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アウトサイダーが面白いのは最初だけ!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

見れば見るほど、つまらなくなっていく、もったいないドラマシリーズ。冒頭で引き付けて、あとはダラダラ続いていくだけでした。40点

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ドラマ「アウトサイダー」のあらすじ

ジョージア州チェロキーシティである日、11歳の男の子フランク・ピーターソンが惨殺死体で発見される。死体には犯人のものと思われる噛み跡や唾液など無数のDNAが見つかった。

刑事のラルフが捜査を進めていくと、少年野球チームのコーチをしている教師のテリー・マイトランドが容疑者として挙がった。

複数の目撃者が事件が起こった時間にテリー・マイトランドを現場付近で見かけており、彼の姿は監視カメラにもしっかり映っていた。

一方でテリー・マイトランドにはアリバイがあった。事件当日彼は別の街で開催されていた教員の学会に参加し、その姿が映像に残っていたのだ。

一体どうして同じ日、同じ時間に同一人物が二つの場所にいることができたのか。ラルフが事件の真相を追っていると、やがて子供を殺したと疑われるテリー・マイトランドに身の危険が迫る。

ドラマ「アウトサイダー」のキャスト

  • ベン・メンデルソーン
  • シンシア・エリヴォ
  • ジェイソン・ベイトマン
  • ジュリアンヌ・ニコルソン
  • メア・ウィニンガム
  • ビル・キャンプ
  • ユル・ヴァスケス
  • ジェレミー・ボブ

ドラマ「アウトサイダー」の感想と評価

スティーブン・キング原作、脚本家のリチャード・プライスによるSF犯罪ドラマ。

最初は現実路線の犯罪ものなのかと思わせておいて、途中から怪奇現象風SFストーリーになっていくシリーズです。

エピソード1、2ぐらいまではすごく面白いです。しかし話が進んでいく度にどんどんつまらなくなっていく残念なパターンですね。

ベン・メンデルソーンなど演技派俳優も出演しているだけに、雰囲気はあるんだけど、いかんせん中身がないです。

物語は、刑事たちが少年が惨殺された事件を追っていくうちに、ほかの子供たちの殺人事件と結びついていき、やがて事件の背景に子供ばかりを狙ういわばブギーマンのような正体不明の存在を突き止める、という流れになっています。

前半は展開も多く、テンポも良く、見ていてハラハラドキドキしたんですが、エピソード3でサイキックな私立探偵ホリーを雇い出してから急に話がつまらなくなっていきますね。

ホリーは、まるで「レインマン」のレイモンドのように超人的な記憶力に長けたキャラ設定になっていて、さらに六感まで鋭いといった霊媒師と探偵がミックスしたごちゃごちゃな人物になっています。

そんなホリーが、突然ヒスパニック系の国々に伝わる神話上の幽霊ココが犯人だ、悪魔の仕業だ、などとほざきだします。

そうかと思えば真面目な顔して、スピリチュアルな話をしながら仕事中に仲間と恋しちゃったりして、固いんだか、緩いんだか分かりませんでした。

普通、凶悪犯罪の犯人を追いかけているときに恋愛する? 男のDNA吸い込んでる場合かよ。ああいう奴、全部精霊とか、霊感とかのせいにしそうで嫌だわー。

ホリーのキャラクターのせいで急激に事件の犯人が誰なのか、という興味を失いましたね。だって悪魔の仕業とか言い出したら、殺人事件のアリバイとか証拠とか裁判とか、もはや関係なくなっちゃうじゃん。

挙句の果てには、その実態の分からない何かに感染して、とりつかれると、コントロールが効かなくなり、殺意が芽生えてくるといった、まるでゾンビ映画のようなノリになるんですよ。行きつくところは結局そこかよって。

正体不明の何かを、登場人物は「It それ」と呼んだり、「The thingそのもの」と呼んだり、「entity 実体/存在」と呼んだりしていましたね。スティーブン・キングの話って「イット」しかり、「シャイニング」しかり、そんなのばかりじゃない? ワンパターンにもほどがあるでしょ。

後半の出来事を見ると、序盤のエピソードはなんだったのよってなりましたね。捜査とか関係なく、ただ、とりつかれた人間を追うだけの話に成り下がってます。あれで無実の罪を被せられた人々が報われるのかというと、疑問に思いますね。

テリーの家族なんて犯罪者のレッテルを張られて、散々家族が嫌がらせを受けたのに一体どういう説明で市民が納得するんだろう。

「ええ、皆様、実は子供を殺したのはテリーではなく、悪魔でした。なのでこれからはテリーの家族のことをそっとしておいてくださいね」とか言うのかなぁ。

あんなストーリーでも最後まで緊張感や恐怖を保っていられたら、まだ良かったんだろうけど、なぜか回を重ねるごとに展開と見所が少なくなっていきました。

そして大したアクションも話の発展もなく、ほぼ登場人物同士のつまらない会話で構成されていくのが残念ですね。

どんだけ話を引っ張るんだよっていうほど、特に終盤の引っ張りようはひどかったです。感染した人間を追いかけまわしてるだけだからね。テリーのことなんて完全に忘れちゃってるじゃん。

このドラマの評価が高いのは、序盤が面白いから続きが見たくなってついつい見てしまうところにあるんじゃないでしょうか。そういう意味では戦略的には成功しているのかもしれませんね。

まあ、最初からつまらない「スタートレック・ピカード」とかよりはずっとましだけど。

なお、本作は、Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で配信中です。

コメント

  1. r より:

    実は先にこれ読んでから観始めたけど、残念ながらここに書いてある内容は全く的外れでした。ホリーの捉え方やキングへの解釈が雑過ぎて話にならない。
    あまり本を読まない人かな。

  2. (´∀`) より:

    「〇〇〇〇〇が面白いのは最初だけ」又は「〇〇〇〇〇が面白いのはシーズン1だけ」
    ほぼ全てのスティーブン・キング原作作品に言えます
    掴みの帝王ですねw

    • 映画男 より:

      スティーブン・キング原作は確かにプロットやアイデアはいいけど、失速するの多いですね。

  3. 個人的に同意 より:

    私も3の途中で見るのを止めました。
    「別の感想でキングへの解釈」とありますが正にこれは「スティーブンキング」と言う
    1ジャンルであり
    純粋な「ミステリー」として期待して見るのは無理が有った様です。
    何となくツインピークスの1と2の落差に似ている気がしました。