなかったです
    主人公のトゥレットを患ってる設定がなんの意味も無い
    単なるノイズにしかなっていないんですよね
    開始2分で「あ、この映画はハズレだな」と思いました

    あとセリフが散発的で話が全然頭に入ってこないし
    その分かりにくいセリフに意識を集中しようとしても
    if! if!と水をさされるから物凄くイライラする
    フランクの糞嫁に遺品届けたあたりで観るのやめちゃいました

    ノートンは良い役者ですが、意識高い系を拗らせた人でもあります
    その面が出てしまった作品だと思いました

  2. アオヤンマ より:

    早送りをするつもりでリモコン持って観たら、早送りせずに終わりました。
    ウィリアムデフォーも出てくるし、話が広がり過ぎて、一体どう帰結させるのかと、何んだかわからない小説家を読むような感じで観て見終わりました。
    エドワードノートンのイフッ!は、ありゃあ、「スコア」の障害者の振りした悪い奴の感じそっくりじゃないですか!
    あー、よっぽどあの時のあれが楽しかったんだなこの人は。と思いましたが、似てませんか。
    あと、ニューヨークが大好きな感じが、「25時」と似た感じがして、あの時のヒロインも黒人女性で、思い出深い役をまとめたような映画のような気がしましたがどうでしょう。
    ヒロイン黒人女性キレイでしたね。

  3. リリコ より:

    実は、思い切り寝ました、この映画。やたら早口で情報過多だしほかの方も言われているように「イフ!!」ていうのがノイズで集中できなかったし。
    だからよそで絶賛しているレビュー記事もありましたけど書き手さんも意識高い系なのかな、常人では入り込めなくて普通なんだけど、と思いました。高邁な思想を込めた脚本ではあったようなのですが。
    レビュアーさんて「話についていけませんでした」となかなか正直に言えないんですかね。なのでこちらの評に納得です。

    • 映画男映画男 より:

      >「話についていけませんでした」となかなか正直に言えないんですかね。

      それ映画レビューアーあるあるですね。感じたことをそのまま言わずに深い意味とか探りだしますからね。すぐメタファーとか言って。

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