映画サインは怖くないし、特に何も起こらない!感想とネタバレ

この記事は 約5 分で読めます。

しょうもない伏線をラストで回収するだけの「え、これで終わり?」SFホラー。何も起こってないのに想像を膨らませて勝手に怖がれる人しか見ちゃいけないやつです。20点(100点満点)

映画サインのあらすじ

Signs – Official® Trailer [HD]

グラハム・ヘスは農園で息子のモーガン、娘のボー、弟のメリルと暮らしていた。

モーガンはひどい喘息の持ちだったの対し、ボーはなにかと理由をつけて家中に水の入ったグラスを置くのが癖だった。

一方のメリルは様々な記録を持つマイナーリーグの元野球選手で、グラハムはかつて牧師だったが、妻が交通事故で亡くなったことから神を信じられなくなっていた。

そんなある日、グラハムは農園にミステリーサークルができているのに気付く。ニュースでは世界中のあらゆる箇所にミステリーサークルが現れたといった大騒ぎしていた。

それを機に愛犬が狂暴化し、ボーに襲い掛かろうとするなど、不可解なことが起こるようになった。

やがてグラハムは得体のしれない宇宙人が家の周りにいることを知り、家族は追い詰められていく。

映画サインのキャスト

  • メル・ギブソン
  • ホアキン・フェニックス
  • ローリー・カルキン
  • アビゲイル・ブレスリン
  • M・ナイト・シャマラン

映画サインの感想と評価

シックス・センス」、「アンブレイカブル」、「ハプニング」、「ヴィジット」、「スプリット」、「ミスター・ガラス」、「ヴィレッジ」などでお馴染みのM・ナイト・シャマラン監督による、なんとなく不気味な雰囲気だけで最後まで乗り越えようとする退屈なSFホラー。

登場人物が小声でボソボソ喋るのを聞かされるだけで、眠くなるし、肝心なエイリアンが迫りくる恐怖や対決のシーンが甘いです。

今思うとオチのしょぼさとか、話の引っ張り方とか、せっかく地球に来たエイリアンが撤収していく下りとか、「メッセージ」とかなり似ていますね。だから「メッセージ」が好きな人はこれ好きなはずですよ。エイリアンと話のスケールを小さくしただけだからね。

まず、エイリアンが地球にやってきたことを伝えるのに、ミステリーサークルを使うのがなんとも古いですよね。

いざ、エイリアンがやってきたらやってきたで大暴れしてくれればいいのに、なんであんなにあいつらはコソコソしてるんですか? 人間に見つかったらやばい、隠れなきゃっていう感覚が地球の動物と一緒なのがなんともダサいですね。

エイリアンのデザインに自信がなかったのか、なぜかエイリアンをぼかして映したり、一瞬だけちらっと見せたり、最後の最後まで全体の姿を見せようとしない、もったいぶり方がいただけません。

あれだけ引っ張るんだったら、もっとすごいもの見せてよって当然なるし、監督が自分でハードル上げてしまった感がありました。

ストーリーは、妻を事故で亡くした主人公の牧師が信仰を捨てる>エイリアンに襲われ家族が危機に陥る>妻の最後の言葉を思い出す>家族全員がまるでエイリアンと戦うのが運命だったかのように奇跡的な出来事を起こし、エイリアンを撃退する>主人公が信仰を取り戻す、という流れになっています。

つまりはエイリアンを材料に信仰と家族愛を描いていて、その両方とも話が薄いです。だってまずだいいちに妻を失った牧師が信仰捨てちゃだめでしょ。普段、悩み苦しんでる人たちに説教してる身分で、自分に不幸があったら手のひらを返して神様を侮辱し出すって、牧師としてはかなり質が悪いですよね。

僕が村人だったらあの牧師が「私、信仰を取り戻したので、またよろしく」って言われても、彼の言うことなんて信じないけどなぁ。そんな簡単に辞めたり、復帰したりするよなよ、プロレスラーじゃないんだから。信念がブレブレの牧師ってなんだよ。

キャストも微妙でしたね。メル・ギブソンはいまいちだったし、ホアキン・フェニックスが元野球選手って全然合ってないじゃん。すごい記録持ってる打者だったらもっと体作らないとだめでしょ。どう見ても運動神経鈍そうだもん。

それに登場人物たちがもっとグロい目にあったりしてもあってもよかったかなぁ、と思いますね。基本、誰も傷ついてなくないですか? 絵的に死んだのって犬とエイリアン一匹だけじゃない? ほかにいたっけ?

ビジュアル的な恐怖をゼロにして心理的に怖がらせようとした意図は分かるんだけども、そもそもエイリアンの恐怖をほとんど描いてないので、怖がりようがないですよね。ETみたいにいい奴かもしれないし。

一番、笑えたのは、ブラジルのホームビデオにたまたまエイリアンが映っていた、っていう下りですかね。ホームビデオのカメラに向かってポルトガル語で話していた子供がなぜか途中から英語でエイリアンの居場所を解説し出すほど、アメリカ人目線なのがさすがですね。

この出来事は世界中で起きてますアピールする地球滅亡系の映画ってホント興ざめしますね。そもそもこの話の場合、特定の家族にフォーカスしているんだから地球規模のスケールにする必要がないんですよ。スケールはやたらデカいくせに一匹倒したぐらいでハッピーエンドってどんな戦いだよ。

コメント

  1. RenoBank より:

    やっぱりこの監督さん、シックスセンスで終わりだったんでしょうか。
    ガラスはまだ観てないですが、このジャンル好きなだけについ観てしまいます。
    シャマラン頑張ってほしいですね!