レインマン(原題RAIN MAN)

トム・クルーズとダスティン・ホフマンの絶妙のコンビプレーによって生まれた心温まるロードムービー。兄弟愛といえばこの映画ですね。69点(100点満点)

レインマンのあらすじ

チャーリー(トム・クルーズ)は高級車のディーラーをしているが経営が思わしくない。そんな彼のもとに長い間没交渉になっていた父の訃報が届く。

遺産目当てに故郷にかえったチャーリーは、車とバラ以外の財産がサヴァン症候群の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)への信託財産として運用されることを知る。

遺産を手に入れようと、チャーリーはレイモンドが入所している施設から強引にレイモンドを連れ出し、ロサンゼルスに戻ろうとするが、その道中でレイモンドの持つ特殊な才能と、幼い頃に彼と交わした交流を思い出す。

wikipediaより

読者のりゅうさんのリクエストです。ありがとうございます。

レインマンの感想

「グッドモーニング,ベトナム」や「スリーパーズ」でお馴染みのバリー・レヴィンソン監督による、兄弟愛を描いたロードムービー。

イケメンの自動車ディーラーの弟と自閉症の兄が父親が亡くなったのをきっかけに再会し、旅を通じて心を通わせていく、見ていると優しい気持ちになれるハートウォーミングな物語です。

兄役を演じたダスティン・ホフマンの怪演と、弟役を演じたトム・クルーズの美青年ぶりにびびること間違いなしで、1988年公開の映画ながら、今見てもなお色あせない素敵な作品です。

やはり現代の映画と比べると、多少テンポが遅かったり、セリフがしつこかったりする箇所もあります。それでも全体的に上手くまとまっているし、感動的な映画なのに登場人物を必要に死なせたり、号泣させたりしないのがいいです。

最近のトム・クルーズしか知らない女子が見たら、あまりの美しさに惚れちゃうと思いますよ。トム・クルーズって当時から今までずっと第一線で活躍してるんだからすごいですよね。

当時自閉症に対する社会の理解も今ほど深くなかったように記憶しています。今でこそ自閉症の人たちを扱った映画も当たり前にありますが、当時は斬新でしたよね。

コミュニケーション能力がなく、人とちゃんと会話をすることができないレイモンドが数字や物事を記憶することに関しては天才だ、といった長所と短所の両方を取り上げているのがいいです。

知的障害や発達障害が特定の分野で類稀な能力を発揮することをサヴァン症候群というそうですが、レイモンドのような人を見ると、人間の神秘を思い知らされますね。

レインマンのネタバレとトリビア

いい映画なのでレインマンのことをもっと知るために、本作にまつわるトリビアを掘り起こしてみましょう。

1、レインマンにはモデルがいる

そうなんです。レインマン(レイモンド)には実在するモデルがいるんです。僕は映画を見てからかなり後に知りました。

その名はキム・ピーク。キム・ピークはレイモンドと同じように年月や曜日を完璧に記憶することができる特殊能力を持っていて、その情報量は「生きるグーグル」とも呼ばれています。

映画製作にあたって脚本家のバリー・モローはキム・ピークに実際に会って話を聞いています。ダスティン・ホフマンも役作りのために実際にキム・ピークと対面しています。彼の存在なしに、レインマンは生まれなかったのです。

2、カードを数えるのはルール違反じゃない

劇中、レイモンドはずば抜けた記憶力を武器にテーブルに出た全てのカードを記憶して、ブラックジャックで大勝ちします。

しかしあまりにも勝ちすぎてしまったためにカジノ側から脅しをかけられて追放されてしまいます。あの下りのせいで、カードを数えるのがあたかもインチキであるかのような解釈が広く浸透してしまったようですが、カードを頭の中で記憶すること自体はルール違反でもなんでもありません。

3、オナラのシーンはアドリブだった

狭い電話ボックスの中にチャーリーとレイモンドが入ったまま電話をかけるシーンで、チャーリーがオナラをしたといって、大騒ぎになる下りは実は脚本にはなく、実際にダスティン・ホフマンが即興でオナラをしたことによって生まれた奇跡のシーンだったそうです。

 

4、監督がカメオ出演している

実はバリー・レヴィンソン監督が精神科医としてカメオ出演しています。終盤、レイモンドの将来を決める大事な話し合いの場で登場するのが彼です。

それなのになぜかエンドロールのクレジットでは彼の名前が一切出てきません。監督としても俳優としてもバリー・レヴィンソンの名前が抜けているのです。なんでなんでしょうね。

5、エンドロールで流れる写真

エンドロールでは出演者や製作スタッフのクレジットと共に風景や道端の写真が流れます。一見、実在するレインマンのモデルの写真が登場しそうな演出ですが、実はあの写真は劇中にレイモンドが旅路で撮っていた写真を紹介しているのでした。

ピントが合っていない写真やなんのも変哲も無い物体を映しているのは、レイモンドにとってそれらの風景は違ったものに見えるからなのかもしれません。

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