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ブルーバレンタインはせつない失恋ドラマ!感想とネタバレ

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この記事は 約3 分で読めます。

サンダンスやカンヌ映画祭に出品された質の高い恋愛映画。仲が冷めきった男女の微妙な状況を実力ある俳優たちが文句なしに演じていて見ごたえ十分です。66点(100万点)

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ブルーバレンタインのあらすじ

結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。

シネマトゥデイより

ブルーバレンタインのキャスト

  • ライアン・ゴズリング
  • ミシェル・ウィリアムズ
  • フェイス・ワディッカ
  • マイク・ヴォーゲル

ブルーバレンタインの感想と評価

光をくれた人」、「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」などで知られるデレク・シアンフランス監督による失恋ドラマ。

久しぶりにまともに見られるラブストーリーに出会えたという感じがしました。女目線で見たらどう映るのか男の自分には分かりませんが、男目線で見るととんでもなくせつない映画です。

大恋愛の真っ最中に恋人が他の男と寝て妊娠する。それだけでもかなりふざけんな、という状況なのに、主人公のディーンはその男にボコボコにされてまでシンディのことを全て受け入れて結婚します。

ところが数年後、奥さんはディーンにぽろっと一言、「なんでなにか(他の仕事を)やろうとしないの?」などと聞くのです。

てめえの全てを許して、受け入れて、他の男の子供にまで愛情を捧げてきたというのに奥さんはディーンのありのままを受け入れていないという不公平さ。

そして飼い犬が死んで沈みきった空気を取り戻そうと、二人の気まずい雰囲気をなんとかしようとディーンは子供を置いてホテルに行くことを提案します。

ホテルに行く途中シンディがスーパーに寄ると、学生時代に妊娠させられた、かつて自分の夫をぼこぼこにしたあの男とばったり出くわします。

そしてあろうことかシンディは車の中で、「今さっき誰に会ったと思う?」などといった軽いノリで男とばったり会って言葉を交わしたことを夫に喋ってしまうのです。この無神経さ。

それでも大人のディーンは気分を取り直し、ホテルで精一杯妻を楽しませようと、ラブラブだったときに聞いていた曲なんかを流して、愛し合おうとしますが、シンディは常にふてくされ、愛し合うときもやればいいんでしょ的な態度で臨んできます。この理不尽さ。

結論をいうと、ディーンはもっと早くあのアバズレから完全に手を引くべきでした。彼が不幸なのは、中絶手術前のクリニックでのシンディと看護婦の次の会話を聞かなかったことです。
「初体験は?」
「13才」
「今まで体験した男の数は?」
「うーん、どうだろう。多分、20か25人ぐらい」

あの状況で多くサバを読む人間などいないのでおそらく実際は50人を超えてるでしょう。

学生時代で50本っていったらメジャーリーガー級だよ。あの会話さえ聞いていれば、こりゃあ俺の手に負えないわってさすがのディーンも諦めたことでしょう。メジャーリーガーなんかに到底常識で太刀打ちできるわけないんだから。

コメント

  1. Yoshitsune より:

    おおっ! 60点を超えましたね。これは要チェックです。
    ライアン・ゴズリングという人はあまり印象に残っていないのですが、ミシェル・ウィリアムズの演技を見るのが楽しみです。

  2. eigaotoko より:

    Yoshitsuneさん
    コメントありがとうございます。ライアン・ゴズリングも悪くないんですが、ミシェル・ウィリアムズの演技はなかなかのものでした。男目線で見てると本当にあのふてくされ方とかにむかついてきますからね。演技が上手いなによりの証拠です。

  3. なお より:

    はじめまして。
    ブルーバレンタイン観賞後、他の人の感想が知りたくて検索していてたどり着きました。
    男性目線のコメント、参考になります!確かにそうですね。
    向上心がなくても子供と遊ぶのが上手な素敵なダンナさん、もっと評価されていいと思います!

  4. eigaotoko より:

    なおさん
    コメントありがとうございます。逆に女性の感想も知りたいです。女性からすると、シンディの行動は理解できるのでしょうか。

  5. ミロ より:

    後れ馳せながら観てきまして、偶然たどり着きました。私は女ですが、ディーン派なので参考にならなくてすみません。別れた彼がシンディと一部重なりました。子どもが居るのに自分を抑えられなかったシンディ。でも、ラブホまで来たし、指輪一緒に探したり、、、、見終わったあと彼女の気持ち、少し受け止めることができました。

  6. eigaotoko より:

    ミロさん
    コメントありがとうございました。ディーンに対して同情しましたか? やっぱり女性から見てもシンディは不可解なのでしょうか。それともシンディは女性というより、アメリカ的女なのかもしれませんね。

  7. BLUE より:

    先程レンタルでなんとなく気になり鑑賞しました。
    旦那様のラストは切ないものありましたが、、シンディー目線で見るとなんとなく気持ちわからなくもない感じしました。
    旦那が自分に精神面だけでなく経済面でも依存しがちで、何と言ってもかつて愛した人が怠惰な生活を送っていて輝いてないことが女性としては気持ち離れる一番の原因な気がします。
    まだ若いだけにその思いは仕方ないかと、、
    少しでも愛せるようにそれを言葉を選びながら遠回しに伝えても機嫌が悪くなってしまう。
    犬が死んでシンディーが泣いてディーンに伝えた時に言った言葉が、だから鍵を締めておけと言ったろ。これも残念な要素の一つな気がします。ここは黙って優しく抱きしめるとかじゃないかと?反対にシンディーはディーンが泣いた時に気遣って抱きしめていたし。
    あとはラブホテルで言った子供を作ろうの言葉も、彼女が妊娠したら仕事できないじゃん?と少し無責任なセリフに思ったし、、後々回想シーンでわかった事実ですが、娘と父親の血が繋がってないことを考えるとシンディーにしてみたら娘のことを考えるとそれも微妙なのでは?と思ったりしました。
    ディーンの気持ちも切なく同情しましたが、今回はシンディー目線での感想を書いてみました。

  8. eigaotoko より:

    BLUEさん
    コメントありがとうございます。やっぱり女性目線で見ると、随分違った見方ができるみたいですね。男には男の女には女の言い分があるからややこしいんですねえ。

  9. 通りすがり より:

    「ゴーンガール」や今作「ブルー・バレンタイン」をもって、「結婚したくなくなる系」といううジャンルは完成したのではないかと?