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アンブレイカブルは設定が壊れすぎ!感想とネタバレ

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過大評価されている監督が作ったおバカ映画。登場人物が小さな声でボソボソ喋ったらなんとなく雰囲気が出ると思ってる演出がむかつきます。18点(100点満点)

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アンブレイカブルのあらすじ

フィラデルフィアで乗客131人が死亡するという悲惨な列車事故が起きた。その中で、アメフト会場のしがない中年警備員のデヴィッドはかすり傷1つ負わずに唯一生き残る。ある日彼の元に、イライジャと名乗る人物から手紙が届き、デヴィッドは会いにいく。

コミックのコレクターであり、コミック関連の画商をしているイライジャは、些細なことでも骨折してしまう骨形成不全症という難病を持って生まれ、今まで何十回と骨折してきた男だった。

そのような病気を持つため、彼は外出しにくく、コミックにはまるようになって今ではそれを生業にしているということだった。そのような生涯から、彼は体の脆い自分とは対極に位置する病気も怪我もしない頑強な人間が存在するはずだと考え、それはコミックのヒーローのようであると信じていた。

wikipediaより

アンブレイカブルの主なキャスト

  • ブルース・ウィリス
  • サミュエル・L・ジャクソン
  • ロビン・ライト・ペン
  • スペンサー・トリート・クラーク
  • シャーレイン・ウッダード
  • イーモン・ウォーカー

アンブレイカブルの感想と評価

ヴィジット」、「スプリット」、「サイン」、「ハプニング」、「シックス・センス」、「ヴィレッジ」などでお馴染みのM・ナイト・シャマラン監督のヒーロードラマにホラーテイストを加えた駄作。

スプリット」と「ミスター・ガラス」を加えた三部作の序章で、マーベルに対抗してシャマランユニバース的な世界を作っているひどい代物です。

終始、音を抑えて静かな演出で恐怖を煽りつつ、結局最後まで大したことは起こらない、といういつも通りの出来になっていて、ストーリーに脈略がなさすぎです。

主人公は、過去に怪我も病気にもなったことがない男デヴィッド。彼は列車の脱線事故に巻き込まれてもかすり傷ひとつ負わない不死身の肉体の持ち主です。

そんなデヴィッドのもとにいとも簡単に怪我をしてしまう、彼とは正反対の男イライジャから手紙が届きます。

体の弱いイライジャは世の中に自分と対極にあたる強いヒーローがいるはずだと考え、列車事故にあっても死ななかったデヴィッドがそれに違いない、と信じてやみません。

そんなイライジャの話を聞いているうちにもしかして自分は本当に特別な能力を持ったヒーローなのではないかと思い始めたデヴィッドはやがて才能を開花させ、人に触れただけで危険人物かどうか察知できるようになる、というのがストーリーの流れです。

強靭な体を持つ男と、すぐに怪我をしてしまう男を対比させるのはいいんですよ。問題はその対比のさせ方で、片一方は生まれつき両手両足の骨が骨折していたのに対し、もう一方はアンブレイカブルな肉体を強調するためにベンチプレスを何キロでも持ちあげちゃうっていうのがバカですねぇ。

一体どういう思考回路を持っていたら、ベンチプレスが挙げられる=力持ち=ヒーローっていう式ができるんだろう。直接M・ナイト・シャマラン監督に会って聞きたいぐらいです。それにあのくだらないシーンにどれだけ時間費やすんだよ。

プロットが穴だらけでいちいち指摘するのも面倒なくらいストーリーに問題ありますよね。なんでもデヴィッドは学生時代にプロになれるほどの有望なアメフト選手だったにもかかわらず、アメフトに反対していた恋人と結婚するために交通事故で怪我もしていないのに選手生命を絶たれたことにしてアメフトを辞めたそうです。

この下りが全然意味分からないの僕だけですかね? なんでデヴィッドの頭にはアメフトか彼女と結婚かの究極の二択しかないんだよ。プロになったら別れなければいけない関係ならどっちみち結婚したって上手くいかないだろ。それに自分の好きなことに反対する女と結婚してどうするんだよ。どんな低能なヒーローなんだよ、お前は。

終盤、人の体に触れるだけでその人が犯した過去の犯罪の光景が頭に浮かんでくるっていう能力もすごいアホですよね。

危険な人間が察知できるだけじゃなくて、過去まで見えちゃうって一体どういう能力なのかまず分からないんだけど、なによりすれ違う人みんなが凶悪犯っていうのが笑えます。

ある者は通行人の頭を瓶で殴ったことがあり、またある者は泥酔した女性を乱暴した過去があり、またある者は人の家に押しかけて拉致したことがある、という状況を見た中で、なぜか拉致犯だけを追いかけるヒーローっていうのも嫌ですねぇ。

挙句の果てにはラストで、体の弱いイライジャがヒーローを探し出すために数々の大規模な事故を引き起こしていたことが分かるっていうオチも爆笑ものでした。列車にちょっと細工をしただけで脱線すると思ってるのかなぁ。それとも線路に小石でも置いたのかな。発想が子どもかよ。

なによりスーパーヒーローのくせに最後は警察に通報するっていうのが最高ですね。できれば警察に電話をかけてるシーンがあればもっとよかったんだけどね。どうやって説明するんだろう。

拉致犯は自分でやっつけるくせにテロリストは成敗せずに警察に捕まえてもらうヒーローって斬新すぎるだろ。

コメント

  1. MORIHIRO FUJITA より:

    サイコが生まれまくった、この時代背景だよね、この映画の主人公はほぼイライジャなんだ・・・自分の不幸を受け入れヒーローに憧れそしてスーパーヒーローを自ら事件を起こしてまで探し続けるイライジャ・・・結局スーパーヒーローは誰でもなれると言う事・・・警備員のハゲのおじさんでもいいし、大事故起こしても生きてる奴、癌を克服する奴、自分の子供を10人も育て上げる母親、本物のブルースウィルスでもいい・・・
    奇跡のようなスーパーヒーローがこの世には沢山いる事・・・そして
    この映画を観た人に大切な人を守る強さと現実的な勇気を持ってほしい
    そんな映画だと思った・・・ありきたりな爽快ヒーロー映画とはちょっと違うよね