
ダラダラ、ぼそぼそ、ぐずぐず話が進んでいく、誰得映画。鬱気味の主人公を眺めていくだけの退屈極まりない映画です。7点
トレイン・ドリームズのあらすじ
孤児として育ったロバートは、幼い頃にグレート・ノーザン鉄道の列車でボナーズフェリー(アメリカ・アイダホ州)にやって来る。学校を途中で辞めた彼は、しばらくの間、目的もなく若い日々を過ごす。しかしやがてグラディス・オールディングと出会い、二人は結婚。彼らはモイー川のほとりに丸太小屋を建て、娘のケイトを授かる。
ロバートはスポケーン・インターナショナル鉄道の鉄道建設の仕事に就く。そこで彼は、理由もはっきりしないまま白人労働者たちによって中国人労働者が橋から突き落とされるのを目撃する。その光景は彼の心に深い傷を残し、その男が列車にはねられる夢や幻影として何度も彼を苦しめることになる。
ロバートは家の近くで働こうとするが、第一次世界大戦後の不景気の中で生活は苦しい。そこで彼とグラディスは農業を始め、製材所を建てて、ロバートが伐採の仕事を辞められるようにしようと決める。しかしロバートが最後の伐採シーズンを終えて帰宅すると、山火事によって小屋は焼け落ち、グラディスとケイトは行方不明になっていたのだった
トレイン・ドリームズのキャスト

- ジョエル・エドガートン
- フェリシティ・ジョーンズ
- ケリー・コンドン
- ウィリアム・H・メイシー
- ナサニエル・アルカンド
トレイン・ドリームズの感想と評価

クリント・ベントリー監督による、陰気臭い哲学人間ドラマ。家族を失った男が終始うじうじしているだけの話で、幸せな人は気が滅入るから見ないほうがいいです。
同名小説を原作にした、いかにも作り話といった感じのストーリーで、孤独な男がある日突然心優しい美女と出会い結婚し、田舎で丸太小屋を建てて生活を始め、やがて美しい娘が生まれ、最高の幸せに浸っていたところで、悲劇に遭って家族を失うというクソみたいなプロットです。
まず、前半の幸せの描き方が安っぽく、草むらで男と女が寝ころびながら、イチャイチャしているみたいな絵を持ってこられて笑うしかなかったです。そうかと思ったら、次の瞬間、草むらに石を置いて、仮想マイホームを作り出して、二人で遊び出すところとかサブ過ぎて鳥肌が立ちました。
妻がいようがいなかろうが、娘が生まれようが生まれなかろうが、あの主人公は基本うじうじメソメソのネガティブ野郎で、最初から不幸になることが決まってたかのような性格の持ち主でした。
そして遠くで主人公が出稼ぎに行ってる間、妻と娘が火事に巻き込まれていなくなってしまう、という流れになっていて、そこからのただで不幸オーラ全開の男が、さらに不幸になっていく展開はとても見てられません。
この映画の一番嫌いな点は、なにもかも抽象的に描き、核心に迫ろうとせず、視聴者にストーリーを丸投げしてる点です。解釈を委ねるどころじゃなくて、こんなのただの無茶フリだからな。まず、妻と娘が死にましたとは絶対に言いません。でも死んだ態で話が進んでいきます。
途中、娘みたいな少女がひょっこり家に帰ってきます。でも翌日またいなくなっています。幻覚なの? 本当なの?とまたしょうもない余白を作るんですよ。まじこのレベルの物語にそんなオプションいらねえから。
じゃあずばりいうけど、火事で妻や娘は死んでませんよ。二人は夜逃げしたんです。主人公の男が退屈で、出来損ないで貧乏で、夢も希望もなく、会話も下手で、ネガティブだから見捨てたんです。あんな男はそりゃあ捨てられるよ。それで独り身になってから寂しさとか感じてもね。もっと普段からちゃんとやっとけって話なんだよ。
主人公がずっと不幸アピールして、僕孤独なんです、助けてくださいみたいな自己憐憫に酔ってるようなところが特に腹立つし、こんな真面目で誠実な男なのに、孤独で死んでいくんです、ね、可哀想でしょ? 人生ってなんて不条理なんでしょうかみたいなアピールがうざいんですよ。
笑えるのが終盤で、いい感じの女と出会い、主人公が女に慰めてもらうくだりです。また、たまたまその女も夫を亡くしたという共通点を持ち、主人公の気持ちがよくわかるっていうんだからご都合主義にもほどがあって、さすがフィクションって感じでした。なんで孤独な男を慰められるのは女だけだと思ってるんだろう。身寄りのないおじいちゃんとかに慰められたらいいじゃん。
あるいは女が「ごめん、私家族亡くしたことないから分かんないわ」とか言って、主人公を追いこむぐらいじゃないとリアリティーがでないんですよ。
なによりこの映画で一番イライラしたのは、じじいのナレーションです。っていうかお前は誰なんだよっていう思いが頭から離れませんでした。ラストも飛行機に乗ってなんか悲劇を美談みたいに綺麗に収めようとしてて、はあ?ってなりましたね。
「すべてとつながったと感じた」はあ?お前なんて誰ともつながってねえよ、バカ。


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