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映画ヒミズ ネタバレ 感想 あらすじ ラストの意味

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sumidaganbare

52点(100点満点)

ストーリー

どこにでもいる中学3年生の祐一(染谷将太)の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子(二階堂ふみ)の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き……。

Yahoo映画より

文句
恋の罪」の園子温監督による漫画の映画化。日本社会の闇の部分を2時間の間に全部吐き出したような衝撃的なストーリーがいかにも園子温監督らしく、十分なゾクゾク感がある。ただ、上映時間が長く感じるのは相変わらずで、途中で腰が痛くなってくる映画。

園子温監督が15歳の少年少女を主人公にしたからには、ラリー・クラーク監督の「KIDS/キッズ」のような10代の性と暴力を大いに描いてくれるんじゃないかと期待して見ましたが、期待外れでした。暴力についていえば、確かに理不尽な大人たちの行動に翻弄される少年少女の様子が上手く描かれていましたが、そこにセックスが混在してこないのが不自然でしたね。もしかすると今の時代では「「KIDS/キッズ」のような映画を撮ろうもんならやれ児童ポルノ法だなんだと横槍が入るのかもしれません。いくら脱がし屋の園子温監督といえど逮捕されてはたまらないのでしょう。

しかしそれならそうと、例えばただのキスシーンでもセックスを連想させるような濃厚なキスを撮ればいいのに、この映画の唯一の少年少女のからみは、幼稚園生が建物の裏で隠れてキスするような、あまりにもメルヘンチックなキスで、散々衝撃的なシーンを出してきたこの映画には不釣り合いでした。また園子温監督がインタビューで 「大人同士の愛であればラブシーンは必要かもしれないけれど、今回の映画でそれは必要ないと思ったし、なくても成立するという確信がありました」と言っているのには驚かされました。さてはおやじ、初体験遅かったなぁあ。最近の中学、高校生が見たら、「おっさん、15歳をなめんなよ。オレたちなんてもうとっくにあんなことやこんなこと経験済みだぜぃ」と反論されることでしょう。

園子温監督の映画を見ていると、園子温監督はしつこく、ねばねばした性格であることが分かります。しつこい、といえばブラジル人も相当しつこく、なにか気に入った言葉や笑いのネタがあればそれこそ半年ぐらい毎日それを口にするぐらいの尋常じゃない性格をしています。この映画のラストシーンで、景子は祐一に向かって、また祐一も自分自身に向かって走りながら「頑張れぇぇぇ」と10回以上言いますが、あれも普通の日本人監督なら2,3回が限度でしょう。しかし園子温監督はこれでもかというぐらいあの言葉を繰り返します。そしてあのシーンこそが染谷将太と二階堂ふみをベネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞に導いたと僕は信じています。外国人にはあのしつこさが逆にいいのです。あのシーンを見る限りでは、園子温監督の前世はブラジル人にまず間違いないでしょう。

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