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TOKYO TRIBEはつまらない駄作!ネタバレと感想と評価

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tribe

恋の罪」、「ヒミズ」、「希望の国」、「地獄でなぜが悪い」、「新宿スワン」、「冷たい熱帯魚」などでお馴染みの園子温監督のラップ盛りだくさんのアクション。クオリティーが低すぎて最低です。7点(100点満点)

TOKYO TRIBEのあらすじ

数多くのトライブ(族)がひしめき、それぞれが自分たちの暮らす街を暴力で牛耳る近未来のトーキョー。ブクロWU-RONZを率いるメラ(鈴木亮平)は、何かと敵視していたムサシノSARUのメンバーである海(YOUNG DAIS)と衝突する。

そして、それが引き金となって、シンヂュクHANDS、ブッバ家や怪しげな者たちを巻き込んだ一大抗争が勃発してしまう。トーキョーの各地で暴力が吹き荒れるが、その一方でさまざまな愛と友情をめぐるドラマも交錯していく。

シネマトゥディより

TOKYO TRIBEの感想

セット丸出しの安っぽい世界の中で、ごっちゃごっちゃのアクションと無理やりなラップを混ぜ込んだ、最後までまともに見れるレベルに仕上がっていない超駄作。

ラップとミュージカルを混合させた、というのがこの映画の唯一のアイデアらしいアイデアでそのすばらしいアイデアも完成度が低ければまったく話になりません。

見るからに多くの出演者を集めて、短期間でチャチャと撮りました、といった感じがして、園子温監督が芸術路線から商業志向に完全に路線変更した姿勢が伺えます。

最近の作品は本当に自分が撮りたい映画を撮っている感じが微塵もしないのはなぜなんでしょうか。昔の彼の作品が好きなファンはこれからどんどん離れていくはずです。

日本語ラップは好きなのでよく聞くんですが、見ていて出演したラッパーたちが可哀想だな、という印象を受けましたね。

無理矢理なストーリーラインに沿って、セリフ調のラップをしなくちゃならないとなれば、自然と表現の幅も狭まり、結局は「YO,なめんじゃねえよ、この野郎」的なラップしか選択肢がないような状況になっていました。

もっと自然に格好良く撮ってあげればいいのに、変にストーリーがおちゃらけたりしてるから、真面目にやっている人たちまでスベッてるような始末でした。

また、ラップのシーンはプロのラッパーたちに任せておけばいいものを佐藤隆太や染谷将太を始め、竹内力にまで無謀にもラップをさせているから、ひどいことになってましたね。

Vシネファンの奥様たちなんかは、「私のリキになにさせてるのよ、まったく」と叫んでいるところでしょう。それもこれも全て監督の責任です。

アクションもバック転したり、ワイヤーアクションがあったり、なんのオリジナリティーもありませんでした。それと必然性のないヌードシーンの数々。女優が脱がない映画も嫌いですが、無意味に脱がせるのも嫌ですね。演出が安っぽくなるだけでした。

ハリウッドがこれをリメイクしたら、おそらくこれより100倍質の高い作品ができることが容易に想像できるはずです。誰かに真似されたら簡単に負けてしまう映画ってのもどうかと思います。これは実写ではなく、アニメ映画にするべきでした。

コメント

  1. 十蘭 より:

    初めまして、映画男さん。
    つい先日、このブログを発見し、
    以来、面白く読ませて頂いております。

    内容は辛辣で酷評、容赦がない(笑)。

    それなのに、私が好きな映画をケチョンケチョンに
    貶されても腹が立たないのは文才の故でしょうか?
    本気で本音を言っているからでしょうか?

    切り口も、Amazonやyahoo映画のように、
    誰かに遠慮していないぶん、すごく好感が持てます。
    これからもどんどん書いて下さい。楽しみにしています。

    追伸

    この作品以外でも触れておられますが、
    映画に限らず、比較的優秀と言われてきたマンガの世界でも、
    意味のないエロ、観客の注意を引くためだけのナンセンスなグロが
    横行してきています。

    19世紀のロンドン。
    産業革命による経済発展が行き詰まりを見せ、
    退廃思想が蔓延していた当時のイギリスでも、
    エロ、グロ、ナンセンスが横溢していたと聞きます。

    ハリウッドもリメイクばかりだし、
    コンテンツ業界はいつからこんなに貧しくなったのでしょうか?

    やっぱり今は、世界的に「行き詰まって」いる時代なのでしょうか?

    映画男さんの批評を読む度、
    最もだな~と思いつつも、現在の日本を取り巻くコンテンツ業界の
    絶望感に、ただただ、暗澹としております。

    このまま、日本は沈むんでしょうかね?
    何か手はないものでしょうか…。

    長文、失礼しました。

    • 映画男 より:

      十蘭さん

      コメントありがとうございます。本当に映画界は行き詰っていますよね。ただ、一番の原因は作り手じゃなくて、視聴者にあると僕は思っています。あくまでも視聴者の理解力とニーズに合わせて作っているはずなので、もしアホな映画しか売れないなら、アホな映画を作る以外に手立てがなくなりますからね。

      あと、僕が思うに、映画の評価や興行成績をもっと正当にするためにも鑑賞後に映画館を出るときに一人一人が自分が払いたい値段を付ける、というふうにしてくれればいいんですけどね。そしたら何人劇場に来場したというより、どれだけの人がどれだけの価値をその映画に付けたかが分かりますよね。どこかの映画館で試しに導入してくれないかなあ。最低入札額500円から、とか映画館が赤字にならない程度のラインを決めてやれば結構面白いと思うんですけどね。もちろん最低金額しか払わないセコイ客はたくさんいるでしょうが、デート中の男は見栄張って、高いお金払ったりするだろうし、感動した直後だったらついつい涙腺だけじゃなく、財布の紐も緩む人も少なくないんじゃないでしょうか。