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トーク・トゥ・ミーは売れるホラー映画!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

そこそこ怖いし、エンタメ度が非常に高い、これは売れるわっていうホラー映画。最近、面倒臭いホラーが多い中、シンプルでストレートなアプローチをしている好感が持てる作品です。60点

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トーク・トゥ・ミーのあらすじ

数年前母親を亡くした17歳のミアは、友人グループとホームパーティーを楽しんでいた。そこにはある友人が手の剥製を持ち込んでいた。その手を握って「トーク・トゥ・ミー(私と話して)」と唱えると、あの世から霊が降りてきて、剥製の手を握った人の身体に憑依するのだ。それを高校生たちはゲーム感覚でやり、動画に撮ってSNSにアップして楽しんでいた。

しかし霊に憑依させるのは90秒が限界とされていた。それ以上経つと、霊が身体に残ってしまうというのだ。しかしミアに憑依した霊は強力すぎてあろうことかそのルールを破ってしまう。

別の日、ミアたちはまたパーティーを開き、同じ遊びをした。今度はミアの親友のジェイドの家で友人たちを集めた。ジェイドの弟ライリーが自分もゲームとやりたいと言い出し、姉は反対したがミアがそれを後押しする。

いざライリーが剥製の手を握ると、彼の身体にはミアの母親が憑依した。ミアは自分の母親と久々に話せたことで夢中になり、時間を忘れてしまう。しかしそのせいでライリーは正気を失い机に自分の顔を打ち付け大けがを負ってしまうのだった。

>>トーク・トゥ・ミーのあらすじを最初からラストまで徹底紹介

トーク・トゥ・ミーのキャスト

  • ソフィー・ワイルド
  • アレキサンドラ・ジェンセン
  • ジョー・バード
  • オーティス・ドゥカンジ
  • ミランダ・オット
  • ゾーイ・テラケス

トーク・トゥ・ミーの感想と評価

ダニー・フィリッポウとマイケル・フィリッポウ監督によるオーストラリア産恐怖映画。高校生たちが繰り広げるオーストラリア版コックリさん的な分かりやすい憑依ホラーで、演技、演出、ストーリー、オチのバランスが取れている、いかにも売れそうなエンタメ作品です。

色々と突っ込みどころはあるものの、斬新なアイデアと従来の降霊術を上手くミックスしていて、古すぎずかつ新しすぎない絶妙な路線を行っているのがいいです。どこかで見たこと聞いたことある話なのに新鮮さを感じさせる要素があるので幅広い層に受けるホラーじゃないでしょうか。

上映時間が95分と短く、テンポもいいです。最初の3分でいきなり怖いシーンがあるため視聴者を物語に引き込むのにも時間をかけません。そこからほぼノンストップで気持ち悪さとグロさをサスペンス要素を投入してくるため、飽きることなく一気に見れました。

なにより最大のアイデアは剥製の手を握ると霊が降りてくる、という設定ですね。このアイデアが思いついた時点で勝負ありという感じがします。「呪い襲い殺す」など、これ系の映画はこれまでもありましたが、手をつなぐことでよりあの世とこの世がリンクする感じが分かりやすく表現されていましたね。

そもそもあの剥製の手は一体どこから来たんだよ、とか90秒以上ゲームを続けたらなんで身体を霊に乗っ取られるんだよ、とか疑問を持ちだしたら元も子もない話なんだけど、そこだけ目をつぶればまあまあ付き合える話にはなっています。

出演者たちの演技もいいですよね。ホラー映画ってやっぱり見たことのない知らない俳優が出てることが結構重要で、無名俳優がいかにいい仕事をしてくれるかどうかにかかっているところもあります。有名俳優が出てたり、同じ俳優が別のホラーに出てたりしたら、「あれ、こいつ別のホラー映画にも出てたよね、あのときも死んでたのに、ここでも死ぬかよ」ってなると、もう怖くなくなっちゃうもんね。

途中ちょっとやりすぎ感や殺しまくり感は出てしまうけれど、無駄に引き延ばさず、説明しすぎずにオチに直行するような構成も好感が持てたし、オチはいうことないでしょ。そこそこ面白かったので今回はオチについては書くのをやめておきますね。それにしてもあれ何語を喋ってたのかなあ。分かる人いたら教えてください。

決して深い映画じゃないし、変に思わせぶりなシーンや隠喩、比喩を多用するわけでもないので見たまんまを素直に受け止めていいタイプのホラーといえるんじゃないでしょうか。最近では珍しいタイプかも。

もともとダニーとマイケル・フィリッポウ監督の兄弟は有名なユーチューバーだということも面白いですね。自身のチャンネルでは結構しょうもないコメディー動画を量産していますが、再生数はめちゃくちゃ回っています。

そんでもってここからマジな映画を撮って、デビュー作で世界で劇場公開されるまでになるってとんでもないサクセスストーリーですね。自主制作ならまだしも映画業界では全く無名の二人に制作会社が賭けてくれるっていうのも日本じゃありえない話ですよね。

低予算だけど、安っぽく見えないし、ユーチューバーとしても大成功し、映画監督としてもいきなりこれだけのクオリティーものを作れるって将来が楽しみです。

コメント

  1. 雪だるま より:

    はじめまして。
    エンドクレジットでMan in Greece と出ていたので、ギリシャ語かなと思います。

  2. ちー より:

    ドラッグでも酒でもなく、今の子は霊でトリップするのねーというアイデア勝ちの作品でしたね。
    ストーリーは特に目新しさは感じませんでしたが、確かに下手に奇をてらわない良さってありますね。
    時間も長くなく、そこそこ怖くて楽しめました。
    監督はYouTube出身なんですね!すごいなあ。